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365日からふるに子育て!第67回 ~梅雨バテ・夏バテ知らず!美味しく食べて元気になる食生活のヒント~

「次世代へ健やかな未来をつなぐ」
ウェルサポの管理栄養士 西田です。

じめじめとした気候の梅雨や、梅雨が明けたあとのうだるような暑い夏は、1年の中でも特に体調を崩しやすい時期です。「なんとなく元気がないな」「食べる量が減ったな」など、子どもの様子がいつもと違うなと感じたことはありませんか?

梅雨や夏特有の気候の影響から体の調子が優れなくなることを「梅雨バテ」や「夏バテ」といい、おとなも同様に、体のだるさや食欲減退など不調を感じることが多くなります。

今回は、梅雨バテ・夏バテから体を守り、家族みんなが元気に夏を乗り切るための食生活のヒントをご紹介します。

梅雨バテ・夏バテになりやすい理由

1. 気圧や気温、湿度による影響

梅雨から夏にかけての時期は気圧の変化が大きく、体の調節をおこなう自律神経がバランスを崩れやすくなり、体のだるさや眠気を感じるようになります。また、夏は湿度が高くなることから、汗が蒸発しにくく体に熱がこもりやすくなります。

特に子どもは大人と比べて汗腺が発達していないので、体温の調節がうまくできず気温の変化に体が対応しきれません。高温多湿の影響を受けやすいため、注意して見守りましょう。

2.偏った食事による影響

好き嫌いが多かったり、お菓子やジュースを摂り過ぎていることはありませんか?栄養のバランスが偏ると、疲れやすさや食欲減退など梅雨バテや夏バテの症状が出やすくなります。免疫力も落ちやすくなるので、心当たりがあるときは食生活を見直してみましょう。

2.梅雨バテ・夏バテ予防の食生活4つのポイント

梅雨や夏の時期を元気に過ごすためには、食生活を整えることが大切です。以下のポイントを振り返り、梅雨バテ・夏バテ知らずの体を目指しましょう。

1. こまめな水分補給

・朝起きたとき、外に行く前、遊んでいる最中、外から帰ってきたとき、お風呂の前後、寝る前など、タイミングを決めて水分補給を促しましょう。
水や麦茶などが水分補給には適しています。
・ジュースは糖分が多いので控えめにしましょう。

2. バランスの取れた食事

・好き嫌いをなくし、色々な食材を食べるように促しましょう。
・魚・肉・卵・豆腐などのタンパク質、野菜・果物に多いビタミン・ミネラルを意識して摂取しましょう。
・旬の野菜や果物を積極的に取り入れましょう。

3. 体を冷やしすぎない

・冷たいものばかり摂ると、体が冷えてしまいます。
温かいスープや飲み物も適度に取り入れましょう。
・寝るときは、お腹を冷やさない工夫をしましょう。

4. 一緒に楽しく食べる

・誰かと一緒に食事をすることで食欲がわいてきます。
一緒に料理をしたり、食卓を囲んで会話を楽しむことは食育にも効果的です。
1日3回の食事を毎日規則正しくとりましょう。

3.夏におすすめのレシピ

子どもが好きなカレーに、夏野菜をたっぷり加えてみませんか。一皿で必要な栄養がたくさん摂れます。いつものレトルトカレーでも、夏野菜に火を加えるひと手間をかけると、愛情たっぷりのカレーができあがります。

~夏野菜たっぷりカレー~

【材料】(2人分)
・手作りまたはレトルトのカレー
・夏野菜(かぼちゃ、トマト、パプリカ、ズッキーニ、オクラ、とうもろこしなど)

【作り方】

  1. 夏野菜に火を通します(フライパンで焼く、揚げる、電子レンジで加熱する)
  2. 準備したカレーに盛ります

4.最後に

梅雨や夏の時期は、食欲が落ちたり体のだるさを感じやすくなります。暑い日には冷たい物を摂る機会が増えたり、栄養のバランスも偏りがちです。

そんな時期だからこそ、旬の食材を積極的に取り入れるなど食生活を整えて、子どもたちの健康をサポートしていきましょう!


<ウェルサポについて>

臨床経験豊富なフレンドナース(かかりつけナース)が、利用者自身の身心の相談はもちろん、子育てや介護、ご家族の健康に寄り添ったオンラインのチャット相談を行っています。他にも、オフラインで行う定期訪問サポートやアテンドサポートなど行っています。
社会福祉士、健康運動指導士、助産師、管理栄養士などの専門家や他サービスとも連携して、利用者とそのご家族の「自分らしい健やかな暮らし」をサポートしています。

一般財団法人ウェルネスサポートLab(ウェルサポ)情報

webページ : https://www.wellsuppo.or.jp
メールアドレス:info@wellsuppo.or.jp  
電話番号:092-231-9762

 

〇ライター紹介

西田美穂(にしだみほ)

管理栄養士歴25年。
「若いうちから食事や栄養に関心を持てばよかった」「病気になる前の食事に気を配ればよかった」など食生活への後悔の声を多く聞く機会が多く、もっと食生活や栄養に関心をもってもらいたいとウェルサポの管理栄養士として活動中。
最近の好きなことは「ちょっとだけ幸せごはん」と題して、自分や誰かが幸せになった食エピソードを聞くこと。
プライベートでは高校生2人のママ。

ライター紹介

一般財団法人ウェルネスサポートLab 

ウェルサポ

臨床経験豊富な看護師がフレンドナース(かかりつけナース)となり、自身の身心の相談はもちろん、子育てや介護、ご家族の健康に寄り添ったオンラインのチャット相談を通して、「不安不調期から取り組む健やかな暮らし」のサポートを行う専門家チーム。

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