365日からふるに子育て!第38回~夜間・休日に子どもが急病になった時の対処法~
「次世代へ健やかな未来をつなぐ」
ウェルサポの助産師、古賀です。
昨年後半から全国的に様々な感染症が流行り、連日ニュースで取り上げられましたが、いつも以上に小児科を受診する機会が多かったというお子さんもいらっしゃったのではないでしょうか。我が家も新年早々、それも夜中に生後2ヶ月の子どもが発熱し、夜間救急を受診しました。子どものこととなると、「この対処法でいい?」「どのタイミングで受診したらいい?」など悩みますよね。平日であればすぐにかかりつけの病院に相談できますが、夜間や休日など、かかりつけの病院がお休みの時には不安になるパパやママも多いと思います。
今回は、子どもの急病時の受診の目安について、また夜間や休日の急病時に活用できるサービスについてご紹介したいと思います。
1.早めに受診した方がよい症状とは?
子どものころは免疫力も低く、様々な不調症状や感染を引き起こすことがあります。その中でも、早めの受診をおすすめしたい状態を症状別にまとめてみました。
《発熱》
- 生後3ヶ月未満で38度以上の熱
- ぐったりしている
- 脱水症状(水分が摂れない、皮膚や唇が乾燥している、おしっこの量・回数が少ない等)
- 痙攣
《咳》
- 咳がひどく、呼吸が苦しそうな時
- 咳がひどく、眠れない
《腹痛》
- 顔色が悪く、痛がりかたが尋常ではない
- 痛みが治まったり激しく痛がったりを繰り返す
- 血便や血尿が出る
- 激しくお腹を打った
《嘔吐、下痢》
- ぐったりしている
- 脱水症状(水分が摂れない、皮膚や唇が乾燥している、おしっこの量・回数が少ない等)
- 吐いたものや便に血液が混ざっている
2.夜間・休日の急な病気やケガに困った場合の対処法
夜間・休日の急な病気やケガに困った場合、以下に相談・検索することができます
♯8000(こども医療でんわ相談事業)
夜間、休日のこどもの症状にどのように対処したらよいか、病院を受診した方がよいかなど、判断に困った時に、小児科医師・看護師に電話で直接相談することができます。全国統一の短縮番号♯8000をプッシュすると、居住地の都道府県の相談窓口に自動転送されます。
※各都道府県によって実施時間が異なるため、実施状況を確認してください。
※参考:厚生労働省 上手な医療のかかり方 https://kakarikata.mhlw.go.jp
ウェブサイトこどもの救急
症状別にチェック項目があり、お子さんの症状をチェックすることで、すぐに病院を受診するべきか、様子をみても大丈夫か判断の助けになります。パソコン、スマートフォンですぐに調べることができます。
広域災害・救急医療情報システム検索
近くの医療機関を探したい場合、各都道府県の自治体が公開している医療情報を調べることができます。
3.最後に
子どもの体調が悪い時は「日中診療時間内にかかりつけの病院を受診する」というのが原則ですが、夜間や休日にお子さんが急に熱を出したりケガをしたりして、不安な思いをされたパパやママは多いと思います。私もその一人です。不安な時、迷った時に相談できる場所があるのはとても心強いですし、安心して落ち着いて対応することができると思います。いざという時に備えて、ぜひ一度チェックしてみてください。
<ウェルサポについて>
臨床経験豊富なフレンドナース(かかりつけナース)が、利用者自身の身心の相談はもちろん、子育てや介護、ご家族の健康に寄り添ったオンラインのチャット相談を行っています。他にも、オフラインで行う定期訪問サポートやアテンドサポートなど行っています。社会福祉士、健康運動指導士、助産師、管理栄養士などの専門家や他サービスとも連携して、利用者とそのご家族の「自分らしい健やかな暮らし」をサポートしています。
一般財団法人ウェルネスサポートLab(ウェルサポ)情報
webページ : https://www.wellsuppo.or.jp
メールアドレス:info@wellsuppo.or.jp
電話番号:092-231-9762
〇ライター紹介
古賀 晃子(こが てるこ)
助産師歴17年。
総合病院・クリニックの産科病棟で13年勤務。500名以上の赤ちゃんの誕生に立ち会う。結婚を機に退職し、現在はフリーランスとして活動中。
長女出産時の約30時間半で出産(長すぎて、入院から出産までにクリニックの助産師さん全員にお世話になりました)という壮絶なマタニティ体験と日々の子育ての中で、助産師という仕事がさらに大好きになりました。
プライベートでは、5歳、2歳、0歳の3児のママ。
現在の楽しみは、子どもが寝た後の一人時間。