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2024.06.12
#お知らせ

365日からふるに子育て!第43回~親子でスキンシップ!おうち時間を楽しもう~

「次世代へ健やかな未来をつなぐ」
ウェルサポの助産師、古賀です。
6月になり、本格的に梅雨のシーズンがやってきましたね。「雨の日、何をして過ごそうかな」「雨の日のお出かけは大変だし面倒」「小さい子を連れていける場所って意外と少ない」など、小さなお子さんがいらっしゃるご家庭では、“あるある”な話題だと思います。そんな困った時は、親子ふれ合いタイムにしてみませんか?

1.スキンシップにはどんないいことがあるの?

スキンシップが子どもにどんな影響があるの?と思う方もいらっしゃるかもしれません。
一つは、子どもの肌を刺激することで皮膚の感覚が活性化し、体・心・脳の成長を促すことにつながると言われています。

もう一つは「オキシトシン」が分泌されるということです。
オキシトシンは愛情ホルモンと呼ばれる情緒を司るホルモンで、感情のコントロールにも影響を与えます。オキシトシンが分泌されることで幸せな気持ちや安心感が生まれ、「情緒が安定する」「他者を信頼する」「良好な人間関係を築くことができる」「心が満たされることで自立につながる」などといった効果があります。脳が最も発達する生後1年の間にオキシトシンの影響を十分に受けることで、オキシトシンを分泌しやすい脳になり、その効果は一生続くと言われています。親と子の双方からオキシトシンが分泌することで、親子間の信頼関係やきずながより一層深まるのです。

その他にも、スキンシップをたくさんうけた子どもには、「愛情深く、優しい」「ストレスに強い」「社会性が高い」「IQが高い」「協調性がある」等の傾向があるとのことです。現代社会を自分らしく生き抜くために必要な要素ですね。

2.効果的なスキンシップとは?

オキシトシンはスキンシップを始めて約10~15分で分泌し始めると言われています。ベビーマッサージ、抱っこやおんぶ、手をつなぐ、頭をなでる、肩車をする、膝に座らせて絵本を読む、お風呂上りに保湿剤を塗る、歯磨き、添い寝…などスキンシップの機会は特別に時間をつくることなく日常の中にたくさんありますし、様々なスキンシップを組み合わせることで、スキンシップの時間を増やすことができますので、無理のない範囲で取り入れてみましょう。

日常生活の中のスキンシップに加え、昔から歌い継がれてきた「わらべうた」はスキンシップ遊びにおすすめです。子どもにとっても耳なじみが良く、自然に口ずさみやすい音で構成されているだけでなく、季節や気持ちを歌や動きで表現しており、スキンシップ遊びの代表として、子育て支援センター、保育園、幼稚園など様々な場で取り入れられています。

ここからはおすすめの「わらべうた」を成長に合わせていくつかご紹介します。

乳児期

わらべうたにあわせて、全身を大きくなでる、手や頭を小さく触るなどの動作を繰り返したり、目で見て楽しめるようなわらべうたがおすすめです。

  • いっぽんばしこちょこちょ
  • ちょちちょちあわわ
  • いちりにり
  • ぎっこんばったん
  • ここはとうちゃんにんどころ

幼児期

まねっこ遊び、数遊び、リズム遊び、ルールのある遊びなどが盛り込まれた、様々なわらべうたを楽しむことができます。体力がつき行動範囲も広がるので、全身を使ってダイナミックに遊ぶのもおすすめです。 

  • おてらのおしょうさん
  • あるぷすいちまんじゃく
  • ずいずいずっころばし
  • かごめかごめ
  • だるまさんがころんだ

3.最後に

子どもにとって、お父さんやお母さんとふれあう時間は何よりも楽しく幸せな時間です。心地よい雰囲気のなかでふれあうことで、心が満たされ、心身の発育にとても良い影響を与えます。ぜひ生活の中に様々なスキンシップを取り入れて、親も子もハッピーな時間を過ごしましょう!

<ウェルサポについて>

臨床経験豊富なフレンドナース(かかりつけナース)が、利用者自身の身心の相談はもちろん、子育てや介護、ご家族の健康に寄り添ったオンラインのチャット相談を行っています。他にも、オフラインで行う定期訪問サポートやアテンドサポートなど行っています。社会福祉士、健康運動指導士、助産師、管理栄養士などの専門家や他サービスとも連携して、利用者とそのご家族の「自分らしい健やかな暮らし」をサポートしています。

一般財団法人ウェルネスサポートLab(ウェルサポ)情報

webページ : https://www.wellsuppo.or.jp
メールアドレス:info@wellsuppo.or.jp  
電話番号:092-231-9762 

〇ライター紹介

古賀 晃子(こが てるこ)
助産師歴17年。

総合病院・クリニックの産科病棟で13年勤務。500名以上の赤ちゃんの誕生に立ち会う。結婚を機に退職し、現在はフリーランスとして活動中。長女出産時の約30時間半で出産(長すぎて、入院から出産までにクリニックの助産師さん全員にお世話になりました)という壮絶なマタニティ体験と日々の子育ての中で、助産師という仕事がさらに大好きになりました。

プライベートでは、5歳、2歳、0歳の3児のママ。現在の楽しみは、子どもが寝た後の一人時間。

ライター紹介

一般財団法人ウェルネスサポートLab 

ウェルサポ

臨床経験豊富な看護師がフレンドナース(かかりつけナース)となり、自身の身心の相談はもちろん、子育てや介護、ご家族の健康に寄り添ったオンラインのチャット相談を通して、「不安不調期から取り組む健やかな暮らし」のサポートを行う専門家チーム。

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