【年齢別】子ども用レインコートや傘の選び方と嫌がる時の対処法
雨の日の登園やお出かけに欠かせない傘やレインコートですが、年齢によって傘を上手にさせない場合もあり、ずぶ濡れになってしまう場合もありますよね。そこで今回は、子どもの年齢にあわせた雨具を調査してみました。体験談も交えつつ、レインコートや傘などの選び方、子どもが嫌がるときの対処法などをご紹介します。
【年齢別】おすすめ雨対策グッズ。傘デビューはいつから?
子どもの雨具と言ってもいろいろな種類があります。我が子にあうのはどのようなタイプの雨具でしょう。おすすめしたい雨対策グッズを年齢別にご紹介します。
【0歳~1歳】レインポンチョ
ねんねの時期や歩き始めた時期にはレインポンチョがおすすめです。頭からかぶせるだけなので簡単に着脱でき、忙しいときでも手間取りません。通気性がよく、着たあとも動きやすいのが特徴です。レインコートをはじめて着るならポンチョタイプを選ぶとよいでしょう。
ただし、レインポンチョは丈が比較的短く、手を上にあげると濡れやすいデメリットもあります。自分で歩きたがるようになったらズボンと併用、傘を持つようになったらレインポンチョは卒業など、成長にあわせて使いましょう。
【1歳~】レインコート
雨が降っている道でもしっかり歩けるようになったら、袖がついているレインコートが便利です。ママやパパと手を繋いでも手や腕が濡れにくく、全身をしっかり雨水から守ってくれます。雨の日は視界が悪くなるため、フードの先の部分は透明なデザインの方が、子どもも嫌がりません。風が吹いても飛ばされないよう、フード全体をキュッと締められるタイプもおすすめです。
リュック対応タイプなら、子どもがリュックを背負ったままでもレインコートを着られます。夕方や夜に外に出る可能性があるなら、反射材があるとより安全です。レインコートを着る状況を具体的にイメージし、どんな機能が必要かを決めてから選びたいですね。
【3・4歳~】傘
手軽に雨を防げる傘は、小さな子どもにとっては使うのが難しい雨具です。力が弱く持てない場合もありますし、少し風が吹いただけであおられてしまう場合もあるでしょう。
実際に、子どもが2歳の頃にママやパパの傘を持ちたがったので、子ども用の傘を購入してみたけれど、傘をまっすぐ上にさすこと、さしたまま歩くことが難しいようでまったく使えず……ということもあります。
傘をさしたまま前を見て歩けるようになるには、3歳〜4歳ごろでしょう。3歳から使えるサイズの傘を店頭では見かけますが、大人のように使えるかどうかは子どもによって異なります。
・体力的に持ち続けられるか
・ふざけないで持っていられるか
などのポイントを踏まえ、購入を検討してみましょう。
傘をしっかり扱えるなら、外の様子が見えるよう傘の一部、または全体が透明になっているタイプがおすすめです。乱暴に扱うと壊れる可能性もあるので、子ども自身が大切に扱ってくれるよう子どもの好みにあった傘を選ぶのもよいですね。
年齢・身長別にあった傘の選び方
傘を選ぶ時、売り場では「3歳用」などの表記があれば目安になりますが、以下を覚えておくと子どもの成長に合わせてサイズを選ぶことができます。
「傘の親骨の長さ」×2=子どもの身長(cm)
例えば、45cmの傘は2倍して90cmとなり、だいたい身長90cmぐらいの子ども(3歳ごろ)に合う傘、となります。商品によって使い勝手も異なりますので、ぜひ売り場で試してみる時の参考にしてみてください。
レインコートや傘を嫌がるときはどうする?
子どもがレインコートや傘を嫌がるとき、どうすれば子どもも納得して雨具を使ってくれるのでしょう。
シールを貼る
ペタっと貼るだけで特別感が出るシールは、子どもも大好きなアイテム。
レインコートを嫌がるときは「好きなシールを貼って、おしゃれにしてから着よう」と促すと、シール選びで機嫌を直して、レインコートを着てくれるようになります。
たくさん貼ると剥がすのも大変ですが、2〜3枚ならそんなに手間でもありません。
「濡れないように」と言いながらレインコートの内側に貼ると、雨に濡れず、はがれにくいです。
「風邪ひいちゃうよ」などと話して、子どもに納得してもらいレインコート着てもらうのが一番ですが、それだけでは難しい場合はシールを試してみてはいかがでしょうか。
(シールを貼って作るオリジナルビニール傘制作についての記事も掲載していますので、ぜひご覧ください!)
ぬいぐるみもいっしょに雨対策
おもちゃの抱っこ紐でぬいぐるみをくくりつけ、その上からレインコートを着せると子どもが大喜びしてくれます。
登園前の忙しいときにレインコートを拒否されたため、思い切ってとった緊急策が功を奏した形です。園の中に私物はもちこめないため園の玄関先でぬいぐるみはママが回収する必要がありますが、一緒に雨の中を歩けたことが子どもとしては嬉しかったようです。
レインコートなどを嫌がるときでも、+αの特別感があると比較的喜んで着てくれることが多くなります。すべてのご家庭に当てはまるわけではありませんが、少しでも子どもがわくわくするような工夫を考えてみるのも楽しそうですね。
まとめ
レインコートや傘は雨の日にしか出番がありませんが、ないと困る必需品です。子どもの年齢や成長によって使いやすさは異なるので、我が子にあったタイプを選びましょう。
子どもが喜んで使ってくれるような雨具なら、雨の日が待ち遠しくなるかもしれません。安全面も考慮しながら子どもといっしょに選んでみてはいかがでしょうか。
上田美里
一男一女を育てる30代フリーライター。
子どもを振り回し、振り回されながら、楽しい&心地よい暮らしを目指し奮闘中。