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365日からふるに子育て!第25回~「秋バテ」って知っていますか?~

「次世代へ健やかな未来をつなぐ」

ウェルサポのフレンドナース、古舘です。

9月になり暑さがやわらいで秋の気配を感じるようになりました。過ごしやすい季節で大好きな秋ですが「カラダがだるい」「やる気がでない」「食欲がない」などの夏バテに似た症状を感じる方がいらっしゃるようです。そんな方は「秋バテ」かもしれません。

今回は夏バテと秋バテの違い、その予防についてお話します。

1.  「秋バテ」って何?夏バテとの違いは?

夏バテは、「カラダがだるい」「食欲がない」「寝不足」「疲れやすい」など夏の暑さによる体調不良の総称です。私たちのカラダは、自律神経の働きによって暑さを感じると汗をかき熱を放散し体温を一定に保ちます。夏バテは、暑さでフル稼働した自律神経が疲弊して働きが乱れてしまうことが原因のひとつと言われています。一方秋バテの原因は、夏バテの体調不良が長引きストレスになり、そのストレスによって自律神経が乱れ、一気に疲れがでて疲労感やだるさがとれず体調を崩すのが秋バテです。

「秋バテ」の症状がないかチェックしてみましょう。

🔲体がだるい・疲れやすい

🔲朝スッキリ起きられない

🔲1日中眠い

🔲食欲がない

🔲胸やけ・胃もたれ

🔲肩こり・頭痛

🔲めまい・立ちくらみ

🔲やる気が起こらない

🔲顔色がくすむ

3個以上当てはまる方は「秋バテ」の可能性があります。

2. 「秋バテ」の原因は何?

「秋バテ」はいろいろな原因によって起こります。

① 猛暑疲れ

夏の猛暑でフル稼働した自律神経は疲弊しています。

② 気温の変化

季節の変わり目は朝晩と日中、室内外で気温差が激しくなります。気温差が大きいほど自律神経が乱れやすくなります。

③ 気圧の変化

長雨や台風の影響で気圧の変動が大きくなりやすいです。

④ 真夏と同様の生活習慣

夏は暑さから、冷たい飲み物や食べやすいあっさりとした食事を取る傾向があります。冷たいものを摂取して内臓が冷え、胃腸の機能が乱れ消化機能の低下を招き胃もたれや胸やけなどの不調がでてきます。

⑤ 栄養バランスの乱れ

夏の暑さからの疲れ、睡眠不足などから食欲が低下し、バランス良い食事ができなくなります。栄養のバランスが乱れると、免疫力の低下・自律神経の乱れなどを引き起こし不調の原因となります。

⑥ 水分不足

夏の暑さが和らぎ、気温が下がってくると徐々に汗をかきにくくなります。喉も乾きにくくなるため、水分不足になりがちです。水分不足は代謝の低下を招き、疲労が溜まりやすくなります。

3.「秋バテ」しないカラダづくり

「秋バテ」しないためには自己免疫力を上げることが大切です。そのために日常生活の中で取り組めるものをご紹介します。

① 湯船に浸かる

体が冷えると秋バテの症状が出てきます。就寝する1〜2時間前くらいにゆっくり湯船に浸かりましょう。38〜40℃の温度で15分くらいかけて体の芯まで温めることが大切です。

② 睡眠を十分にとる

睡眠をしっかり取ることにより、疲労回復効果は上がります。なるべく午後10時〜午前2時までの間は熟睡できるようにしましょう。

③ 適度に運動する

毎日20〜30分程度のウォーキングやストレッチなどは、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンが分泌されます。セロトニンが分泌されると自律神経が整い、質の良い睡眠につながります。

④ 温かい料理を食べる

夏の間は冷たい飲み物や食事で胃腸や体が冷えている状態です。さらにクーラーなど冷房で体の外からも冷えている状況なので、飲み物も常温や温かい物を飲みましょう。ビタミンを補うために、野菜スープや生姜やネギなどを使った料理を積極的に食べると効果的です。

5. さいごに

一年のうちで最も過ごしやすいと言われている秋。気持ちの良い「秋」を満喫するためにも夏の猛暑で乱れた生活習慣を見直して、自律神経を整えたいものです。「食欲の秋」「読書の秋」「スポーツの秋」たくさんの秋を家族で楽しみたいですね。

<ウェルサポについて>

臨床経験豊富なフレンドナース(かかりつけナース)が、利用者自身の身心の相談はもちろん、子育てや介護、ご家族の健康に寄り添ったオンラインのチャット相談を行っています。他にも、オフラインで行う定期訪問サポートやアテンドサポートなど行っています。社会福祉士、健康運動指導士、助産師、管理栄養士などの専門家や他サービスとも連携して、利用者とそのご家族の「自分らしい健やかな暮らし」をサポートしています。

一般財団法人ウェルネスサポートLab(ウェルサポ)情報

webページ : https://www.wellsuppo.or.jp
メールアドレス:info@wellsuppo.or.jp  
電話番号:092-231-9762 

〇ライター紹介

古舘美妃(ふるたちみき)

ナース歴24年。福岡赤十字病院に21年在籍。緩和ケア認定看護師。現在ウェルサポでフレンドナースとして活動中。プライベートでは小4女の子のママ。

<フレンドナースになったきっかけ/喜びを感じること>

地域でのびのび活動したかった。地域の皆さんと世間話ができること。

<得意なこと>

人の話を聞くこと、間違い探し

<苦手なこと>

機械操作

ライター紹介

一般財団法人ウェルネスサポートLab 

ウェルサポ

臨床経験豊富な看護師がフレンドナース(かかりつけナース)となり、自身の身心の相談はもちろん、子育てや介護、ご家族の健康に寄り添ったオンラインのチャット相談を通して、「不安不調期から取り組む健やかな暮らし」のサポートを行う専門家チーム。

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