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【シミ対策】夏の肌ダメージが気になる季節〜シミを作らないために今すぐできること

最近シミが気になり始めた…。そんなふうに思う方もいるのではないでしょうか。かくいう筆者もそのひとりで、35歳を過ぎたあたりから顔や腕のシミが気になるようになってきました。

そこで今回は、環境省の資料を参考にシミの原因とシミ対策についてご紹介します。

シミの原因

①紫外線

シミとは、皮膚内で作られるメラニンという色素が沈着したものです。シミができる主な原因は紫外線です。長年紫外線を浴び続けると肌がダメージをうけ、皮膚細胞の再生能力が低下し、メラニンを外に排出する力が弱くなっていきます。

➁ストレス

仕事や家事、育児、環境の変化や人間関係の問題など常に隣り合わせであるストレス。さまざまなストレスによりホルモンバランスを崩れ、ターンオーバー(肌の細胞が一定の周期で生まれ変わるしくみ)が乱れがおき、シミができやすくなります。

生活習慣の乱れ

睡眠不足、栄養不足、運動不足、飲酒や禁煙など生活習慣が乱れると、ターンオーバーも乱れてメラニン色素の排出が遅れてしまうため、シミができやすくなります。

虫刺されの後の色素沈着

虫刺されにより肌に炎症がおこると、メラニンが生成されます。虫に刺された箇所を刺激するなどして炎症が強くなると、更に多量のメラニンが生成されて、炎症が収まった後に肌に沈着します。

間違ったお手入れや肌への摩擦

強くマッサージをしたり、肌をパンパンと叩いたり肌をこすると、シミになりやすくなります。洗顔の際はしっかり泡だて指があまり皮膚につかないようにし、すすぎの際は、やさしく皮膚を包み込むようにそっと洗い流すようにしましょう。

シミを作らないための紫外線対策5つ

シミの一番の原因となる紫外線対策と気をつけたいポイントをお伝えします。

1.紫外線の強い時期・時間・天気に注意する

紫外線の最も強い時期は7月~8月で、夏の10時~14時までの紫外線量は一日のおよそ70%を占め最も高くなっています。涼しさが日に日に増す行楽シーズンの9月10月の紫外線量も油断できません。9月は紫外線量が高い日が半月以上、10月前半までは紫外線量が強い傾向にあります。晴れた日の紫外線はもちろん強まりますが、特に気をつけたいのが雨上がりの翌日です。雨上がりは空に浮遊するちりやほこりがなく空気が澄んでいるので、紫外線が直接降り注ぐことになるからです。

出典:気象庁ホームページ(日最大UVインデックス月間推移グラフ)https://www.data.jma.go.jp/gmd/env/uvhp/info_uv.html

2.日陰を利用する

外出時は意識して日陰を通るとよいでしょう。しかし紫外線は、大気中で散乱したものや地面や建物から反射したものもありますので、直接日光に当たらない日陰でも紫外線を浴びていることは忘れないようにしましょう。

3.日傘を使う、帽子をかぶる

日差しの強い外出時には日傘や帽子の利用も効果的です。ただ、日傘も帽子も日陰と同様、大気中で散乱している紫外線までは防ぐことができません。

4.日焼け止めを塗る

シミの原因となる紫外線をカットするために、日焼け止めを塗りましょう。ポイントは、日焼け止めのSPFとPAの値に注目することです。

【SPF】…短時間で肌に赤みや炎症を起こすUV-B(紫外線B波)を防ぐ効果指数のこと。戸外で日焼け止め等何も塗らない状態の中にいて10分で顔が赤くなるとき、SPF30の日焼け止めを塗ると10分×30倍で300分(5時間)赤くならないという計算になります。

【PA】…PA+の「+」が大きくなればなるほど、UVの防止効果が高まります。

ここで気をつけたいのは、紫外線防止効果が高くなればなるほど肌への負担が高くなるので、状況に合わせて使い分けると良いでしょう。たとえば環境省の紫外線保健マニュアルによると、日常生活(散歩や買い物)なら「SPF10~20」、「PA+~++」の日焼け止めで紫外線カットができます。

また、日焼け止めは汗をかいたりハンカチで拭ったりしているうちに流れ落ちてしまうので、こまめに塗りましょう。

5.衣服で覆う

袖付きのシャツを着たりアームカバーをつけ、首、肩、腕に直接紫外線を浴びないようにしましょう。通気性が悪いと熱がこもって熱中症になる危険もあるので、通気性の良いリネンやコットン、吸収性が高いレーヨンや冷感素材のものなどを選び、心地よく過ごせる生地を選びましょう。

とくにシミができやすい場所は?

一般的にシミが最も現れやすいと言われている場所は、「頬~こめかみ」なのだそうです。この部位は紫外線の影響を受けやすく、シミができやすい要注意ゾーンです。また、筆者が通院している皮膚科医によると、コロナ禍の常時マスクをつけている状態は、マスクで皮膚がこすれてシミができやすいそうです。皮膚への負担を減らすには、綿のマスクが一番良いとのことでした。

おわりに

シミはいったんできると消えないので、できるだけシミができないようにしていきたいですね。万全の対策をして、紫外線の厳しい今の時期を乗り越えていきましょう!

参考資料: 紫外線環境保健マニュアル2020

https://www.env.go.jp/content/900410650.pdf

オリーブ 
園児1人、小学生2人の3児を子育て中のワーママです。

時短・簡単・楽チンをモットーに、お金をかけずに子どもと楽しく潤いある日々を過ごしたいと思っています。

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