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三寒四温に負けない!自律神経と服装の調節 

「次世代へ健やかな未来をつなぐ」
ウェルサポのフレンドナース古舘です。

2月も下旬となり、ふとした瞬間に春の気配を感じる季節になりました。この時期よく耳にするのが「三寒四温(さんかんしおん)」、パパやママにとっては、一年で最も「体調管理の難しさ」に頭を悩ませる時期でもあります。

「昨日はあんなに暖かかったのに、今日は真冬に逆戻り……」この激しい気温差、実は子どもたちの「自律神経」に大きな負荷をかけています。今回は、この季節の変わり目を元気に乗り切るための自律神経のメカニズムと、具体的な服装の調節についてお届けします。

1. なぜ気温差で「不調」が起きるの?

私たちのカラダには、体温を一定に保とうとする機能が備わっています。

自律神経には、活動モードの「交感神経」とリラックスモードの「副交感神経」があります。寒い時は血管を収縮させて熱を逃さないようにし、暑い時は血管を広げて汗をかき熱を逃がします。三寒四温の時期は、このスイッチの切り替えが1日の中、数日単位で激しく行われるため、自律神経が「フル回転」の状態になります。

⚫︎ 体温調節がうまくいかない

・私たちのカラダには、体温を一定に保とうとする機能が備わっています。

⚫︎ キャパオーバーになりやすい

・激しい気温の変化に対応しようとしてエネルギーを使い果たし、免疫力が一時的に低下してしまうこともあります。

「なんだか最近、理由もなくグズグズしているな」と感じたら、それはわがままではなく、自律神経が環境に適応しようと頑張っているサインかもしれません。

2.失敗しない服装調節術

この時期の悩みは「今日、何を着せて登園させるか」ではないですか。朝の冷え込みに合わせると日中が暑すぎ、日中に合わせると朝が寒すぎる。このジレンマを解決する3つのルールをご紹介します。

1. 基本は「玉ねぎスタイル(レイヤリング)」

薄手の服を重ねる「レイヤリング」が基本です。

肌着: 吸汗性の良い綿100%のもの

  • 中間着: ロングTシャツや薄手のスウェット
  • 羽織りもの: 前開きのカーディガン、パーカー、ベストなど

「3枚重ね」を意識すると、その日の気温に合わせて1枚ずつ脱ぎ着でき、細かな調整がしやすくなります。

2. 「首」を意識して守り、逃がす

太い血管が通っている「首・手首・足首」を温めると効率よく体温が上がります。登園時はマフラーやレッグウォーマーで「3つの首」を守り、日中子どもが走り回る時間帯にはそれらを外して、熱を逃がしてあげることが大切です。

3. 迷った時の「背中チェック」

「うちの子、今暑いの?寒いの?」と迷ったら、「背中(肩甲骨の間)」に手を入れてみてください。

背中がしっとり汗ばんでいる
 暑すぎます。すぐに1枚脱がせましょう

背中がヒヤッとしている
 冷えています。1枚着せてあげてください。

背中が温かくてさらっとしている
 これがベストな状態です。

3.お家でできる「自律神経のメンテナンス」

内側から自律神経を整えてあげることも大切です。日常のちょっとした習慣が、子どもの「適応力」を育てます。

⚫︎ 湯船でゆったりリラックス
お風呂の時間は絶好のメンテナンスタイムです。 40度前後の湯船にゆっくり浸かって芯まで温まることで、副交感神経が優位になり、良質な睡眠につながります。

⚫︎「朝の光」と「決まった時間の朝食」
自律神経を整える最大のスイッチは“朝”です。 三寒四温でリズムが狂いやすい時こそ、朝起きたらカーテンを開けて太陽の光を浴びること、そして決まった時間に朝食を摂ることを意識しましょう。特にお味噌汁やスープなどの温かい飲み物は、眠っている内臓を優しく起こしてくれます。

⚫︎ スキンシップという「ココロの処方箋」
この時期は、進級や卒園を控え、子どもたちが無意識にプレッシャーを感じ始める時期です。 夜、寝る前の数分間だけでもゆっくり抱きしめたり、背中をさすってあげたりする時間を持ちましょう。パパ、ママの手の温もりは、どんなサプリメントより自律神経を安定させる効果があります。

4.先生達の「連携」も忘れずに

保育園での生活は、子どもにとって一日の大半を占める場所です。 連絡帳や送り出しの際の体調に関するひとことで、園でのケアがぐっとスムーズになります。また、お着替え袋の中身も「冬仕様」から少しずつ「春仕様(薄手の着替え)」を混ぜていくように更新していくと良いですね。

5.おわりに

「風邪を引かせないようにしないと!」と、私たちはつい気負ってしまいがちです。でも、これだけ気温差が激しければ、鼻水が出たり、少し機嫌が悪くなったりするのは、子どもが環境に適応しようと頑張っている証拠でもあります。季節の移り変わりを感じながら、親子でゆっくり春の準備をしていきたいですね。


<ウェルサポについて>

臨床経験豊富なフレンドナース(かかりつけナース)が、利用者自身の身心の相談はもちろん、子育てや介護、ご家族の健康に寄り添ったオンラインのチャット相談を行っています。他にも、オフラインで行う定期訪問サポートやアテンドサポートなど行っています。
社会福祉士、健康運動指導士、助産師、管理栄養士などの専門家や他サービスとも連携して、利用者とそのご家族の「自分らしい健やかな暮らし」をサポートしています。

一般財団法人ウェルネスサポートLab(ウェルサポ)情報

webページ : https://www.wellsuppo.or.jp
メールアドレス:info@wellsuppo.or.jp  
電話番号:092-231-9762

 

〇ライター紹介

古舘美妃(ふるたちみき)
 ナース歴25年。福岡赤十字病院に21年間勤務し、緩和ケア認定看護師として活躍。
現在はウェルサポのフレンドナースとして活動中。プライベートでは小学6年生の女の子のママ。

<フレンドナースになったきっかけ/喜びを感じること>
地域でのびのび活動したいという思いから。地域の皆さんと世間話ができる時間がとても好きです。

<得意なこと>
人の話を聞くこと、間違い探し

<苦手なこと>
機械操作

ライター紹介

一般財団法人ウェルネスサポートLab 

ウェルサポ

臨床経験豊富な看護師がフレンドナース(かかりつけナース)となり、自身の身心の相談はもちろん、子育てや介護、ご家族の健康に寄り添ったオンラインのチャット相談を通して、「不安不調期から取り組む健やかな暮らし」のサポートを行う専門家チーム。

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