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365日からふるに子育て!第65回 ~夏本番!子どもの肌トラブルに気をつけよう!〜

「次世代へ健やかな未来をつなぐ」ウェルサポの助産師古賀です。

新年度が始まり、早2ヶ月が経とうとしています。
まだ5月というのに日差しが強く、半袖が活躍する日も増えてきましたね。
これからやってくる「夏本番」は子どもの肌トラブルが多くなる季節です。

子ども達を肌トラブルから守るためにも、夏に気をつけたい肌トラブルとその対策方法について皆さまにお届けします。

1.子どもの肌の特徴は?
  なぜ夏に肌トラブルが起こりやすいの?

幼児期の子どもの肌は赤ちゃんよりも皮脂量が少なく乾燥しやすい、汗っかき、外遊びの増加で紫外線の影響を受けやすい、保育園・幼稚園での集団生活の開始といった生活環境の変化も相まって肌トラブルを起こしやすいという特徴があります。

特に夏はアウトドアスポーツなど屋外で活動する機会が多く、汗をかく量が多い、虫に刺されやすい、日焼けしやすいなどの状況が重なり、肌トラブルが起こりやすくなります。

2.夏に起こりやすい肌トラブルの予防法&対処法!

夏はどんな肌トラブルが起こりやすいか予防対処法を見ていきましょう。

「汗」による肌トラブル

頭、首、背中、膝や肘の裏といった汗が溜まりやすい場所に発疹ができやすい。

<予防法&対処法>
・通気性の良い肌着や洋服を選ぶ、エアコンで室温を調整するなど、汗のかき過ぎに気をつける。特に小さいお子さんは体温調整が未熟なため、お子さんの様子をこまめに観察し、衣類などの調整をする。
・タオルで肌を軽く抑えるようにこまめに汗を拭きとる。汗の量が多い時はシャワーで洗い流す。  
・痒みが強い時は早めに受診する。

「虫」による肌トラブル

夏は半袖、半ズボン、ワンピースなど肌を出す面積が広くなり、虫も活動的になる季節のため、虫刺されよる肌トラブルが多くなる。

<予防法&対処法>
・草むらや川など、虫の多い場所に行くときは、長袖や長ズボンを着用する。ただし、通気性の良い素材の肌着や洋服を選び、熱中症には十分注意する。
・虫よけスプレー、蚊取り線香、虫が嫌いなアロマなどを活用する。
・虫に刺された際は、患部を洗って清潔に保つ。腫れや痒みがある時は、濡れたタオルや保冷剤を使って冷やすことで痒みの防止につながる。
・痒みが強い時、症状が改善しない時は受診する。

「紫外線」による肌トラブル

夏は紫外線が強く、日焼けが起こりやすい。

<予防法&対処法>
・長袖や長ズボン、帽子を着用する。ただし、通気性の良い素材の肌着や洋服を選び、熱中症に十分注意する。
・外出時間(10~14時は最も紫外線が強い)や外出場所を工夫する。
・日焼け止め、日傘、クーリンググッズを活用する。
・日焼けした場所(痛みやほてりがある所)を濡れたタオル、保冷剤を使って冷やす。
・日焼けした肌は乾燥しているため、しっかりと保湿する。
・しっかりと水分補給する。
・しっかりと睡眠をとる。

その他、爪を短く切っておく、虫さされや湿疹などの肌トラブルがある際はタオルや衣類等の共有をしないといったことも肌トラブルの予防に繋がります。

最後に

外遊びが大好きな子ども達にとって、これからは魅力的な季節ですね。
心身共に健やかに過ごすことができるよう、できることから少しずつ準備を進めて夏を楽しみましょう!


<ウェルサポについて>

ウェルサポでは、臨床経験20年の看護師が最強のサポーターであるフレンドナース(かかりつけナース)となり、身心の相談はもちろん、子育てや介護、ご家族の健康に寄り添ったオンラインのチャット相談を行っています。他にも、オフラインで行う定期訪問サポートやアテンドサポートなどがあります。社会福祉士、健康運動指導士、助産師、管理栄養士などの専門家とも連携しています。

一般財団法人ウェルネスサポートLab(ウェルサポ)情報

ホームページリニューアルしました!:https://www.wellsuppo.or.jp

〇ライター紹介

古賀 晃子(こが てるこ)
助産師歴20年。

総合病院・クリニックの産科病棟で13年勤務。500名以上の赤ちゃんの誕生に立ち会う。結婚を機に退職し、現在はフリーランスとして活動中。
長女出産時の約30時間半で出産(長すぎて、入院から出産までにクリニックの助産師さん全員にお世話になりました)という壮絶なマタニティ体験と日々の子育ての中で、助産師という仕事がさらに大好きになりました。

プライベートでは、6歳、3歳、1歳の3児のママ。

ライター紹介

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