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365日からふるに子育て!第54回 ~冬こそたくさん運動遊び!子どもの体力と笑顔を育てよう!~

「次世代へ健やかな未来をつなぐ」
ウェルサポの健康運動指導士、樋口です。

夏の暑さが長引き、気温の急激な変化による寒暖差疲労なんていう言葉もここ数年でよく耳にするようになりました。気温の変化によって自律神経が乱れ、体調不良を引き起こしやすくなります。
この解消の一つとして軽い運動が有効です。また、冬に体を動かして遊ぶことは、自律神経を整え、体を温める効果があります。さらに子どもの体力面では身体の適応力や抵抗力を養い筋力や持久力も向上させる効果が期待できます。
冬の遊びを通じて親子の絆を深めながら、元気に冬を乗り切る体をつくりましょう!

今回は、室内の運動遊びと屋外での運動遊びをご紹介します。寒い時期は引き篭もりがちですが、冬に運動するメリットもたくさんご紹介していきます!

1. 室内の運動遊び

寒い日や雨の日などは室内での遊びも多くなると思います。おすすめの遊びをご紹介します。

  • ボール遊び:柔らかいボールを使って投げたりキャッチしたりする遊びです。小さなスペースでも工夫しやすく、コントロールや協調性が育ちます。
  • サーキット遊び:椅子やマット、布団などを使ってサーキットコースを作ります。ジャンプやくぐり抜け、転がりなどを取り入れると全身の運動ができます。
  • ダンス:好きな音楽に合わせて踊ることでリズム感が身につきます。家族で一緒に踊ると、楽しく運動量も増やせます。思いつきのダンスも創造力が養われますよ。
  • 風船バレー:軽い風船を使って、手でポンポンと打ち合う遊びです。動きが穏やかで家の中でもでき、反応速度やバランス感覚が鍛えられます。

2. 屋外の運動遊び

子どもたちは屋外でのびのびと運動することが大好きです。健康的なカラダづくりにおすすめの屋外遊びもご紹介します。

  • かけっこや鬼ごっこ:冬でも暖かい格好をして走り回ることで、持久力や運動量が増えます。広い公園などで行うと安全に楽しめます。
  • 雪遊び:雪が降る地域では、雪だるまを作ったり雪合戦をしたりして遊べます。雪の上を歩くことでバランス感覚や脚力が鍛えられます。
  • スキーやソリ遊び:初心者用の斜面がある場所でスキーやソリを体験するのも良いですね。バランス感覚や筋力を楽しく鍛えられます。

屋外遊びでは安全面への配慮が必要です。

  • 防寒対策:冬の外遊びには、手袋や帽子、防寒着をしっかりと用意して、寒さ対策をしましょう。
  • スリップ防止:雪や氷で滑りやすいため、滑り止めのついた靴を履かせると良いでしょう。

3.冬の屋外遊びのメリット

冬の屋外遊びにはカラダとココロにたくさんの豊かさをもたらしてくれます。その豊かさをこちらでいくつかご紹介します。

  •  筋力と持久力の向上
    寒い外で遊ぶと、体温を維持するために体が自然とエネルギーを消費します。そのため、寒さに対応しようとすることで心肺機能が鍛えられ、持久力が向上します。また、雪の上や滑りやすい地面では通常よりも筋力が必要になるため、バランスをとるために体幹や脚力が鍛えられます。特に雪遊びやスキー、ソリなどは全身運動になり、筋肉を幅広く使うことで体全体の筋力が向上します。
  •  体温調整機能の向上
    冬の寒い外気に触れることで、体温を調整するための適応力が高まります。寒さに慣れることで、血液循環がよくなり、冷えに対する耐性も向上します。体温調整機能が発達すると、体が効率よくエネルギーを使えるようになり、風邪やインフルエンザなどの感染症に対する抵抗力も強くなると考えられています。
  •  基礎代謝の向上
    寒い中で活動することで、基礎代謝が上がります。体温を維持するためにエネルギーを消費するため、基礎代謝が高まることで免疫力も強くなり、健康的な体づくりにつながります。
  • 精神的な効果とリフレッシュ
    冬は日照時間が短いため、外で太陽の光を浴びることでビタミンDの生成が促進され、心身の健康に良い影響を与えます。新鮮な空気を吸って自然の中で遊ぶことは、精神的にもリフレッシュ効果があり、ストレス解消や気分転換に役立ちます。冬ならではの遊びの中で、楽しさと挑戦が増えることで意欲的な気持ちが芽生えます。
  • 寒さに対する適応力と忍耐力の向上
    冬の寒い環境での遊びは、寒さに順応する適応力や、環境に負けない忍耐力を育むことにつながります。これにより、将来的にさまざまな環境変化に対応できる力を育てることが期待できます。

上記のように、冬に外で遊ぶことで、子どもたちは心身ともに成長し、強い体力と免疫力を育むことができます。外の空気を思いっきり吸うことも、ママ、パパにとってリフレッシュに繋がりますので、季節の変化を楽しみながら心身ともに元気に過ごしていきましょう。

<ウェルサポについて>

臨床経験豊富なフレンドナース(かかりつけナース)が、利用者自身の身心の相談はもちろん、子育てや介護、ご家族の健康に寄り添ったオンラインのチャット相談を行っています。他にも、オフラインで行う定期訪問サポートやアテンドサポートなど行っています。社会福祉士、健康運動指導士、助産師、管理栄養士などの専門家や他サービスとも連携して、利用者とそのご家族の「自分らしい健やかな暮らし」をサポートしています。

一般財団法人ウェルネスサポートLab(ウェルサポ)情報

webページ : https://www.wellsuppo.or.jp
メールアドレス:info@wellsuppo.or.jp  
電話番号:092-231-9762

〇ライター紹介

樋口 ゆう子(ひぐち ゆうこ)

健康運動指導士歴17年

健康づくり運動の会社に所属し、主に高齢者を対象とした運動支援に従事。その中で、身体に運動制限がなくしっかり動かせるうちから予防的に運動習慣を身につける大切さを痛感し、ウェルサポの健康運動指導士として活動中。プライベートでは11歳の女の子と8歳の男の子のママ。
最近の好きなこと 焼き芋づくり

ライター紹介

一般財団法人ウェルネスサポートLab 

ウェルサポ

臨床経験豊富な看護師がフレンドナース(かかりつけナース)となり、自身の身心の相談はもちろん、子育てや介護、ご家族の健康に寄り添ったオンラインのチャット相談を通して、「不安不調期から取り組む健やかな暮らし」のサポートを行う専門家チーム。

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