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365日からふるに子育て!第42回~知っていますか?ママの5月病~

「次世代へ健やかな未来をつなぐ」

ウェルサポのフレンドナース菊池です。

5月病は新年度・学期が落ち着いてきた4月終わりに精神的な疲れやストレスがピークに達し、体調が崩れてしまう症状のことを指します。一般的には学生や新入社員に出やすいと言われていますが、ママたちも要注意です。新年度は子どもの行事や職場の忙しさなどでストレスを感じやすくなり、ママの疲れやストレスがピークに達し体調が崩れてしまうことが多くあります。症状は身体的なものから精神的なものまで幅広く、長引くこともあるため注意が必要です。

1.ママの5月病の症状

ママの5月病の症状としては、疲れや不眠食欲不振、頭痛や肩こり、イライラや気分の落ち込みなどが主なものです。子供の新学期や行事に加えて、仕事や家事、家庭内の問題など、様々なストレス要因が組み合わさることで、ママたちの身心の疲労や負担がさ重なりされ、5月病が発症することがあります。子育て中のママは、子どもの成長や発達に関わる様々な心配事や責任を抱えており、その中でがんばりすぎることも少なくありません。

2.ママの5月病の原因

ママの5月病の原因は、以下のような要因が関連しています

①子育て関連のストレス

子どもの新学期や行事、学習支援や習い事など、子育てにおける新たな責任やプレッシャーが増加することが原因となります。子どもの成長や発達に対する心配や不安、子どもとのコミュニケーションや関係性の悩みなどが、ストレスの源となることもあります。

② 家事や日常生活の負担

家事や料理、買い物、家族のスケジュール管理など、日々の生活環境における負担が増えることが原因となります。時間的な制約や労力の必要性、家庭内の問題や衝突、役割分担の不均衡などが、ママのストレスを増大させることがあります。

③仕事と家庭との両立の困難さ

仕事を持つママの場合、職場での業務や人間関係、育児との両立、仕事と家庭のバランスの取り方などが、5月病の原因となります。仕事でのプレッシャーやストレス、残業や急な業務量増加などが、家庭内のストレスと相まって、ママの負担を増大させることがあります。

④社会的プレッシャーと比較意識

周囲との比較や社会的な期待によるプレッシャーが、ママの5月病を引き起こす要因となります。他のママや友人、などとの比較による焦りや、自己肯定感の低下が、ストレスや不安を増幅させることがあります。

⑤がんばりすぎる

ママたちは、しばしばがんばりすぎる傾向があります。無理な負担やがんばりすぎることが、5月病の原因となります。自分の気持ちや体調を無視してまで、家族や仕事に尽くすことでママの身心のバランスを崩すことがあります。

3.5月病を予防するためには

ママの5月病を予防するためには何が必要なのでしょうか?そのためには質の良い睡眠をしっかりととり、身体も心も休息することが大切です。質の良い睡眠を続けることで身心を回復することができます。質の良い睡眠のための方法をいくつかご紹介します。

① 睡眠環境を整える

暗く静かな環境にし、温度は21〜24度、寝具や枕を快適なものにすることで、眠りやすい環境を整えましょう。

②良い睡眠習慣を身につける

毎日同じ時間に寝る、同じ時間に起きる、寝る前にストレッチでリラックスする習慣を身につけることで、睡眠リズムを整えることが大切です。

③ ストレスを軽減する

瞑想や深呼吸、ヨガ、セルフコンパッションなどのストレス解消法を取り入れることで、睡眠前の気持ちを落ち着かせることができます。

④適度な運動を行う

昼間適度な運動をすることで、体を疲れさせ、睡眠の質を向上させることができます。ただし、就寝直前の激しい運動は逆効果になることがあるので注意が必要です。

⑤食事や飲み物に気をつける

寝る直前の大量の食事やカフェインやアルコールの摂取は、睡眠を妨げることがあります。寝る3〜4時間前までには食事やカフェインやアルコールの摂取は終わらせましょう。

⑥スマートフォンやパソコンの使用を避ける

就寝前のスマートフォンやパソコンの明るい画面から出るブルーライトは、メラトニンの分泌を抑制し、睡眠リズムを乱す原因になります。寝る1時間前などは、スマートフォンやパソコンの使用を控えるようにしましょう。

⑦ 就寝前のリラックスタイムを設ける

寝る前にリラックスする時間を取ることで、睡眠の質を向上させることができます。入浴や読書、音楽鑑賞など、好きなリラックス方法を見つけてみてください。

ママの5月病は、子育てや家事、仕事などの責任やプレッシャーによって引き起こされるものであり、その症状は身体的なものから精神的なものまで幅広いです。いつも頑張りがちなママは自分自身の健康や休息を後回しにすることが多いかもしれませんが、自分を大切にすることで家族の笑顔につながります。良い睡眠で身心ともに健康に過ごし、ママの笑顔でご家族をハッピーにしてくださいね。

<ウェルサポについて>

臨床経験豊富なフレンドナース(かかりつけナース)が、利用者自身の身心の相談はもちろん、子育てや介護、ご家族の健康に寄り添ったオンラインのチャット相談を行っています。他にも、オフラインで行う定期訪問サポートやアテンドサポートなど行っています。社会福祉士、健康運動指導士、助産師、管理栄養士などの専門家や他サービスとも連携して、利用者とそのご家族の「自分らしい健やかな暮らし」をサポートしています。

一般財団法人ウェルネスサポートLab(ウェルサポ)情報

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電話番号:092-231-9762 

〇ライター紹介

菊池 美保(きくち みほ)

看護師歴20年。「祖母らしい最期」を目の当たりにし、ナースの道へ。福岡赤十字病院17年在籍中に様々な科で実績を積み、病棟管理職、病院運営などを経験。「患者さんファースト」の医療がモットーのスーパージェネラリスト。

好きなこと:筋トレ、キックボクシング、スキンケアやコスメリサーチ

苦手なこと:細かい作業、ずっと座っていること

ライター紹介

一般財団法人ウェルネスサポートLab 

ウェルサポ

臨床経験豊富な看護師がフレンドナース(かかりつけナース)となり、自身の身心の相談はもちろん、子育てや介護、ご家族の健康に寄り添ったオンラインのチャット相談を通して、「不安不調期から取り組む健やかな暮らし」のサポートを行う専門家チーム。

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