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早めに知って備えたい更年期障害のアレコレ

更年期障害について

40歳半ばになり、明らかに体の変化がおとずれ、友人と女性ホルモンの乱れについて話す事が多くなった。また「生理が不順になった」「体がだるい」「気分が落ち込む」などの心身の悩みのある。そんな方は多いのではないでしょうか。

私は、20代に子宮内膜症の治療としてホルモン治療を受け、結婚後はPMS(月経前症候群)に悩み、8年間、低用量ピルを飲み続けていました。

つい最近、脳神経外科で片頭痛がわかり、血栓症の発症リスクの可能性もあるため、低用量ピルを辞めるのをきっかけに、産婦人科も受診しました。イライラや発汗、鬱症状もあるため、更年期ではないかと思ったためです。

筆者の体験とともに、女性誰しもやってくる更年期とうまくつきあっていくために、一緒に考えていきましょう。

上記は、筆者が婦人科にて、更年期かどうかを調べた際の血液検査の結果です。

血中エストラジオールの値が基準値以下の場合、更年期であると診断されます。私の場合、基準値内のため、更年期ではなかったのですが、体の不調はPMS(月経前症候群)によるものだと診断がでました。
現在は、子宮内膜症にも効くジエノゲストという黄体ホルモン剤が処方され、試しています。では、更年期はどういうものなのでしょうか?

「更年期とは」

●閉経の約5年前から閉経後の約5年後までの期間に、女性は年齢を重ねるごとに卵巣機能が低下し、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が急激に減少して心身ともにさまざまな不調があらわれます。その日常生活に支障が出る状態の事を「更年期障害」といいます。

いつ閉経するのかは、個人差があり、特定できないということです。

「更年期の症状」

●頭痛、めまい、不眠、イライラ、不安、うつ、ホットフラッシュ、動悸、発汗、肩こり、関節痛など、人によって症状はさまざまです。

更年期障害の治療について

●ホルモン補充療法(HRT)
減少したエストロゲン(卵胞ホルモン)を補充する治療法です。飲み薬、貼り薬があります。

●漢方薬
ホルモン補充療法が使えない場合、試されます。体力低下、冷えに効果がある「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」 疲労、心の不調に効く「加味逍遥散(かみしょうようさん)」のぼせ、下腹部症状にも有効な「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」は三大婦人漢方薬と呼ばれています。

●抗うつ薬、抗不安薬
抑うつ、悲哀感、意欲の低下に対して、抗うつ薬、不安、焦燥も強いときは抗不安薬なども併用する場合もあります。ちなみに、産婦人科によっては、このような薬は処方できず、精神科に通院するよう提案される場合もあるようです。

「自分自身でできるセルフケア」

●生活習慣の改善 運動をする
運動習慣のない方は、日常生活の中で体を動かすことから考えてみましょう。エレベーターを使わず階段をのぼる、1駅の距離を歩いてみるなど、運動する事で代謝、血液循環もよくなります。約20分以上のストレッチや有酸素運動が効果的です。

●バランスの良い食事をとる。
エストロゲンに似た働きをするイソフラボンを多く含む大豆製品、骨量を補うカルシウムが豊富な小魚、乳製品などを積極的にとってみましょう。

●アロマでリラックスする
自分自身が一番リラックスできる香りを使ってみましょう。
クラリセージは、女性ホルモンに作用しおすすめです。

おわりに

最近では、ドラッグストアで市販の漢方薬や更年期用のものを見かけるようになってきました。
おとずれる更年期、女性ホルモンの変化に合わせて、どんな対処ができるのか知っておくことは、心の準備もでき、大切なのではないでしょうか。

また日常生活に支障をきたすほどひどい症状の時は、我慢せずに、専門家に相談しましょう。更年期を自分の心と体を見直す良いきっかけと捉えて、忙しくても自分を優しくいたわってあげ、健やかに歳を重ねたいですね。

よっし
中学生、小学生を育てる3児のシングルマザーです。夢はシングルマザーが苦労しないで仕事、子育てをできる世の中にする事です!! ビール、エアロビクス、ジョギングが大好きです。

ライター紹介

からふるMoms

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KaRaFuRuのママライターチームです。

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