幼少期から食育を始めよう！家庭でできる4つの食育を 紹介します

2005年に食育基本法が施行されたことで、 ニュースや育児書などで食育という言葉をよく耳にするようになったと思います。保育園や小学校でも食育が行われているので、子どもにとっても身近な学びになりつつありますが、「どんなことを学ぶの？」「なぜ必要なの？」という疑問があるパパやママもいらっしゃるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、食育の基本や家庭でできる食育について紹介します。

そもそも食育とは？

食育は、「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得することが目的です。それにより、生涯にわたって健全な心と身体を培い豊かな人間性を育む基礎を築いていけます。

食育は、3食バランスの良い食事をとるといった正しい食生活の知識を身につけることをはじめ

• 会話をしながら食事をすることでコミュニケーション能力を培う
• 食べ物に感謝の気持ちを持つ
• 伝統的な食文化を学ぶ
• 安心安全な食品を選択する能力を身につける
• 日本が抱える食に関する課題を知る

など多くのことを学ぶ機会になります。

「食育は子どものためのもの」という認識を持っている方も多いかもしれませんが、乳幼児の食を提供するのは大人の役割。家族みんなで食育の重要性を考えることが大切です。

大人になってからいきなり食習慣を変えるのはなかなか大変なので、早いうちから食育を始め自然に健康的で豊かな暮らしを送れるような基礎を作るといいでしょう。

出典：食育基本法

家庭でできる4つの食育

孤食を避け欠食なく食事をする 朝昼晩の3食を決まった時間に食べることで、生活のリズムが整います。幼い頃から欠食なく食べることを当たり前の習慣として馴染ませれば、一人で生活をするようになっても自然と規則正しい食生活を送れるのではないでしょうか。

忙しい朝は大人が家事をしている間に子どもだけで食事をすることもあると思いますが、できるだけ孤食にならないようにしたいもの。

家族で食卓を囲むことで、大人が食事をしている姿を見て食事のマナーを学んだり会話を楽しみコミュニケーション能力を身につけたりすることが期待できます。

子どもと一緒に料理をする

生だと硬いじゃがいもに火を通すと指で潰せるほど柔らかくなったり、肉を焼くと赤色から茶色に変わったりと、大人にとっては当たり前のことでも子どもからしたら大きな驚きや発見になることもあります。

一緒に料理をするというのは、食に興味を持たせるための方法としてとても有効でしょう。

料理に興味が薄い子どもは、クッキングトイで遊びながら食に触れる機会を作るのもひとつの方法です。

クッキングトイなら工夫を凝らした調理器具や材料が揃っているので、子どもでも本格的なお菓子や料理ができ、大きな達成感を感じられるのではないでしょうか。

野菜や果物を育てる

トマトやピーマンが苦手な子どもが多いですが、家庭菜園向きの野菜でもあります。時間をかけて自分で育てた野菜なら「食べてみよう」という気持ちが湧きやすいですよね。

上手に実がなったことに喜びを感じられるのはもちろん、途中で枯れてしまったり虫の被害にあったりするのも大切な経験です。農作物を作ることの大変さや食への感謝を育むきっかけになるでしょう。

農林漁業体験を利用する

家庭菜園をするスペースや時間の余裕がないご家庭は、自治体や農家さんが企画している農林漁業体験に参加するのがおすすめです。

農林漁業体験は、

• 田植え
• 野菜や果物の収穫
• きのこ狩り
• 牛の乳搾り
• 農作物を使った加工品（そばうちやバター作りなど）作り
• 釣り堀

など様々な種類があり、小さい子どもでもレジャー感覚で挑戦できるものが多くあります。

農林漁業体験を通して食べ物の旬に気が付いたり収穫の苦労や喜びを知ったりと、たくさんのことを学ぶ機会になるのではないでしょうか。

家庭でも積極的に食育を取り入れよう

幼少期から食育を学ぶことで、生涯健康的な生活を送ったり心を豊かにしたりすることが期待できます。

「食育をしよう！」と意気込むとちょっと億劫に感じるかもしれませんが、毎日家族で食事を楽しむことは、忙しいパパやママも取り入れやすいと思います。

一緒に料理をしたり野菜を収穫したりすればより食に対する知識や興味が深まるかもしれません。休日にはいつも以上に食育を意識して過ごされてみてはいかがでしょうか。

藤永瞳
一男二女の子育てをしながらフリーライターとして働く兼業ママです。お菓子作り、ネットショッピング、お得情報、読書が大好きです！