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動物園の中にある美術館?「大牟田市ともだちや絵本美術館」の見どころとスタッフおすすめ絵本も紹介

「大牟田市ともだちや絵本美術館」が位置するのは、なんと動物園の中。何ともめずらしい場所にあるこちらの絵本美術館では、絵本に関する展示や動物園内ならではの演出、さまざまなイベントの開催を行っています。施設の詳細や見どころ、スタッフおすすめ絵本などをご紹介します。

※こちらの記事は2022年10月28日時点の情報をもとに作成しています。最新情報は「大牟田市ともだちや絵本美術館」公式HPをご確認ください。

「大牟田市ともだちや絵本美術館」はどんな施設?

2021年10月1日に誕生した、日本初の「動物園内にある絵本美術館」です。今年の10月に1周年を迎えました。絵本に関する展示だけでなく、トークショーやワークショップ、マルシェなどのイベントも行われており、小さいお子さんから大人まで楽しめる施設です。
また、動物園や大牟田市内のさまざまな場所にも出向いて、絵本をきっかけに人や施設との交流を広げています。

館内施設の紹介

施設の中には、主に4つのエリアがあります。

1.えほんギャラリー

寄贈・寄託された絵本原画や作品などを展示するエリアです。年に数回ほど展示替えをしており、原画や立体作品の展示、インスタレーションなどを行っています。

2022年10月1日~2023年3月下旬までは、企画展「見えない世界」が開催されています。

2.のんびりホール

のんびりホール

見晴らしのよい、飲食も可能な休憩スペースです。イベントやワークショップも行われます。ホール内に配置された、動物をモチーフにした家具も見どころの1つです。

3.ともだちルーム

ともだちルーム

訪れた人たちが絵本を自由に読めるスペースです。絵本の読み聞かせも行われます。

4.ミュージアムショップ BESTAMIKA(ベスタミーカ)

ミュージアムショップ BESTAMIKA(ベスタミーカ)

青いたてがみのライオンが目印のミュージアムショップ。このライオンは、動物似顔絵などのユニークな切り絵作家サトウアキコさんが手がけたものです。

ショップ名であるBESTAMIKAは、エスペラント語で「動物にやさしい」という意味です。動物と絵本をモチーフに、環境や動物、人にやさしい商品を扱っています。ショップ内の什器には、閉校になった学校の備品を再利用していることもポイントです。

スタッフさんに聞いてみました

大牟田市ともだちや絵本美術館 スタッフの皆さん

Q.絵本を読んだことがない人におすすめの1冊は?

子どもの成長に合わせた、おすすめの1冊を教えていただきました。

赤ちゃんには、大人と一緒に遊べる「いないいないばあ」(童心社刊)、受け答えができるようになったら「きんぎょがにげた」(福音館書店刊)がおすすめとのこと。子どもと一緒に、絵本に隠れた金魚を探せます。

文字を覚え始めたら、人気絵本シリーズ「おれたち、ともだち!」(全14巻)の第1作目である「ともだちや」(偕成社刊)がおすすめなのだそう。胸キュンなストーリーを楽しめます。

文字がすらすら読める頃には、大人が読んでもワクワクする不思議な絵本「りんごかもしれない」(ブロンズ新社刊)、親子で楽しむ初めての1冊には、鮮やかな色彩で描かれたあおむしの成長を楽しめる「はらぺこあおむし」(偕成社刊)がおすすめとのことです。

お子さんの成長に合わせて、おすすめの1冊を読んでみてはいかがでしょうか。

Q.ここでしか見られない、知ることができないものは?

3つご紹介していただきました。

1つ目は、大牟田市出身の絵詞作家・内田麟太郎さんゆかりの絵本を中心に収蔵している原画から、数冊の絵本原画をギャラリーで見られること。企画展のテーマに沿った世界観を表現した空間を楽しめます。

「ともだちや」著者:内田麟太郎 画家:降矢なな 出版社:偕成社

2つ目は、大牟田市動物園の動物をモチーフにしたどうぶつ家具、3つ目はミュージアムショップ BESTAMIKAのみで販売しているカピバラ焼ドーナツです。リアルなカピバラ焼ドーナツは、おいしくて一番人気なのだそう。

カピバラ焼ドーナツ

Q.スタッフさんのおすすめポイントは?

絵本美術館は、歩き疲れてほっと一息つきたいときにもぴったりな、動物園の奥の高台に位置しています。お弁当などを食べながらゆっくり休憩できるホールがあり、南向きのテラスからはキリン舎や有明海、雲仙などを眺めることも可能です。約1500冊の絵本が読み放題で楽しめることにも注目です。

毎月第2・4土曜日に「よみきかせ えほんのじかん」を開催しています。絵本だけではなく紙芝居やプロジェクター映像、エプロンシアターなど趣向を凝らした読み聞かせを行っており、毎回とても盛り上がるのだそう。

また、不定期で開催するコンサートやトークショー、ワークショップ、マルシェなどは、大人も子どもも楽しめるイベントとして人気とのことです。

公式HPやインスタグラムではイベントに関する最新情報が掲載されているため、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

大牟田市ともだちや絵本美術館の基本情報

・場所:福岡県大牟田市若宮町2-1(大牟田市動物園内)
・電話番号:0944‐32‐8050
・開園時間:9時30分~17時(12月~2月は16時30分まで)※閉園1時間前には入園不可
・休園日:毎月第2・第4月曜日(祝日および振替休日の場合はその翌日)年末年始(12月29日〜1月1日)
・美術館の入館料はなし。ただし動物園内の施設のため、下記の動物園入園料が必要

小人 100円(80円)
大人 500円(400円)
未就学児 無料
()は30名以上の団体料金

ともだちや絵本美術館を家族で楽しもう

ともだちや絵本美術館では、絵本に関する展示や読み聞かせ、イベントなどを楽しめます。休憩スペースで、歩き疲れた体を休めるのも良いですね。お出かけの際は、HPやインスタグラムで最新情報のご確認を。

ぜひご家族で足を運んで、絵本の世界観を楽しんでみてはいかがでしょうか。

大牟田市ともだちや絵本美術館公式HP:https://tomodachiya.jp/
インスタグラム:https://www.instagram.com/omuta_tomobi/

ハナミ
2人姉妹の子育て奮闘中。家事や育児の傍ら在宅ワークに励んでいます。ネットショッピング&スイーツが大好き。

ライター紹介

からふるMoms

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KaRaFuRuのママライターチームです。

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