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【元映画館スタッフ直伝】子どもの映画館デビューにおすすめの時期と楽しむためのポイント
子どもが好きなアニメやキャラクターを大きなスクリーンで見せてあげたい、と思うパパやママは多いでしょう。しかし、初めての映画館は「何歳から連れていける?」「子どもが見やすい最適な座席はどこ?」など悩みが尽きませんよね。
そこで、子どもの映画館デビューの時期や事前に確認すると良いことを紹介します。
子どもの映画館デビューはいつ?
一部の作品を除き、多くの映画館では年齢制限がありません。私が働いていた映画館でも、赤ちゃん連れのご家族を頻繁に目にしました。しかし、小さい子どもが座席に長時間大人しく座っているのは難しいものです。
アンパンマンやしまじろうなど小さい子ども向けの映画でも、上映時間は50〜60分程度あります。そのため、1時間程度静かにイスに座っていられるようになってから、映画館デビューするのがおすすめです。
子どもと映画館を楽しむためのポイントと注意点
はじめて子どもと映画館に行くことが決まったら、親子で映画鑑賞を楽しむためのポイントや注意点をチェックしましょう。
親子向けの上映イベントを利用する
多くの劇場では、小さい子どもや育児中のママ向けのイベントが開催されています。子ども連れに嬉しい工夫がされており、映画館デビューにピッタリです。一部ですが、各劇場のイベント名を紹介します。
劇場によって具体的な内容は異なり、
- 子どものプレイスペース、オムツ替え・授乳スペースを設置
- 照明が通常よりも明るめ
- 音量が控えめ
- スタッフが常駐
- 赤ちゃんが泣き出した際に退出しなくてよい
などの特別なサービスがあります。
実施頻度や開催日は不定期となるため、ご利用の際は劇場に問い合わせてみてください。
子どもに映画館のことを前もって伝える
予備知識なく映画館デビューすると、いつもと違う環境に驚くかもしれません。上映中は暗くなること、家のテレビに比べて音が大きいことを伝えましょう。
また、上映中のマナーを教えることも大切です。映画館に着く前に、大きな声で喋らない、立ち歩かないなどを約束しましょう。
通路側の席を取る
途中でトイレに立つことやぐずって離席することも考えられます。スムーズに退出できるように、通路や出入り口に近い席を取るのがポイントです。
「端の座席だとスクリーンが見えにくいのでは?」と思うかもしれません。確かに広いシアタールームだと、通路側(階段横)の席は中心からズレてしまいます。
しかし、出入り口がひとつしかないシアターは、出入り口に近い方の通路近くの座席は思ったよりも中心に近くなることが多いです。
その他、孤立している席がある場合も。劇場やシアタールームによって、スクリーンが見やすく着席・離席しやすい席は違います。チケットを購入する前に劇場スタッフに確認しておくといいでしょう。
予告が終わるころに入館する
映画の本編が始まるまでに上映予定の映画の予告や企業CM、注意喚起の映像が流れます。長い場合は15分以上流れることもあり、その間に子どもが飽きてぐずってしまう可能性もあるでしょう。
基本的に劇場スタッフは、予告時間を把握しています。チケット購入時などに確認し、予告が終わる頃に入館するのがおすすめです。予告が始まると少し照明が落ち、本編が始まるとほとんどの照明が消灯されます。足元に気をつけつつ着席しましょう。
公開初日から2週間程度経って来館する
作品によりますが、公開から2週間ほど経つと少しずつ客足が落ち着き、シアター数が多い劇場では座席数の少ないシアタールームで上映されます。
貸切に近くなることもあり、周りを気にせずに楽しめるでしょう。また大きすぎないスクリーンの方が通路側の席でもスクリーンの中央に近く、比較的見やすくなります。映画館ならではの特別感を味わいながら、家のテレビのように気負いせず鑑賞できるのではないでしょうか。
子どもの映画館デビューの必需品
元映画館スタッフが考える映画館での必需品は、羽織です。シアタールーム内は音漏れしないように密閉されています。そのため熱がこもりやすく、熱中症対策のために室温を低めに設定しています。
寒いと感じた時にすぐに体温調節できるように、羽織をカバンに入れておくと安心です。また足先は冷えやすいのでサンダルは避け、スニーカーやブーツを着用するのがおすすめです。
映画館で特別な体験をしよう!
小さいお子さんとの映画館デビューを不安に思う場合もあるかもしれません。しかし、選ぶ席やタイミングなどを少し意識するだけで、映画館デビューのハードルはグッと下がり、親子揃って映画を楽しむことは可能です。
具体的には、
- 1時間以上静かに映像を見られるようになる
- マナーを理解できるなどが見極めるポイント
です。
公開日から時間を置いて来館するなどの工夫をすれば、落ち着いて楽しめるでしょう。小さい子ども連れ向けの上映イベントを利用するのもおすすめです。子どもが好きなアニメが映画化されたら、映画館で特別な体験をしてはいかがでしょうか。
藤永瞳
一男二女の子育てをしながらフリーライターとして働く兼業ママです。お菓子作り、ネットショッピング、お得情報、読書が大好きです!