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子どもと楽しく魚釣り どこで釣る?何狙う?
子どもにはいろいろなことを体験させてあげたい!そう願って我が家では子どもたちにいろいろな挑戦をさせています。今回は子どもと一緒に楽しむ「魚釣り」についてご紹介します。
釣り堀で魚釣りデビュー
我が家の夫の趣味は魚釣り。子どもと一緒に魚釣りをしたい!という夫の願いを叶えるため、最初が肝心!と、まずは子どもが4歳のときに「絶対に釣れる魚釣り」を体験してもらいました。
向かった先は大分県の九重町にある『地蔵原釣り堀センター』。ここはヤマメの養殖釣り堀で、えさ付の貸し竿が1本につき400円、釣ったヤマメは1匹300円で買い取るというシステムです。
エサは生餌ではなく、練り餌なので虫が苦手な子どもでも安心。釣り堀センターのスタッフの方がエサの付け方から竿の扱いまでサポートしてくれました。
竿を投げ込んでしばらく待って、ヤマメが食いついたタイミングでえい!っと引き上げると、子どもでも簡単に釣ることができました!すぐに釣ることができて満面の笑みの息子。
「もう1回!」と何度か挑戦し、息子は家族分の匹数を無事ゲット!釣り上げたヤマメはスタッフの方がワタ抜きをして処理してくれます。その場で塩焼きで食べることもできますが、我が家はキャンプのついでに立ち寄ったので、キャンプ場で炭火焼きにしていただきました。
初めてのヤマメ釣りは楽しかったようで、数年たった今でもその時の話をしてくれる息子です。
海釣りデビュー
魚が釣れる喜び体験をした子どもに、次は海釣りに挑戦してもらいました。初めての海釣りは5歳(年長クラス)の夏でした。
いきなり大物を狙うのはもちろん無理な話で、「何でもいいから魚が釣れたらラッキーなんだよ!」「パパだって何も釣れない時もあるよ!」と、釣れなかった場合のフォローを予めしておきました。
さて、どこで釣ろうか?と考えたところ、一番お手軽なのは、防波堤。でも防波堤での魚釣りでは何も釣れない可能性や、食べられない魚が釣れる可能性はあります。せっかくなら食べられるものを釣りたいという場合は海釣り公園に出かけるのもありだけど、料金が発生するのがネックだと思い、我が家では防波堤を選びました。私たちが利用したのは釣りが許可されている防波堤で、基本的に人が少なく場所代も無料でした。
どこで魚釣りをするにしろ、まずは魚がどういう餌をどうやって食べるのかをレクチャー。そして釣り竿やリールの扱い方をレクチャー。生き餌が心情的に厳しい場合は、ルアーを使いましょう。ルアーを使う場合は、「魚に生きている餌と思わせることが大事だよ」といった話をしたりして、子どもにイメージトレーニングをさせておきました。
実際の息子の海釣りデビューでは、食べられない小さなフグを釣り上げました。それでも何かが釣れたことや釣り竿とリールの使い方をマスターしたこと対して達成感があったようで、また行きたい!とお話ししてくれました。その後、何度か防波堤での釣りをしていますが、アジやタコなどの食べられる魚たちも釣り上げることができるようになりました。
防波堤での釣りで親が気を付けている最も大事なことは、子どもから目を離さないことです。子どもがうろうろするのに合わせて親も一緒について回っています。子どもは竿の先に目が行ってしまうと足元が注意散漫になってしまうので、前に出すぎた時などは引っ張って戻してあげます。ライフジャケットは必須ではないけれど、もちろん着用した方が安心です。
船釣りデビュー
船を持っている知り合いに誘われ、小学生になった息子は船釣りデビューも果たしました。
船の場合はライフジャケットが必須です。どんなライフジャケットでもいいわけではなく、船に乗って釣りをする場合は『桜マーク』のついたライフジャケットの装着が法的に義務付けられています。桜マークは、国土交通省が定める安全基準への適合を確認された商品で、ライフジャケットに桜マークか付いていなければ、違反行為となって船長が罰せられるとのことです。
大きめのサイズだと、万が一の時に胴から抜けることもあるので、子どもの体格にあったものを必ず選んで下さいね。動きにくいので子どもは嫌がりますが、安全のためと言い聞かせ、しっかりとベルトを全て着けてアジャスターを閉めておきましょう。股の下を通すベルトもお忘れなく。
船釣りに欠かせないグッズはもう一つ。酔い止めの薬です。子ども用の酔い止め薬も年齢に合わせたものが市販されているので、安心のために乗船前に飲ませておきました。
残念ながら息子は船釣りでは何も釣り上げることができませんでしたが、「船に乗る」こと自体が特別な体験なので、それはそれで楽しんだ様子でした。
魚釣りにはいろいろな要素がつまっている
釣り堀のように、ただ竿にエサをつけて投げ込めば魚が釣れるわけではないということを悟った息子。「魚釣り」を成功させるには、魚の生態、海や川の地形、潮、天候などたくさんの情報が必要になりますが、子どもには難しい情報もたくさんもあります。でも、単純に魚釣りを楽しんでもらえるように『釣魚図鑑』を子どもにプレゼントしました。難しい部分もありますが、たまに読んでいるようで、食卓に並んだ魚を見て、「釣り図鑑に載ってる○○でしょ?」という話をすることも出てきています。
魚はどうやってエサを食べるのか?魚はどんなエサを食べるのか?魚はどこに住んでいるのか?魚はどうやって動くのか?などなど、魚を釣るためには考えることがたくさんあるんだよー、という話をしたりして、次回の魚釣りの計画を立てています。
海沿いに住んでいるわけではないので頻繁に魚釣りには行くことはできないけれど、自然体験の中で、子どもたちがいろいろなことを自分で考えて動けるようになることを願っています。
Richika
3人兄妹のママ。お料理大好き。怒らない子育てを目指して日々努力中。
ライター紹介
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