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マンションでの子どもの足音問題。賃貸に住む我が家の対策5つ

マンション住まいの筆者は、3歳と1歳の子どもを自宅保育していますが、自分の子どもの足音が近隣に響いていないかと気になります。以前、子どもの足音で階下に住んでいる方からクレームを受けた経験があり、それ以降は一層気にするようになりました。

床を通じて響く音にもさまざまな種類があり、対策方法も変わってきます。今回は我が家で行っている子どもの足音対策についてご紹介します。

どんな音が響きやすい?

床に衝撃が加わることによって生じる音を「床衝撃音」といいます。床衝撃音には主に2つあります。1つは「軽量床衝撃音」で、おもちゃなどの軽い物を落としたときに発生する音です。もう1つは「重量床衝撃音」といって子どもが走り回ったり飛び跳ねたりしているときの足音や、洗濯機の振動などが該当します。

一般的に防音マットや防音カーペットなどは、軽量床衝撃音の対策として効果的だとされています。一方で重量床衝撃音は、床のコンクリートスラブが震えることで音が伝わっていきます。そのため、根本的に解決するにはコンクリート床の剛性を高くするなどの構造部分の対策が必要となってくるわけです。ただ、衝撃を吸収するようなマットや厚みのあるマットを敷くことで重量床衝撃音を軽減することはできるようです。

子どもの足音に悩み始めたきっかけ

ある日「下の階に住んでいる人から、子どもの足音のような音が聞こえてきて耐えられないとクレームがきている」という趣旨の電話が管理会社からかかってきました。当時住んでいたマンションは4年以上住んでいたのですが、住民の入れ替わりが多く階下にどんな人が住んでいるのかは分からない状態でした。

マンションによくある鉄筋コンクリート造は、木造や軽量鉄骨造に比べると遮音性が高いとされています。それでも、物を落としたり子どもが走り回ったりすると音が響いてしまいます。鉄筋コンクリート造だから足音はそんなに響かないだろうと油断していた部分もあったため、この出来事をきっかけに我が家ではより一層子どもの足音対策や騒音対策をするようになりました。

我が家で行っている子どもの足音対策方法5つ

ここからは、賃貸物件に住んでいる我が家で実際に行っている子どもの足音対策を5つご紹介します。

1.ジョイントマットを敷く

小さな子どもがいると、ジョイントマットを取り入れている方も多いですよね。我が家でも子どもが遊ぶスペースにはクッション性のあるジョイントマットを敷いています。汚れたときに掃除しやすく、部屋の大きさに合わせて敷ける上、比較的手頃な価格で手に入ります。テレビ台やおもちゃ用の棚の下まで、びっしりと敷き詰めて対策をしています。

2.子どもへの声掛けをする

ジョイントマットを敷いているとはいえ、飛び跳ねたり走り回ったりすると近隣に騒音が響いてしまいます。子どもが騒ぎ始めたらその都度「下の人がびっくりするから静かにしようね」と声掛けをしています。子どもは何度言っても家の中で騒いでしまうため、1日に何回も同じ声掛けをすることも多々ありますが、根気強く声掛けを続けています。

声掛け時に気を付けていることは、なぜ騒いではいけないのかを伝えることです。ただ「静かにして」と伝えるよりも、理由を伝えることで子どもも納得してくれているように思います。「忍者みたいに歩ける?」と遊びの要素を取り入れながら伝えることもあります。

日中は気にならない音でも夜は気になってしまうこともありますよね。我が家の子どもたちは、20時半から21時の就寝前になるとなぜか騒ぎ出すことが多いのです。そのため、夜は特に頻繁に声掛けをするなど、1日の中でもメリハリをつけるようにしています。

3.近隣住民へ挨拶する

引っ越したとき、また日常生活の中で近隣住民に会ったときはきちんと挨拶をするようにしています。今住んでいるマンションは上の子が2歳、下の子が0歳のときに引っ越してきました。引っ越し時には近隣に「子どもが小さいので足音などでご迷惑を掛けるかもしれません。できる限りの対策はしますが、騒音など気になったらおっしゃってください。」といった内容の挨拶をしました。挨拶のときには子どもも連れて行くことで、どんな子が住んでいるのか相手に分かってもらえます。

集合住宅の場合、対策をしていても足音などの騒音が聞こえるケースも多いですよね。挨拶に関してはさまざまな意見がありますが、顔見知りになっておくことや、騒音対策をしている旨を伝えることは、住み始めてからのトラブル回避に役立つ場面もあると個人的には思います。

4.外に遊びに行く時間をつくる

家の中では走り回ったり飛び跳ねたりすることができないため、子どもがストレスを溜め込まないよう、お天気の良い日は外で遊ぶ時間をつくるようにしています。散歩するだけの日もあれば、公園でおもいきり遊ぶ日もあります。自宅保育していると家にいる時間が長くなりがちなため、外に出るのは筆者にとっても良い気分転換です。

5.ファミリー向け物件を選ぶ

筆者自身、子どもが生まれる前と後で子どもの足音に対する考え方が変わりました。子どもが生まれる前は階上から響く子どもの足音が気になっていたのですが、自身に子どもが生まれ、成長し動き回るようになってからは「ある程度の子どもの足音は仕方ないこと」と捉えるようになりました。「お互い様」という意識もあるのだと思います。そのため、ファミリーが多く住んでいる物件だと、子どもの足音や騒音に対してある程度は理解してくれるケースも多いのかもしれません。

まとめ

我が家の子どもの足音対策を5つご紹介しました。階下からクレームを受けたときに住んでいたマンションは仕事の都合で引っ越し、現在は別のマンションに住んでいます。

対策のおかげか足音などのクレームもなく、穏やかに過ごせています。騒音に対する考え方は人それぞれで、気になる騒音の程度も人によって変わってきますよね。

集合住宅に住んでいる以上、近隣への騒音の配慮は必要なことです。今後もしっかりと対策を続けていきます。

ハナミ
2人姉妹の子育て奮闘中。家事や育児の傍ら在宅ワークに励んでいます。ネットショッピング&スイーツが大好き。

ライター紹介

からふるMoms

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KaRaFuRuのママライターチームです。

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