#ライフスタイル
小さい子どもがいるお家で犬を飼うとどうなる?我が家の4年間の記録と飼う時の注意点
子育て中に犬を飼いたいと考えているママやパパ。
「子育てしながら犬を育てられるのだろうか」
「小さな子どもと犬のいる生活はどんなものになるのだろうか」
未知なる生活に不安を抱えている方も多いのではないでしょうか?
今回は実際に子育てしながら犬を飼っている筆者の体験を紹介します。
実体験をもとに犬を飼うタイミング、ママやパパが作るべき理想の環境など、これから犬を飼いたいと考えているママやパパのお役に立てる情報をお伝えしますので、ぜひご覧ください。
我が家の実体験~フレブルとやんちゃ坊主の4年間~
我が家では出産前から犬を飼っていました。子どもが生まれた時、犬は2歳半。初めて子どもと愛犬を対面させた時、愛犬は未知の生物に興味津々。
それから愛犬は、子どもが泣けば首を傾げたり、ペロペロしようとしたり、愛犬なりに子どもを守るような行動が増えました。
我が子も大きくなるにつれ愛犬の存在を認識。愛犬に自分のおもちゃを差し出そうとしたり、愛犬の名前を呼んだりするようになりました。
我が子が3歳になった頃から愛犬にエサをやりたがったり、散歩の時にリードを持ちたがったりと、我が子なりにお世話したい気持ちが芽生え始めた様子。
2021年現在子どもは4歳、犬は6歳半。これまでに犬が子どもを傷つけたことも、子どもが犬にいたずらしたこともなく、良い姉弟関係を築いています。
子育て世帯が犬を飼うベストなタイミングは?
おすすめのタイミングは「子どもが意思疎通できるようになってから」。具体的には3歳過ぎからがいいと個人的には考えています。
我が家では子どもを出産した時、犬のしつけは一通り完了していましたが、育児と犬の世話を両立させるのは大変でした。
毎日朝夕二回の散歩、一日三回のエサやり、飲み水の補充やトイレシーツの交換など、お世話しなければいけないことはたくさんあります。
しつけが完了していてもやることが多い犬の世話。子犬ならなおさら大変です。
我が家の愛犬も、成犬になるまでの間、いたずらでトイレシーツをビリビリに破いたこともあります。また室内で放し飼いにしていたので、トイレの場所をしつけるまで部屋のいたるところでおしっこやウンチをしてしまう失敗も多々ありました。
赤ちゃんのお世話と子犬のしつけが重なると、それぞれの対応が回らなくなる危険性がありますので、できれば子どもが3歳を過ぎてからの飼育をおすすめします。
子どもに絶対教える犬のコト
犬への正しい接し方を子どもに教えるのは親の務め。必ず教えてほしい点を紹介します。
1.初対面の犬と接する手順
初めて犬と接する時は、以下の手順で触れ合うよう子どもに教えましょう。
①犬の目線に合わせてしゃがむ
②手をグーにして手のにおいを嗅がせる
③犬に警戒心がないことを確認したら顎や首を撫でる
子どもでも立ったまま近づけば犬より目線が高くなります。真上から頭を撫でようとすると犬は威嚇する場合があります。目線の高さを犬の位置まで下げることがファーストステップです。
犬に手のにおいを嗅がせ、後ずさりするようなら警戒心がとけていない証拠。その段階で無理に触ろうとするのはNG。
初対面の接し方をきちんと教え、犬から噛まれる事故を未然に防ぎましょう。
2.犬が触られて嫌な場所
子どもには「犬が触られて嫌だと感じる場所」があることを教えましょう。
- 手足
- しっぽ
- 鼻の先
上記は代表的な「犬が触られて嫌な場所」です。犬が触られたくない場所は触らないというルールを作って、子どもに周知させましょう。
3.ドックフード以外の食べ物をあげない
犬には与えてはいけない食べ物があります。代表的なものは、玉ねぎやチョコレート、アルコール、ぶどうです。
これらの食べ物を犬が間違って食べてしまった場合、嘔吐や下痢、最悪の場合死に至るケースもあります。
万が一のことを考え、「ドックフード以外は犬に与えない」「ドックフード以外のものをあげる時はママやパパと一緒」などルールを決めておきましょう。
犬に絶対教える子どものコト
犬側にも子どもとの接し方を教える必要があります。我が家で教えたことは主に以下2点です。
1.子どもは守るべき存在
犬がママやパパと遊ぶのと同じように子どもと遊んでしまうと、子どもがケガをする危険性が高まります。特に中型・大型犬は体重が重いので要注意。
我が家の場合、子どもに対してマウンティングしない、吠えないなど、犬に「子どもは守るもの」というしつけを最初に行いました。犬と子どもが暮らし始めて4年が経過した現在、子どもに対して攻撃的な態度をしたことはありません。
2.噛まない
「噛む」行為については、子犬のうちにしっかりしつけることが大切。
子犬のうちはなんでも甘噛みします。しかし甘噛みから本気噛みになってしまい事故につながるケースもあります。
噛んではいけないことを犬にしっかり教え、噛まないようにしつけましょう。我が家の愛犬も子犬の時に噛まないしつけをしたおかげで、子どもの手を噛むことはありません。
ママ&パパがやるべき環境づくり
犬と子どもがより良い関係を築けるために、ママとパパがやるべき環境づくりは以下4つです。
1.犬と子どもだけにしない
犬と子どもだけ部屋に残さないようにしましょう。常に大人が見ていて何かあった際は間に入れるようにすることで、思わぬ事故を防げます。
2.守るべき場所にはゲートをつける
子どもがお昼寝をするスペースなど、犬に入ってほしくない場所がある場合、ゲートをつけましょう。特にキッチンは犬が食べてはいけないものがたくさんあるので、必ず設置することをおすすめします。
3.誤飲に注意
子犬のうちはなんでも口に入れます。我が家でも愛犬が洗濯バサミやボタン、子どもの食べこぼしたパンなどを食べてしまい、急いで動物病院に向かったことがあります。誤飲しそうなものはあらかじめ犬が届かない場所に置くなど対策を取りましょう。
小さな子どもと犬の生活は注意点を守れば明るく楽しいもの!
実際に子育てをしながら犬を飼っている我が家の実体験から、犬を飼うベストなタイミング、注意点、環境づくりについてお伝えしました。
犬を飼うことは責任を伴います。「飼ってみたけれどお世話が大変だから手放したい」なんてことは絶対に許されません。
一度飼えば犬も大事な家族の一員です。本当に今飼ってお世話できるのか、飼える環境なのかどうか、吟味した上でぜひ家族として迎え入れてあげてくださいね。
Saki
男の子1児のママ。読書が趣味。好きな作家は有川ひろさん。
ライター紹介
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