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赤ちゃんにおやつは必要?いつから、なにをどれくらいあげる?
スーパーには、生後6ヶ月ごろから食べられるおやつが販売されています。大人にとっておやつは“嗜好品”ですが、赤ちゃんにとっては食事の一部と考えてもいいほど大切なものです。しかし、あげるものや量には気をつけなくてはいけません。
そこで今回は、赤ちゃんにとってのおやつの必要性や注意点をまとめました。
赤ちゃんにおやつは必要?
成長が著しい赤ちゃんは、大人が思う以上にエネルギーや栄養が必要です。しかし、一度に多くの食事を食べられなかったり消化吸収機能が未熟であったりするため、三度の食事だけで必要な栄養分を摂りきれないといわれています。
そのため、おやつはエネルギーや栄養、水分を補うための“補食”として重宝します。
また、リラックスして家族や友達とおやつを食べる時間をもうけることで、精神的に安定したりコミュニケーション力を育んだりと精神面にもメリットがあります。
掴み食べや咀嚼の練習のために、おやつを活用するママもいるようです。
赤ちゃんにおやつはいつから与える?
おやつが必要になるのは、朝昼晩と安定して食事を取れるようになり、離乳をしてからだといわれています。三食にプラスして母乳やミルクを飲んでいる場合は、特別おやつは必要ありません。
しかし、上記でも説明した通り、おやつは栄養を補う以外の役割も果たします。
特に兄姉がいるご家庭は、おやつの時間に赤ちゃんも一緒に食卓を囲むことで「みんなで食べるのは楽しい」と感じ食事に興味を持たせられるでしょう。
市販されているおやつは、早くて6ヶ月頃からが対象です。対象年齢や離乳食の進み具合に合わせて、6〜7ヶ月ごろから少しずつおやつを与えてもいいですね。
赤ちゃんにおやつを与える時の注意点
食べ過ぎに気をつける
乳児に必要なエネルギーの目安は、
・6〜8ヶ月 男児650kcal 女児600kcal
・9〜11ヶ月 男児700kcal 女児650kcal
・1〜2歳 男児950kcal 女児900kcal
です。そのうち10%程度のエネルギーをおやつから摂取するのがいいといわれています。
食べる時間を決める
おやつの時間を決めることで、生活のリズムを作ることができます。
またダラダラと食べさせると虫歯の原因になるので、時間を決めて食べきれなくても時間内に切り上げましょう。
大人のおやつは与えない
チョコレートやアイスクリーム、スナック菓子は添加物や脂質、糖分が多く味も濃いので、胃腸が未発達な赤ちゃんのおやつとしては相応しくありません。
市販品を与える場合はベビー用のものを選び、対象年齢も参考にしてください。
【市販品】おすすめの赤ちゃん用おやつ
ハイハイン(7ヶ月〜)
国産米100%で作られ、アレルギー特定原料などは不使用なので安心して食べさせることができます。
口に含むとお米の風味と優しい甘さがあり、口溶けもいいので歯が生えていない赤ちゃんでも食べやすいです。 また、赤ちゃんが握りやすい形状になっているので自分で食べる練習にもなりますよ。
たまごたっぷりぼうろ(7ヶ月〜)
たまごぼうろは、赤ちゃんのおやつの定番ですね。小さな食べ物をつまむ練習になります。
ただ、たまごはアレルギーを起こしやすい食材なので、離乳食でたまごを与えて問題がないことが分かってから食べさせるといいでしょう。
ベビーダノン(6ヶ月〜)
不足しがちなカルシウムやビタミンD、鉄などを摂取できます。
また、果物や野菜を使ったピューレと2層になっていて、味のバリエーションも豊富!野菜が苦手な赤ちゃんにもおすすめです。
1才からのかっぱえびせん(1歳〜)
お兄ちゃんやお姉ちゃんと同じものを欲しがる子にぴったり。
見た目はかっぱえびせんそのものですが、油は不使用、塩分も通常のかっぱえびせんの25%カットしています。大きさも1/2ほどで口溶けもいいので、赤ちゃんでも食べやすいですよ。
おやつは正しく与えよう!
赤ちゃんにとっておやつは必要ですが、量や与えるタイミングを守るのが大切です。食事に響かないように注意しながらうまくおやつと付き合っていきましょう。
また、手作りのおやつは添加物や糖分などを調節できるのがメリットですが、忙しいママが毎日手作りするのは大変ですよね。今回紹介した市販のおやつは、筆者の子どもも好んで食べていた定番商品なので、せひ試してみてください。
藤永瞳
4歳と2歳の姉妹を育てながらフリーライターとして働く兼業ママです。甘いもの、映画鑑賞、ネットショッピング、わんこが大好きです!