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2021.03.18
#子育て

【テレビや動画との付き合い方】子どもに見せ続けて分かってきた我が家のルール

「赤ちゃんの頃からテレビを見せると教育に悪影響を及ぼす。」

「動画の見せすぎはダメ。」

そんな言葉を乳児検診で保健師から言われたことがある方、さまざまな育児書や、教育問題を取り扱う番組で見聞きしたことがあるママも多いのではないでしょうか?

私もはじめはその一人でした。でもその言葉の意味をよく理解しないまま、ただ制限するだけではなく大切なことは「付き合い方」「共存の仕方」だったのです。

今回はテレビや動画を見せて育ててきた3歳児の現在と、メディアとの付き合い方で失敗した点、良かった点など、実体験をもとに紹介します。
ひとつでも参考になれば幸いです。

【実録】テレビを避け、心が壊れかけた産後数ヶ月

私は自分でいうのもなんですが、真面目な母親でした。

妊娠中から「妊娠初期は寿司を食べるな」という情報を得れば、大好きな寿司を安定期まで我慢。
「葉酸を取れ」と言われればあらゆるサプリの情報を調べ、安全性を確認して毎日摂取。

ネットやテレビ、雑誌に載っている「妊娠中にやるべきこと」「やってはいけないこと」を忠実に守り続けてきました。

出産後も「テレビは良くない影響を及ぼす」という情報をどこからか入手し、毎日我が子の泣き声だけが響く家の中で、二人きりの生活を続けていました。

そんなある日、私の精神に限界が。
泣いていないのに赤ちゃんの泣き声が聞こえたり、悲しくもないのに涙が出たり、感情をコントロールできなくなったのです。

このままではおかしくなると思い、家の中で音楽を流したり、テレビをつけたりしてみることに。
特にNHKの教育テレビには助けられました。

朝7時から9時、夕方16時から17時ごろは「ゴールデンタイム」と呼び、家事ができるようになったり、少し休憩できる時間になったり。

母親と子ども二人だけの空間にテレビが入ることで、日々の生活の中に少しだけ余裕が生まれました。

我が家で気をつけたテレビや動画との付き合い方

テレビは私を救ってくれましたが、やはり「付き合い方」は大事。ここでは、我が家で決めているルールを紹介します。

時間を決めてアラームを鳴らす

テレビや動画を見せる上で大事なことは「時間設定」。見ている時間が長いと、目への負担は当然出てきます。

3歳児になった我が子との間ではルールがあります。我が家では、テレビや動画を見る前に「何時or何分まで見るのか?」を事前に子どもと親の間で話し合い、スマートフォンでアラームをかけます。

重要なのは「親もしくは子どもが一方的に時間を決めないこと」。子どもに決めさせた時間を無条件で飲み込めば当然長くなりすぎに。しかし親が勝手に決めた時間では、子どもは納得しません。

時計を見ながら話し合い「じゃあ、長い針が3に来たらおしまいでいい?」と双方の合意のもとで時間を設定。その後アラーム音がなったら、泣こうが喚こうが終わりです。

番組ごとに区切りをつける

テレビの場合は、番組ごとに区切るようにしています。

  • 朝の「いないいないばあ」が終わったら幼稚園に行く。
  • 夕方の「みいつけた」が終わったら晩ご飯を食べる

ポイントは、約束した番組が終わる数分前からリモコンを持って、番組が終了したと同時に電源を落とすこと。

特にNHKはCMがないので、すぐ次の番組が始まってしまいます。次の番組が始まれば、テレビの前を離れられなくなるのは当たり前。そうならないよう、終わりと同時にテレビの電源を落とし、強制終了させます。

テレビや動画を遮断しなかったことでおきたメリットとデメリット

テレビや動画を見せて3歳まで育てたことで、どんな影響があったか、お伝えしていきたいと思います。

動画で言葉や歌を覚えた

2歳~3歳にかけて、私が教えていない言葉や歌を、口にすることが増えました。「テレビでも流れていないけど、どこで覚えたのかな?」と思っていたところ、youtubeの動画だと発覚。

乳幼児向けのチャンネルで公開されていた動画を見て覚えたとのことでした。いろいろなメディアを通して、言葉や歌を覚えられたのは、プラスの影響だと感じています。

夢中になると周りの声が聞こえにくくなる

テレビや動画を見せることで得られる影響は、良いものばかりではありません。動画やテレビに夢中になるあまり、親や周りの声が届かないことが多々出てきました。

集中できるほど熱中できるものがあることは、良いことだとは思いますが、動画やテレビは日常生活に支障が出るほどの中毒性や依存性も持ち合わせていますので、使い方が重要になると感じています。

上手に付き合えばテレビも動画も悪い影響ばかりじゃない!

今回はテレビや動画が及ぼす子どもへの影響について、我が家の体験談をお伝えしてきました。

私自身、テレビや動画があるおかげで、育児する日々に余裕が生まれましたし、子どももいろいろな言葉や歌を覚えられ、良い影響を感じています。

ただ一方で、動画やテレビには依存性もあり、長時間視聴することで、視力低下の可能性も高まります。

私個人としては親と子の間でしっかりルールを決め、上手に付き合っていく必要があると考えています。

みなさんのお家でもメディアの使い方をお子さんと話し合い、上手に付き合っていってくださいね。

Saki
男の子1児のママ。読書が趣味。好きな作家は有川ひろさん。

ライター紹介

からふるMoms

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KaRaFuRuのママライターチームです。

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