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2020.10.19
#子育て

子どものお小遣い いつからあげる?管理は?

お金の重要性は子どもが小さいうちから身に付けて欲しいもの。とは思っても、実際に子どもにお金を渡すという行為には、不安もつきまといます。

必要以上のお金を手にすることで無駄遣いをしてしまうのではないか、何かしらのトラブルに巻き込まれるのではないか、またはあまりにも幼い時にお金を与えてしまっては逆に金銭の重要性が認識できなくなってしまうのではないか…など。

お金が絡むと大人でも難しい問題に発展してしまうことがあるため、子どもにはより慎重になる親御さんも少なくないことでしょう。

今回は子どものお小遣い、それにまつわるお金の管理をどうするかという疑問について、注目していきたいと思います。

子どものお小遣い、いつからあげる?

2018年のデータになりますが、小学館が小学1年生保護者1000人を対象に「お子さんのおこづかいについて」というアンケートを実施しました。

その中で「定期的におこづかいを渡しているか?」という質問に対して、85.9%が「いいえ」と回答しています。

そして、この「定期的におこづかいを渡しているか?」ー「いいえ」と回答した保護者に、さらに「何年生からおこづかいを渡そうと考えているか?」と尋ねたところ、「小学3年生」が28.1%、続いて「小学4年生」が18.8%、「小学5年生」が13.4%という結果が出ています。

(参考URL:https://hugkum.sho.jp/25130

多くの親御さんが、小学校中学年以降には子どものお小遣いの必要性を感じていることが分かります。

お小遣いの管理、どうする?

お小遣いをあげた上で心配になるのは、その使い方や管理の仕方です。

筆者が子どもの時なんかはお小遣い帳をつけていましたが、実はつけたりつけなかったりという、お小遣い帳の役割を果たしていないような状態でした。

現在は子ども向けお小遣いアプリもあります。まだ小学生であれば、自分のスマホやタブレットといった携帯端末を持っている子は少ないと思いますが、お母さんと一緒に利用してみてはいかがでしょうか。

お小遣いを通じて親子のコミュニケーションを測りつつ、お金の管理の仕方について教えてあげることもできます。

全てをお母さんが管理してしまってはお小遣いの意味が半減してしまいますが、このような便利なツールも使いつつ、お小遣いを渡しだした最初のうちにお金の使い方や重要性を学ぶ体勢を作って上げるのも良い方法です。

お小遣い事情、我が家の場合

続いては、我が家のお小遣いにまつわる実体験をお話させて頂きたいと思います。

まず我が子とお金に関して意識するようになったきっかけは、”買い物の際のお菓子のおねだり”でした。

一緒にスーパーに買い物に行くと、必ずおねだりされる”お菓子”。毎回買ってあげることは避けたいですが、たまには買ってあげていました。

でも「この位の値段だったら良いかな」という大人の事情が通じない年齢の時には、どのように説明すれば良いのか悩みました。

そこで『数字2つまでならOK』というルールを決めたのです。つまり100円未満のお菓子ならOKというルールを設け、自分で選ばせるようにしました。

まだ十の位・百の位という概念は無い年齢でも、2つ数字が並んでいるということは認識できます。我が家の3兄妹もみんな2歳前後には、このルールの元に自分でお菓子を選ぶことができるようになりました。ちなみに、消費税分は親が目をつぶっています(笑)。

このことが、我が子達の自分でお金の価値を意識するスタート地点だと思っています。

そして小学生にあがった頃、お小遣いをどうするか考えました。この際にもルールを設けたのです。そのルールとは『3桁の足し算・引き算ができるようになったら』というものでした。

小学校に入学すると、行動範囲も増えお友達との交流も増えてきました。その中で、やはり「お小遣いを欲しい」という要望があがってきました。

子どもに言われたから渡す…というのでは、あまりにも根拠が無く不安だけが先走ってしまうので、上記にあげたルールを設けてお小遣いスタートの時期をハッキリさせました。

『3桁の足し算・引き算ができるようになったら』という根拠についても、だいたい小学生が普段自分のお金で購入するものは金額的に1000円未満の物がほとんど、逆にそれ以上だと高いという認識があって良いだろうと思い、考えたルールです。

実際に渡すお小遣いの金額については、小学生の時は毎月『学年×100円』と定めました。中学生になった現在は、毎月1000円(ただし文房具や学用品代は別)にしています。

このようにルールを定めて進めてきた我が子達のお小遣い事情ですが、管理の仕方はその子の性格によって異なるようです。現在中学3年生の長男は、必要最小限出費を避けるケチケチ派。中学2年生の次男は気持ちが大きくなって大盤振る舞いして大事な時にお小遣いが足りなくなる派。

母としては「2人足して2で割れば、ちょうど良いのに」と、常々思っています。

さて、4歳の末娘はどんなタイプになるのやら…いまから楽しみでもあり、心配でもあります。

まとめ

子どものお小遣い事情をご紹介しました。

お小遣いに限った話ではありませんが、「お友達がこうだから」「他のお宅がアレなら」という風に、周りに流され無理矢理合わせる必要はありません。

あくまで親御さんの判断で、その判断がお子さんのことを一番に考えての結論であることが重要だと思います。

これを機に、お金に関して親子で話し合ってみるのも良いのではないでしょうか。

白藤さつき
13年間正社員として勤務。お局街道まっしぐらと思いきや、予想外に結婚。はたまた予想外に3人の子を持つ子だくさん母となる。現在、肝っ玉母ちゃんライターとして活動中。

ライター紹介

からふるMoms

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KaRaFuRuのママライターチームです。

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