女性が働く職場で、周囲の理解やサポートを得るために
結婚・出産を経ても、女性が働き続けていくことが当たり前になってきている今の時代。
制度などが整っても、実際に働く中で仕事と育児の両立など不安は尽きません。
特に出産後は、職場の理解やサポートなしでは、仕事を続けていくことは難しいですよね。
筆者は過去に女性が中心に働く職場で、管理者の仕事をしていた経験があります。
その経験から、職場での理解やサポートを得るために気を付けることなど、感じたことを紹介します。
職場での人間関係はとても大切
筆者がかつて管理者として働いていた職場はシフト制でしたので、決まった人数を確保しないといけません。
子供の病気や行事などで、どうしてもシフトに入れないときに相談を受けることもありました。
そんな時に周りの人が率先してシフトを代わるなど、自然と助け合う雰囲気ができていました。
それは、普段から職場の中でコミュニケーションが取れていたからだと思います。子供がいる人同士など、同じような境遇の人が多かったという点も大きかったかもしれません。
子育て以外にも、誰でもプライベートでいろんな事情を抱えています。
普段からコミュニケーションをとっていれば、事情を察して互いに助け合う気持ちが自然と生まれるのではないかと思います。
感謝の気持ちを忘れずに
早退や欠勤をしたあとは、サポートしてくれた周囲に、お礼をきちんと言葉で伝えること。
自然と助け合いができていた人たちは、そういった気遣いを徹底されていました。
少し頭を悩ませたのが、当然のように休む人。
本来なら、決められたシフトはこなしてもらわなければいけません。
事情はわかるけれど、会社側としては頻繁にシフトに穴をあけられては困る、というのも本音。
きちんとシフトをこなしてくれる人たちとの間に不公平感が出ないか、という点も気がかりでした。
仕事とはいえ、人と人との関わりなので周りへの気遣いは本当に大切です。
やむを得ない事情があっても、自分ができない仕事を周囲の人がフォローしてくれているのもまた事実。
周囲への感謝や気遣いを忘れないことが、一番大切だと思います。
割り切ることも必要!
子育てなどの事情を抱えながら働くことにも、限界はあります。
自分を追い込みすぎないように、ときには割り切ることも必要です。
思うように働けず、心苦しいことも多々あると思います。
その分余裕ができたときに、フォローする側にまわるだけでも十分だと思います。
やるべき仕事をきちんとこなして、周囲への気遣いや感謝を忘れなければ、自然と周りのサポートもついてくるのではないでしょうか。
理想論かもしれませんが、互いにフォローし合う雰囲気ができれば、女性が働きやすい職場づくりができると思います。
「困ったときはお互いさま!」の精神で、乗り越えましょう!
石野アサミ
一児の母、現在第二子を妊娠中。フルタイムで働きながら子育てに奮闘中です。趣味は読書、ピラティス。