【クリスマスケーキを作ろう】絶対に膨らむスポンジケーキの作り方!
洋菓子店のケーキも素敵ですが、「クリスマスケーキを自分で作ってみたい!」と思う方も多いのではないでしょうか?
そこで気になるのが、「うまく膨らまない」「ぼそぼそとした食感になる」という失敗が多いスポンジケーキの作り方です。苦手意識を持っている方でも、いつもとはちょっと作り方を変えるだけでびっくりするくらい膨らむスポンジケーキが作れるようになりますよ。
この記事では、卵ひとつで絶対に膨らむスポンジケーキの作り方とポイントを紹介します。
ふわふわしっとりなスポンジケーキにするためのポイント
スポンジケーキは、熱を加えた時に生地の中の水分と空気が膨張することで膨らみます。つまり卵をしっかりと泡立て空気を含ませるということが一番重要です。具体的なポイントを3つ紹介します。
卵は卵白だけ先に泡立てる!
卵黄には脂肪分が多く含まれているため、泡立てるのにかなりの時間がかかります。そのため泡立てが不十分になりやすく、膨らまないという失敗が起こるのです。
一方卵白は卵黄よりもかなり泡立ちやすいので、まずメレンゲを作り十分泡立ったところで卵黄を加えることで泡立て不足を解消できます。
薄力粉は3回ふるう
薄力粉は水分を含みやすく、小さなダマがたくさんできています。ふるうのが面倒くさいからとそのまま入れると、ダマが残り見た目も食感も悪くなるので必ずふるいましょう。薄力粉をふるうのは、空気を含ませるという目的もあります。
よく混ぜる
スポンジケーキ作りは「切るように混ぜる」「混ぜすぎない」とよくいわれます。
確かに練るようにぐるぐる混ぜるとグルテンが出て膨らみが悪くなったり泡が消えたりしますが、正しくは「底からすくい上げるように混ぜる」「ツヤが出るまで混ぜる」 です。
縦に切るように混ぜるだけでは、混ぜ不足でキメが整わず、ぼそぼそとした食感になります。左手でボウルを反時計回りに回しながら、 右手に持ったゴムベラでのの字を書くようにツヤが出るまで均等に混ぜ合わせましょう。
しっとりふわふわなスポンジケーキのレシピ
【材料】15cm型
卵白(Lサイズ) 1個分
グラニュー糖 40g
卵黄 1個分
薄力粉 35g
バター 15g
牛乳 10g
【作り方】
下準備
・型にオーブンシートをセットする
・オーブンを170度に温める
・薄力粉を2回ふるい、粉ふるいに入れておく
・バターと牛乳を合わせて湯煎にかける
1.卵白をほぐし、ハンドミキサーの高速で泡立てる。しっかり泡立ったらグラニュー糖を少しずつ入れながら泡立てる。
2.卵黄を入れたら低速にし、泡のキメを整える。
3.ゴムベラに変え、薄力粉を再度ふるいながら加えてさっくり混ぜる。
4.溶かしたバターをゴムベラにワンクッションさせながら回し入れ、ツヤが出るまで混ぜる。
5.型に入れて10cmほどの高さから3回程度落とし、大きな泡を潰す。
6.170度で30分焼く。
7.焼きあがったらすぐにオーブンから出し、10cmくらいの高さから落として空気を抜き焼き縮みを防ぐ。
8.ケーキクーラーの上に逆さにして出し粗熱をとる。粗熱が取れたら底側を下に戻し、しっかりと冷ます。
9.デコレーションをしたら完成。
卵白を泡立てるところからオーブンに入れるまで10分以内で完成します。意気込んで作るとあまりにあっさりとできるので、ちょっと拍子抜けするかもしれません。それくらい簡単にできるスポンジケーキですが、味はお墨付き!ぜひクリスマスケーキを自分で作ってみてくださいね!
藤永瞳
4歳と2歳の姉妹を育てながらフリーライターとして働く兼業ママです。甘いもの、映画鑑賞、ネットショッピング、わんこが大好きです!