365日からふるに子育て!第95回 赤ちゃんの虫刺され ~対処法と予防のポイント~

「次世代へ健やかな未来をつなぐ」 ウェルサポの助産師古賀です。
赤ちゃんの虫刺されは、夏場を中心に多く起こる身近な皮膚トラブルの一つです。 朝夕を中心に少し過ごしやすくなったなと感じる日もあると思いますが、そうなるとお散歩や外遊びの機会が増え、虫に刺される機会も増えてきます。
そこで今回は、赤ちゃんの虫刺されの対策と予防について考えてみたいと思います。
1.赤ちゃんは虫に刺されやすい?
赤ちゃんは大人に比べて体温が高く汗をかきやすい、皮膚も大人より薄くデリケートという特徴があります。そのため、蚊やブヨ、ダニなどに刺されやすく、刺されると赤みや腫れが目立つことがあります。
また、赤ちゃんの皮膚はバリア機能がまだ未発達。そのため、同じ虫刺されでも大人以上に反応が強く出てしまうことが多いのです。 さらに、まだ言葉で「かゆい」「つらい」という「ココロ」やカラダの不快感を上手に伝えられないため、無意識に患部を触ったり、強く掻きむしって傷つけてしまうこともあります。
ママ・パパが「いつもと違うな」と気づいたときには、すでに症状が広がっていることも珍しくありません。だからこそ、日頃からの観察と丁寧なケアが、赤ちゃんの「心身」を守るための大切なステップになります。
虫刺されを単なるトラブルと捉えず、赤ちゃんの小さなSOSを見逃さないよう、あたたかく見守ってあげてくださいね。

2.虫に刺されてしまったら?
もし赤ちゃんの肌に虫刺されを見つけたら、まずは落ち着いて、以下の手順でやさしくケアしてあげましょう。
① まずは「清潔」に
刺された場所を流水でやさしく洗って、清潔に保ちましょう。
② かゆみは「冷却」で和らげて
赤みや腫れ、かゆみがあるときは、清潔な濡れタオルなどで患部を冷やすと症状が落ち着くことがあります。
③ 爪のケアで「かき壊し」を防ぐ
かゆみをうまく伝えられない赤ちゃんは、無意識にかきむしってしまうことも。 傷口から細菌が入って化膿しないよう、日頃から爪を短く整えておきましょう。
④ お薬は「月齢」を必ずチェック
市販の虫刺され薬を使う際は、赤ちゃんの月齢や年齢に対応しているか、用法・用量を説明書で必ず確認してください。 種類や使い方に迷ったときは、小児科や皮膚科、薬剤師さんに相談すると安心ですよ。
\こんな症状には注意/
腫れや赤みがあっても、いつも通りの生活(食べる、寝る、遊ぶなど)ができていれば、基本的には上記の対処法で様子をみて大丈夫なことがほとんどです。
刺された部分が大きく腫れたり赤みが増している、痒みが強い、熱を持っている、水ぶくれになるなど症状が悪化した場合は、医療機関へ相談するのがおすすめです。
以下のような症状がある場合は、重いアレルギー反応などの可能性もあるため、速やかに受診しましょう。
⚫︎全身に蕁麻疹が出る
⚫︎呼吸が苦しそう
普段からお子さんを一番近くで見ているご家族が「何となくいつもと様子が違う、何かおかしい」と感じた際は、赤ちゃんから何かしらのサインが出ていることが多いです。迷わず、医療機関に相談しましょう。
3.今日からできる虫刺され予防術
完璧に防ぐのは難しいものですが、少しの工夫でリスクをグッと減らすことができます。
・肌の露出を控えめに
外出時は薄手の長袖・長ズボンが基本です。通気性の良い素材を選べば、暑い日でも快適に過ごせますよ。
・明るい色の服をチョイス
蚊は黒や紺などの濃い色に寄ってくる習性があります。白やベージュ、パステルカラーなど、明るい色のお洋服を選んであげましょう。
・汗はこまめにケア
汗の匂いに虫は寄ってきます。汗をかいたらこまめに拭いてあげたり、お着替えをして赤ちゃんの「カラダ」をサラッと保ちましょう。
・物理的なバリアを活用
ベビーカーには虫よけネットを。お出かけ中はガーゼケットやタオルケットをかけてガードするのも有効です。
・虫よけ剤は確認してから
市販の虫よけを使う際は、赤ちゃんにも使えるタイプか、使用年齢の制限などがないかを必ずチェックしてくださいね。
・帰宅後は「カラダ」をチェック
おうちに帰ったら、全身を優しくなでながら、どこか刺されていないか確認してあげてください。
4.最後に
赤ちゃんの虫刺されは身近な皮膚トラブルの一つです。
普段から虫刺されを予防し、刺された際は症状に変化がないか赤ちゃんの様子をよく観察してあげましょう。
少しでも「いつもと違う」と感じたときは、早めに医療機関へ相談すると安心ですね。
<ウェルサポについて>
臨床経験豊富なフレンドナース(かかりつけナース)が、利用者自身の身心の相談はもちろん、子育てや介護、ご家族の健康に寄り添ったオンラインのチャット相談を行っています。
他にも、オフラインで行う定期訪問サポートやアテンドサポートなど行っています。 社会福祉士、健康運動指導士、助産師、管理栄養士などの専門家や他サービスとも連携して、利用者とそのご家族の「自分らしい健やかな暮らし」をサポートしています。
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〇ライター紹介

古賀 晃子(こが てるこ)
助産師歴21年。
総合病院・クリニックの産科病棟で13年勤務。500名以上の赤ちゃんの誕生に立ち会う。結婚を機に退職し、現在はフリーランスとして活動中。
長女出産時の約30時間半で出産(長すぎて、入院から出産までにクリニックの助産師さん全員にお世話になりました)という壮絶なマタニティ体験と日々の子育ての中で、助産師という仕事がさらに大好きになりました。
プライベートでは、7歳、4歳、2歳の3児のママ。
ライター紹介
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