365日からふるに子育て!第89回 室内外でできる!親子で楽しむ鬼ごっこ

「次世代へ健やかな未来をつなぐ」
ウェルサポの健康運動指導士権藤です。
5月も終わりに近づき、日差しが強く感じられる日もあれば、梅雨の気配を感じる日も増えてきました。外で思い切り体を動かしたいけれど、天候に左右されてなかなか難しい…そんな時期でも、親子で手軽に、そして全力で楽しめるのが「鬼ごっこ」です。
「たかが鬼ごっこ」と思われるかもしれませんが、鬼ごっこは子どもの発育発達において、非常に優れた運動プログラムです。今回は、鬼ごっこがもたらす効果と、梅雨時期の室内でも楽しめる鬼ごっこをご紹介します。ママもパパも一緒に、童心に帰って体を動かしてみませんか?

1.「鬼ごっこ」がもたらす意外な効果
鬼ごっこは、走る・逃げる・追いかけるといった単純な動作の繰り返しに見えますが、実は全身の筋力や筋持久力、そして脳をフル回転させる遊びです。
① 基礎体力の向上や「体を巧みに操る能力」の発達
止まる、方向転換をする、相手の動きを見て避けるといった動作は、「体を巧みに操る能力」を養います。また、走り回ることで心肺機能が高まり、体力の土台が作られます。幼少期にこうした多様な動きを経験することは、将来の運動能力に大きく影響します。
② 状況判断力の向上
「鬼がこっちから来るから、あっちに逃げよう」など、鬼ごっこは常に状況を把握し、瞬時に判断を下す必要があります。これは、脳を刺激し、論理的思考や判断力を育むことにつながります。
③ 社会性とルールの理解
鬼ごっこにはルールがあります。「タッチされたら交代」「決められた範囲の中で遊ぶ」といった決まりを守ることで、社会性を学びます。集団で行う場合は協力して鬼から逃げるなど、コミュニケーション能力も高まります。
2.親子で「鬼ごっこ」をすることの効果
鬼ごっこは子ども同士だけで楽しいものですが、親子で行うことでママパパにも子どもにも良い効果が生まれます。
① 親子の信頼関係の構築
追いかけっこをしながら笑い合う、タッチして触れ合うといった身体的なコミュニケーションは、子どもの情緒を安定させ、親子の絆を深めます。
② ママパパの運動不足解消とストレス発散
子育てに忙しいママパパにとって、子どもとの鬼ごっこは立派な有酸素運動になります。10分間本気で追いかけっこをすれば、かなりのカロリー消費が期待できますし、何より大声を出しながら体を動かすことは最高のストレス解消につながります。

3.梅雨でもOK!親子で楽しむ鬼ごっこ
室内で遊べるものから、晴れた日に外で思い切り走れるものまでその日の天候によって楽しめるバリエーションをご紹介します。家の中で遊ぶ場合は障害物を確認してから行いましょう。また、靴下を脱いで裸足になるか、滑り止め付きの靴下を履いて転倒を防止しましょう。マンションの場合は「走らずに早歩き」「四つん這いで動く」などの特別ルールを作るのもおすすめです。
① バスタオルおばけ鬼ごっこ
低年齢の子どもでも楽しめる、シンプルな鬼ごっこです。
ママやパパがバスタオルを頭から被り、「おばけだぞ~」とゆっくり子どもを追いかけます。子どもは捕まらないようにハイハイや歩きで逃げます。ゆっくり近づいてみたり、早く近づいてみたり、強弱をつけることで楽しさが倍増します。狭い室内でも安全に遊べます。
② しっぽ取り鬼ごっこ
タオルをズボンに挟んで「しっぽ」に見立て、それを取り合うゲームです。
お互いのしっぽを取り合い、先に取られた方が負けです。室内で行う場合は、走らずに「早歩き」や「膝立ち」で行うルールにすると、転倒や騒音を防げます。
③ 色鬼
鬼が指定した色を探してタッチする鬼ごっこです。
鬼が「赤!」と言ったら、逃げる人は「赤いもの」を探して触れます。触れている間は捕まりません。室内なら家具や服の色、外なら花や看板の色など、環境を活かして遊べます。「水玉模様」や「キラキラしたもの」など、お題を工夫するとさらに盛り上がります。
④ ジャンケン追いかけっこ
ママやパパと子どもが向かい合って立ち、ジャンケンをします。勝った方が「鬼」になり、負けた方が逃げます。決められた場所まで逃げ切れたらセーフです。脳トレ要素の強い遊びです。
⑤ 影踏み鬼ごっこ
地面に映った「影」をターゲットにする伝統的な遊びです。
鬼が逃げる人の影を踏んだら交代です。太陽の位置によって影の伸び方が変わることを会話に取り入れると、子どもにとっても新たな発見につながります。

4.おわりに
鬼ごっこは、特別な道具がなくても、いつでもどこでも始められる最高のコミュニケーションツールです。これからの梅雨の季節、家の中で少しエネルギーが余っているなと感じたら、ぜひ「鬼ごっこタイム」を作って遊んでみてください。
<ウェルサポについて>
臨床経験豊富なフレンドナース(かかりつけナース)が、利用者自身の身心の相談はもちろん、子育てや介護、ご家族の健康に寄り添ったオンラインのチャット相談を行っています。他にも、オフラインで行う定期訪問サポートやアテンドサポートなど行っています。
社会福祉士、健康運動指導士、助産師、管理栄養士などの専門家や他サービスとも連携して、利用者とそのご家族の「自分らしい健やかな暮らし」をサポートしています。
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〇ライター紹介

権藤 蕗 (ごんどう ふき)
健康運動指導士歴19年。
母親のパニック障害・膀胱癌以降、在宅看取りまでを父親と二人三脚で行う中で、周りの家族が自分らしく過ごすことの過酷さと大切さを実感。それを機に「健康なカラダとココロづくり」をモットーに運動指導を行う。
現在ウェルサポで健康運動指導士として活動中。
好きなことは筋トレと読書とピアノ。
プライベートでは13歳の男の子と3才の女の子のママ。
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