365日からふるに子育て！第78回 冬休みを楽しむための健康チェック 〜生活リズムを崩さないコツ〜

「次世代へ健やかな未来をつなぐ」
ウェルサポのフレンドナース・古舘です。

いよいよ冬の寒さが本格的になってきましたね。
今年も残りわずかとなり、子どもたちにとってはクリスマスやお正月などワクワクするイベントが続く冬休みがやってきます。

楽しい時間を元気に過ごすためには、「冬の感染症対策」と「生活リズムの維持」がとても大切です。お休みに入ると、つい夜更かしや食生活の乱れが起こりやすく、気づかないうちに体調不良につながることもあります。

今回は、ご家族みんなが笑顔で新しい年を迎えられるよう、冬休みの健康チェックと生活リズムを整えるコツをご紹介します。日々の健康管理にぜひお役立てください。

1．冬の寒さと乾燥に負けない！健康チェック

冬は気温が下がり乾燥が進むため、インフルエンザや胃腸炎などの感染症が流行しやすい季節です。
普段からできる対策を整えておきましょう。

基本の感染症予防を続けよう

・手洗い：外出後や食事前は石けんで丁寧に洗う
・うがい：喉の乾燥を防ぎ、ウイルスを洗い流す
・室内環境を整える：室温18～22℃、湿度50〜60％を目安に。こまめな換気も忘れずに
・咳エチケット：マスク着用や腕で口元を覆うなど、周囲への配慮を

免疫力を高める“体調管理の土台”をつくる

・十分な睡眠をとる：子どもの目安
　　● 1～2歳：11～14時間
　　● 3～5歳：10～13時間
・バランスの良い食事を心がける：身体を温める食材やビタミンを意識して摂りましょう
・寒い日も体を動かす：軽い外遊びでもOK。寒さに負けない体力づくりにつながります

2．大切にしたい3つの柱！
冬休みの生活リズム維持のコツ

冬休みは時間がゆったりしているからこそ、生活リズムが乱れやすい時期でもあります。
休み明けの園生活をスムーズにするためにも、普段のリズムを大切にしましょう。

①早寝・早起きをキープ

就寝・起床時間は「登園時のリズムから±1時間以内」が目安。
大晦日でも極端な夜更かしは控えましょう。

● 食事は決まった時間に3食しっかり
　特別なメニューが続く時期ですが、食事の時間帯をできるだけ一定に。朝食を抜かないようにしましょう。

● 外遊びと休憩のメリハリをつける
　冬でも毎日少しは体を動かす時間を。また、静かに遊ぶ時間も大切です。

②休み明けがスムーズになる工夫

冬休み終盤は“園のリズム”に戻す準備期間に。

● 起床・就寝時間を登園日に合わせて調整する
● お昼寝の時間や長さを園に近い形に戻す

3．年末年始は事故・怪我のリスク増！
気をつけたいポイント

年末年始は特別な食事や慌ただしさから、事故が起こりやすい時期です。
以下の点に注意しましょう。

①誤飲・窒息に注意

● 食べ物：餅、豆、こんにゃくゼリーなどは小さく切り、大人が見守りながら食べさせる
● 小物類：お年玉袋、ボタン電池、小さなおもちゃの部品などを手の届くところに置かない

② 火傷・転倒に注意

● ストーブやファンヒーターの周囲には柵を設置する
● 大掃除の際は踏み台・工具・洗剤類を子どもの手が届かない場所へ

4．おわりに

冬休みが、子どもたちにとって心も体も大きく成長する、安全で楽しい時間となりますように。
生活リズムや体調の変化を見守りながら、ご家族で温かい年末年始をお過ごしください。

新しい年も、元気いっぱいのお友達や先生と過ごせますように。
どうぞ良いお年をお迎えください。

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＜ウェルサポについて＞

臨床経験豊富なフレンドナース（かかりつけナース）が、利用者本人はもちろん、子育て・介護・家族の健康に寄り添いながらオンラインでのチャット相談を行っています。
また、定期訪問サポートやアテンドサポートなどのオフライン支援も充実。社会福祉士、健康運動指導士、助産師、管理栄養士など多職種の専門家と連携し、利用者とご家族の「自分らしい健やかな暮らし」をサポートしています。

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〇ライター紹介

古舘美妃(ふるたちみき)
 ナース歴25年。福岡赤十字病院に21年間勤務し、緩和ケア認定看護師として活躍。
現在はウェルサポのフレンドナースとして活動中。小学6年生の女の子のママ。

<フレンドナースになったきっかけ/喜びを感じること>
地域でのびのび活動したいという思いから。地域の皆さんと世間話ができる時間がとても好きです。

<得意なこと>
人の話を聞くこと、間違い探し

<苦手なこと>
機械操作