365日からふるに子育て!第49回~夏の終わりは「秋バテ」に注意!~
「次世代へ健やかな未来をつなぐ」
ウェルサポのフレンドナース、古舘です。
9月に入り虫の鳴き声で秋の気配を感じるようになりました。
過ごしやすいイメージの秋ですが、カラダがだるい、やる気が起きなかったりで憂鬱な日々を過ごしていませんか。
今回は最近注目されている「秋バテ」について紹介します。
1.「秋バテ」とは?
「秋バテ」って聞いたことありますか?
「秋バテ」とは、夏から秋にかけての気温の変化、一日での寒暖の差の繰り返し、また秋雨前線が停滞したり台風の影響による気圧の変動に起因して起こる自律神経の乱れによって現れる様々な症状のことです。
夏バテは”暑さ”でバテるのに対し、秋バテは”温度差”でバテると言われています。夏バテは暑さが和らぐと回復しますが、秋バテは暑さだけが原因ではないため回復に時間がかかるとも言われています。
「秋バテ」の症状
- 食欲がわかず、食べても胃もたれがする
- 胃腸の調子が乱れて、便秘または下痢気味になる
- 疲れやすくなったり、顔色が悪いと言われる
- 慢性的な肩こり、頭痛、疲労を感じる
- 寝つきが悪い、眠りが浅い、熟睡感がない
- 無気力になり、意欲がわかない
このようにカラダやココロの症状が表れます。
2.「秋バテ」の原因
なぜ「秋バテ」が起こるのでしょうか。主な原因は、自律神経の乱れと考えられています。
①夏の疲労の蓄積
夏、屋内と屋外など「気温差の激しい場所」を何度も行き来すると自律神経は体温調整を強いられることになり、その疲労が蓄積することで自律神経の働きが乱れます。この時の疲労が回復しないまま1日の気温差や気候の変化が激しい秋に突入してしまうと体温調節機能がうまく働かなくなり、秋バテを引き起こすことになります。
②内臓の冷え
夏の暑さから冷たいものばかりを摂っていると内臓が冷えています。内臓の冷えは胃腸症状や血行不良による全身の冷えなど自律神経の乱れの原因となります。夏に起こった内臓の冷えが秋バテの症状を引き起こすこともあり、冷たい飲食物の摂りすぎには注意が必要です。
③水分不足
夏は汗をかいたことを自覚しこまめな水分補給を心がけますが、涼しくなると水分補給の意識が薄れがちです。脱水は疲労感や食欲不振などの症状を引き起こし、自律神経の不調の原因となります。夏と同様にこまめな水分補給をしましょう。
3.秋バテのセルフチェック
「秋バテ」していないか確認してみましょう。
□食欲がない
□胃がもたれた感じがする
□疲れやすい
□カラダがだるい
□立ちくらみがある
□めまいがある
□頭痛がする
□寝付くのに20分以上かかる
□朝が起きられない
□肩こりがひどい
これらの症状が3個以上当てはまる場合は秋バテの可能性があります。
生活習慣を見直して改善がなければ内科を受診しましょう。
4.秋バテの予防対策
秋バテを予防するには、自律神経を整え疲労回復することがポイントです。
まず生活習慣を見直してみましょう。
①食習慣
3食決まった時間に食べましょう。
疲労回復のためには、たんぱく質、ビタミン類、ミネラル類を意識してとりましょう。また冷たい食べ物や飲み物を控え、温かいものをとってカラダを温めることを意識しましょう。
②睡眠習慣
疲労回復・自律神経を整えるために睡眠は大切です。
6~7時間の睡眠時間を目安として、朝すっきり目覚められるか、日中の生活に支障があるような強い眠気がないかをチェックして、自分に最適な睡眠時間を見つけましょう。
早寝早起きを心がけ、起床時に朝陽を浴びると睡眠に関係するホルモンのバランスが整い寝つきが良くなると言われています。また睡眠時の快適な室温は25~26℃、湿度は50%程度と言われています。
③運動習慣
運動で筋肉を動かすことで全身の血行促進に効果的です。また適度な運動(息がはずみ、汗をかく程度)はリラックスを促し、良質な睡眠につながります。
④入浴方法
入浴はリラックス効果があり、副交感神経が優位になる手助けをしてくれます。ストレス社会で交感神経が優位になりがちですが、副交感神経へ適切に切り替えができると睡眠の質向上につながります。入浴は、寝る2時間前までを目安に、38~40℃のぬるめのお湯に10~15分浸かるようにしましょう。
⑤室温調整
屋内外の気温差が5℃を超えないように室温調整することが自律神経の負担軽減につながります。この時期は、室温が24度前後、湿度が40~60%になるように調整しましょう。
生活習慣や環境を整えて、自律神経のバランスを整えることを意識してみましょう。
今回は「秋バテ」についてお伝えしました。
秋バテは夏バテに比べて原因が複数あり回復に時間がかかるといわれています。普段から季節に合った生活習慣を意識して自律神経のバランスを整えて自分らしく楽しい秋を満喫しましょう。
<ウェルサポについて>
臨床経験豊富なフレンドナース(かかりつけナース)が、利用者自身の身心の相談はもちろん、子育てや介護、ご家族の健康に寄り添ったオンラインのチャット相談を行っています。他にも、オフラインで行う定期訪問サポートやアテンドサポートなど行っています。社会福祉士、健康運動指導士、助産師、管理栄養士などの専門家や他サービスとも連携して、利用者とそのご家族の「自分らしい健やかな暮らし」をサポートしています。
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〇ライター紹介
古舘 美妃(ふるたち みき)
ナース歴25年。福岡赤十字病院に21年在籍。緩和ケア認定看護師。
現在ウェルサポでフレンドナースとして活動中。プライベートでは小5女の子のママ。
<フレンドナースになったきっかけ/喜びを感じること>
地域でのびのび活動したかった。地域の皆さんと世間話ができること。
<得意なこと>
人の話を聞くこと、間違い探し
<苦手なこと>
機械操作
ライター紹介
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