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365日からふるに子育て!第36回~春到来!食卓から華やかな季節を楽しむ食育のススメ~

「次世代へ健やかな未来をつなぐ」

ウェルサポの管理栄養士、西田です。

待ちに待った春がやってきました。柔らかな日差しに木々や花も芽吹き始め、新しい季節の到来にワクワクした気持ちになります。日本の春の行事といえば、満開の桜を楽しむお花見のほかに、ひな祭りや端午の節句、卒入園や進級など、3月から5月にかけて子どもの生活の節目や、健やかな成長を願う行事も続きます。行事に合わせた特別な食事も楽しみの一つなので、親子でどんな料理にするのか考えてみるのも面白いと思います。

1.子どもの頃の行事食の思い出は?

子どもの頃の行事の様子を思い返してみると、お雑煮やお寿司、柏餅や千歳飴など、普段と違う雰囲気の中で食べた特別な料理を思い出す方も多いのではないでしょうか。行事と共に食べた料理は、月日が過ぎても私たちの記憶に残っているように、子どもの心の中にも受け継がれていきます。

もともと行事食は、年中行事やお祭りといった特別な日を意味する「ハレの日」に、神様に感謝の気持ちを伝える時にお供えした食事のことで、おせち料理をはじめ、現代ではちらし寿司やお誕生日のケーキもハレの日の食事になります。行事を通して込められた願いや意味を知り、食べものに感謝する心で特別な料理を味わい、日本の食文化を体験する食育の機会になります。ハレの日には普段あまり口にしない豪華な食材や料理が並びますが、ハレの日以外の日常食を意味する「ケの日」に普段通りのバランスの良い食事を心がけているからこそ、行事の際には思い切って食事を楽しむメリハリができるのです。

2.「ひな祭り」には何を食べるの?

3月3日のひな祭りは、女の子の健やかな成長を願う日です。「はまぐり」「菱餅」「ひなあられ」を食べる風習があり、はまぐりは、貝殻の対の形状が夫婦和合の象徴として縁起物とされ、菱餅のピンク、白、緑の3色には健やかな成長の祈願、ひなあられのピンク、黄、緑、白の4色は四季を表し、1年を通して女の子の健康を祈る意味が込められています。

また、見た目にも鮮やかなちらし寿司はお祝いの席にピッタリの料理です。桜でんぶでピンクを添えたり、花形に抜いたハムを花にように飾るとひな祭りにふさわしい華やかさを演出できます。型抜きは子どものお手伝いに向いているので、自信や意欲を高める食育の一環にもなります。また、黄色の具材に欠かせない薄焼き卵は焼く時に破れやすいのが難点ですが、卵1個に対して片栗粉小さじ1/2を水小さじ1で溶いた水溶き片栗粉を入れて焼くと破れにくくなるので、ぜひ試してみてください。

3.行事食に旬の食材をとり入れる

例えば、ちらし寿司に春野菜の菜の花やアスパラガスを飾るなど、旬の食材をとり入れると季節感を感じることができ、ひな祭りにふさわしい一品になります。旬を迎える野菜にはその時期に必要な栄養素を蓄えているので、成長期の子どもには特に食べさせたい食材です。四季の中でも寒い冬を耐え抜いて春を迎えた春野菜は栄養価がとても高く、新じゃが芋や新玉ねぎ、たけのこや春キャベツなど日々の食事でも積極的にとり入れたいですね。

行事食を準備するときは、家族や友人が集まったり、食事の準備時間に手間がかかったりと、いつもと勝手が違うことで大変さが増えることもあります。そんな時は、ちらし寿司のように大皿盛りが映える料理にしたり、スーパーで買ってきたものを容器から出して普段使わない食器に盛り付けたり、華やかな色合いのテーブルマットや好きな花を飾るなどして、特別感を気軽に演出してみてはいかがでしょうか。家族みんなで協力して手軽に行事食を取り入れることも、込められた願いがより一層子どもの心に届きやすいものになるのではないかと思います。

4.行事食の日の野菜レシピ

お祝いの日の料理は、子どもの好きなものに偏ったりして野菜が不足しがちです。成長期の子どもやママやパパにも、野菜は積極的に摂ってほしい食材です。子どもが楽しく盛り付けができる野菜料理をご紹介します。

簡単カラフルサラダ

<材料>

・ミニトマト、パプリカ、レタスなど葉野菜、ブロッコリー、胡瓜などお好みの野菜(赤・黄色・緑が揃うとカラフルになります)

・ハムやウインナーなど

・透明カップ

<作り方>

 ① 用意した野菜を綺麗に洗う

 ② 食べやすい大きさや好みの形に切る

 ③ 透明カップに盛り付ける

四季折々の行事は、子どもの成長や家族の健康を願う、大切な節目をお祝いです。日本の伝統を伝える良い機会にもなるので、旬の食材や季節に合うアイテムを取り入れた行事食を、親子で気軽に楽しんでほしいと思います。

<ウェルサポについて>

臨床経験豊富なフレンドナース(かかりつけナース)が、利用者自身の身心の相談はもちろん、子育てや介護、ご家族の健康に寄り添ったオンラインのチャット相談を行っています。他にも、オフラインで行う定期訪問サポートやアテンドサポートなど行っています。社会福祉士、健康運動指導士、助産師、管理栄養士などの専門家や他サービスとも連携して、利用者とそのご家族の「自分らしい健やかな暮らし」をサポートしています。

一般財団法人ウェルネスサポートLab(ウェルサポ)情報

webページ : https://www.wellsuppo.or.jp
メールアドレス:info@wellsuppo.or.jp  
電話番号:092-231-9762 

〇ライター紹介

西田美穂(にしだみほ)

管理栄養士歴20年。「若いうちから食事や栄養に関心を持てばよかった」「病気になる前の食事

に気を配ればよかった」など食生活への後悔の声を多く聞く機会が多く、もっと食生活や栄養に

関心をもってもらいたいとウェルサポの管理栄養士として活動中。最近の好きなことは「ちょっと

だけ幸せごはん」と題して、自分や誰かが幸せになった食エピソードを聞くこと。プライベートでは

高校生と中学生のママ。

ライター紹介

一般財団法人ウェルネスサポートLab 

ウェルサポ

臨床経験豊富な看護師がフレンドナース(かかりつけナース)となり、自身の身心の相談はもちろん、子育てや介護、ご家族の健康に寄り添ったオンラインのチャット相談を通して、「不安不調期から取り組む健やかな暮らし」のサポートを行う専門家チーム。

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