【保育園の食育】子どもの野菜嫌い克服!?〜絵本「やさいのおなか」読み聞かせ・野菜スタンプ作り〜
楽しみながら「食育」をしたいと思っていても、日常生活にどう取り入れれば良いかわからない。そんなママパパの声に応えて、からふる千早2号保育園(福岡市東区)での食育の取り組みを紹介します。野菜嫌いな子どもも野菜に触れて、これを機に野菜嫌いを少しでも克服できるヒントになりますように。
絵本「やさいのおなか」を読んでみよう
保育園の子どもたちが大好きな絵本読み聞かせの時間。
「やさいのおなか」というタイトルの絵本。タイトルだけでも子どもたちの興味を引きます。
作・絵:きうち かつ
出版社:福音館書店
発行年:1997年
「野菜のおなかの中(断面)は、どのようになっているのかな?」と保育士の先生が子どもたちに質問しながら読み進めていきます。
いろいろな野菜の断面の絵が出てくるので、それを見ながらクイズ形式で考えることができます。
タケノコのおなかを見て「ピザ!」と言ったり、レンコンのおなかを見て「納豆!」と答えたり。子どもたちの発想は無限で面白いですね。
実際に野菜の断面図を見てみよう
絵本を読み終わったところで、本物のお野菜が登場しました。
きゅうり、ピーマン、レンコン、オクラ。野菜を切って、みんなで断面を見ながら答え合わせの時間です。
さて、どうでしょうか?「きゅうり、絵本と同じだね」
絵本と、本物の野菜の断面を並べて見てみると、同じであることが分かりました。
子どもたちは実際に野菜を手に取って、しっかり隅々まで観察しました。
種が入っていたり、空洞になっていたり。野菜によって「おなかの中」が違うということを、絵本と実物と両方を見て知ることができる楽しい学習です。
また、ツルツルしていたり、ザラザラしていたり、野菜によって感触も違うことが分かります。同じ野菜でも、形や大きさも一つ一つ違います。
「レンコンの穴からのぞいて見ることもできるよ!」
野菜スタンプでさらに興味を深めよう
「やさいのおなか」を学ぶ最後の締めくくりに、野菜スタンプで遊びました。
遊び方は簡単です。切った野菜の断面に絵の具をつけて、ペタペタと自由に紙に押しました。
紙に押したときに現れる形は、断面を目で見た時とはまた違った形(模様)になることに興味津々の子どもたち。とても集中して楽しんでいました。
耐水性のあるアクリル絵の具を使えば、ハンカチや手ぬぐいにスタンプを押すこともでき、飾るだけでなく使うことができます。大人も夢中になって遊べそうです。
食べるだけではなく、触れたり遊んだりすることで食への興味に繋げることができます。
子どもも大人も一緒になって、楽しく食育を学んでいきたいですね。
※2023年1月現在の情報となります。絵本発売の最新情報につきましては、公式のWebサイト等でご確認ください。
ライター紹介
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