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365日からふるに子育て!第22回~親子で取り組む生活習慣病予防~

「次世代へ健やかな未来をつなぐ」

ウェルサポの健康運動指導士、権藤です。

我が家には小学校6年生の男の子と1歳の女の子がいます。1歳の娘は歩けるようになり、とにかく動きまわりたい一心で食事と睡眠以外は家の中をウロウロ。一方6年生の息子は暑さも相まって暇さえあればクーラーの効いた部屋でゴロゴロ。座ってテレビを観たり寝っ転がってゲームをしたりと、運動量に各段の差があります。ここ数年よく耳にするようになった「生活習慣病」は運動や食事などの生活習慣が発症や進行に影響する病気の総称で、日々の運動習慣や食生活が大きく関わります。今回は生涯を通して健やかに過ごせる体を作るために親子で一緒に取り組める運動についてお伝えします。

1.生活習慣病と運動の関係

運動や食事などの生活習慣が発症や進行に影響する病気の総称で、主にがんや脳卒中、心筋梗塞、高血圧などが含まれます。その名の通り生活習慣が深く関わっているので、運動や食事といった日々の生活習慣を改善することで発症や進行を予防することができます。

しかし、生活習慣は小児期にその基本が身に着くと言われているため、大人になって生活習慣を変えようと思ってもなかなか難しいものがあります。また、子どもは親の生活習慣が反映されやすいため、親子で一緒に生活習慣改善に取り組むことが大切です。

運動は筋肉や神経の発達が促されることで丈夫な体づくりにつながります。また、体力が向上することで免疫機能が向上し様々な疾患の予防につながります。そして、子どもの頃から体を動かすことが楽しい!という経験を多くしていると年齢を重ねても体を動かすことが苦ではなくなるので、将来肥満や生活習慣病にかかるリスクも低くなります。大人は運動を行うことで脂肪の燃焼や代謝の増加、内臓が活性化されるため生活習慣病の予防や改善につながり、肩こりや腰痛の軽減、ストレスの解消にもつながります。

2.親子でできる!オススメの運動

生活習慣病の予防や改善には体を動かす習慣を身につけることが大切です。室内でも屋外でも親子で楽しくできるおススメの運動をご紹介します。屋外で行う場合はこまめに水分補給を行いながら取り組んでみてください。

タッチ遊び

手と手をタッチする遊びです。大人が手の平を出し、子どもは大人の手の平に自分の手の平を合わせるようにタッチをします。

  • ハイタッチ:大人が両手を前に出して子どもが背伸びをしながらタッチをします。だんだんと手の位置を高くして、子どもはジャンプをしながらタッチをします
  • ロータッチ:大人が両手を下に出して子どもがしゃがんでタッチをします。だんだんと手の位置を低くしていきます。
  • 股下タッチ:大人が片足を上げて股の間から片手を出し、子どもがタッチをします。

だるまさんが転んだ

「だるまさんがころんだ」は鬼が振り向いたときに止まっていないとアウトですが、バリエーションとして「だるまさんがジャンプした」「だるまさんがうしろを向いた」「だるまさんがスキップした」など様々な動作で行ってみましょう。

ジャンプ鬼ごっこ

「走る」鬼ごっこも楽しいですが、ジャンプで 追いかけたり逃げたりする鬼ごっこもおススメです。両足ジャンプ、片足ジャンプなど、ジ ャンプの仕方を変えて遊んでみましょう。

しっぽ取り

タオルをズボンのウエストに挟み、しっぽのように垂らします。相手のしっぽを取り合い、先に相手のしっぽを取った方が勝ちです。

バウンドキャッチ

大人がボールを持って子どもと向かい合い、地面に1回バウンドさせて子どもにボールをパスします。子どもはボールを受け取ったら同じようにバウンドして大人に返します。パスに慣れてきたら少しずつ距離を離して行ってみましょう。

3.最後に

子どもの頃から体を動かすことが楽しい!という経験を多くしていると体を動かすことが苦ではなくなるので、将来運動習慣を形成しやすく、生活習慣病にかかるリスクも低くなります。パパやママにとっても運動は生活習慣病の予防だけでなく肩こりや腰痛の軽減、ストレスの解消など、健やかな体づくりに大変効果的です。是非親子のコミュニケーションを楽しみながら楽しく体を動かしてみましょう。

<ウェルサポについて>

臨床経験豊富なフレンドナース(かかりつけナース)が、利用者自身の身心の相談はもちろん、子育てや介護、ご家族の健康に寄り添ったオンラインのチャット相談を行っています。他にも、オフラインで行う定期訪問サポートやアテンドサポートなど行っています。社会福祉士、健康運動指導士、助産師、管理栄養士などの専門家や他サービスとも連携して、利用者とそのご家族の「自分らしい健やかな暮らし」をサポートしています。

一般財団法人ウェルネスサポートLab(ウェルサポ)情報

webページ : https://www.wellsuppo.or.jp
メールアドレス:info@wellsuppo.or.jp  
電話番号:092-231-9762 

〇ライター紹介

権藤 蕗(ごんどう ふき)

健康運動指導士歴18年。母親のパニック障害・膀胱癌以降、在宅看取りまでを父親と二人三脚で行う中で、周りの家族が自分らしく過ごすことの過酷さと大切さを実感。それを機に「健康なカラダとココロづくり」をモットーに運動指導を行う。現在ウェルサポで健康運動指導士として活動中。好きなことは筋トレと読書とピアノ。プライベートでは11歳の男の子と1歳の女の子のママ。

ライター紹介

一般財団法人ウェルネスサポートLab 

ウェルサポ

臨床経験豊富な看護師がフレンドナース(かかりつけナース)となり、自身の身心の相談はもちろん、子育てや介護、ご家族の健康に寄り添ったオンラインのチャット相談を通して、「不安不調期から取り組む健やかな暮らし」のサポートを行う専門家チーム。

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