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365日からふるに子育て!第8回~身近な場所で簡単に!楽しく動いて健やかな人生を!~

「次世代へ健やかな未来をつなぐ」ウェルサポの健康運動指導士、樋口ゆう子です。

2022年もあっという間に過ぎ去り、あと数日で新年となりますね。皆さんは初詣に出かけた際、どんな願いごとをしますか?

新年の「願い」で一番多いのが「今年も家族が健康で楽しく過ごせますように」というものだそうです。パパママとしては、ご自分のこと以上に子どもの健康を願う気持ちが強いのではないでしょうか。健康な体を作るためには、運動は不可欠な要素です。

とは言え、「冬は寒いしコロナも心配・・・」などなど、運動に対して二の足を踏んでしまう理由は山積み。今回は、幼児期の子どもの体力についてのお話と、家族で一緒に取り組める簡単運動レシピをご紹介します。

1.子どもの体力は無限?!

子どもが時間を忘れてひたすら遊び回る姿を見て「あの小さな体のどこにそんなエネルギーがあるんだ?!」と驚嘆したことはありませんか?

あまり知られていませんが、子どもの筋肉は乳酸という疲労物質が出にくいことがわかっています。さらに乳酸が生成されてもそれを除去する処理能力に長けており、疲労回復の速さはトレーニングされた大人をも上回るとも言われています。さらに、脂肪をエネルギーとして使う能力が高いため、長い時間体を動かすことは幼少期の特性にマッチした運動遊びになります。

また、日頃から体を動かすことは、活動し続ける力(持久力)を高め、その結果、集中力の持続にもつながっていくのです。また、将来的にスポーツだけでなく、日常生活や人生の目標に対しても「持久力」と「集中力」が発揮しやすくなり、子どもたちが自分の人生を自ら創造していくことにもつながります。

2.幼児期に身につけておきたい動きの要素は3種類!

①体を移動する動き・・・歩く、走る、滑る、這う、登る、下りる等

遊びの例:お散歩、鬼ごっこ、滑り台、公園のアスレチック
特にお散歩は場所を選ばず、怪我のリスクも少ないのでおすすめです。

【オススメな遊び】

落ち葉踏み:お散歩で落ち葉を踏みながら、乾いたシャカシャカ音を楽しみます

シャボン玉:パパママが吹いたシャボン玉を子どもが追いかけながら歩いたり走ったりして遊びます。手や足でシャボン玉を壊しながら夢中で動いてくれます。

しっぽ取り:ズボンにハンカチの先を入れます。先に相手のしっぽを取ったほうが勝ち。子どもによって10秒で3回勝負などルールを変えて楽しめます(室内でも可)。

かげ踏み:鬼役がみんなの影を踏みに行く鬼ごっこ。晴れた日にオススメです。

②用具を操作する動き・・・持つ、投げる、押す、引く、転がす、蹴る、積む、掘る等

遊びの例:キャッチボール、サッカー、砂場遊び
ボール遊びは雨天時に室内で楽しむこともできます。ボールは手の大きさに合わせ、やわらかい素材のものが掴みやすいです。

【オススメな遊び】

キャッチボール:投げるボールが怖い場合は転がして行なったり、一回地面につけるバウンドパスも楽しいですよ。

玉入れ:洗濯カゴや段ボールなど大きな入れ物へボールをシュートさせます。

ボーリング:ペットボトルやトイレットペーパーの芯を並べて倒します。ドッジボール:ボールが当たるのが怖い子は、転がしドッジでもOK。

③体のバランスをとる動き・・・立つ、座る、寝転ぶ、起きる、回る、跳ぶ、渡る等

遊びの例:マット遊び、ジャングルジム、ネット(綱)でできた公園の遊具
室内遊びのバリエーションが豊富です。冬の寒い日には親子でスキンシップを取りながら遊んでみるのもいいですね。

【オススメな遊び】

タッチ遊び:パパママが手を伸ばし、「タッチ!」と言い、子どもとタッチを楽しみます。低い位置や、届かなそうで届きそうな絶妙な位置など色々な位置で行います。

手押し相撲:立ったまま手の平を押し合って、相手の体勢を崩す遊びです。足が動いたら負けです。パパママは「片足立ち」でハンデをつけてみましょう。

かみなりゲーム:子どもは仰向けに寝転がり、パパママは「ゴロゴロゴロ・・・」と雷の音の真似をします。「ドカン!」と言ったら雷が落ちた合図です。子どもはおへそが取られないようにうつ伏せになって、お腹を隠します。うつ伏せになる前にパパママに捕まったら負けです。

動物歩き:思いつく動物の真似をして体を動かします。例えば、くま、ワニ、ウサギ、カエル、ラッコ、アザラシ、カニ、カンガルーなど。

3.おわりに

幼児期から体を動かすことの楽しさを感じられると、小学生以降のスポーツ活動も楽しめるようになります。パパママが楽しそうに体を動かすことは、子どもに与える影響も大きいでしょう。

大事なことは、できることで自信をつけてあげることです。できたことを大袈裟なくらい互いに喜びあいましょう!
そうすることで、体を動かすことを通して、いろんなことにチャレンジすることを楽しめるような人生へとつながっていくと思います。

<ウェルサポについて>

臨床経験豊富なフレンドナース(かかりつけナース)が、利用者自身の身心の相談はもちろん、子育てや介護、ご家族の健康に寄り添ったオンラインのチャット相談を行っています。他にも、オフラインで行う定期訪問サポートやアテンドサポートなど行っています。社会福祉士、健康運動指導士、助産師、管理栄養士などの専門家や他サービスとも連携して、利用者とそのご家族の「自分らしい健やかな暮らし」をサポートしています。

一般財団法人ウェルネスサポートLab(ウェルサポ)情報

webページ : https://www.wellsuppo.or.jp
メールアドレス:info@wellsuppo.or.jp  
電話番号:092-231-9762 

〇ライター紹介

樋口 ゆう子(ひぐち ゆうこ)

健康運動指導士歴17年。地域の高齢者対象とした運動支援に従事。その中で、働き世代の頃から健康的にカラダを動かし、運動習慣を身につける大切さを痛感し、ウェルサポの健康運動指導士として活動中。プライベートでは9歳の女の子と6歳の男の子のママ。最近のストレス発散法は、「運転中のひとりカラオケ」

ライター紹介

一般財団法人ウェルネスサポートLab 

ウェルサポ

臨床経験豊富な看護師がフレンドナース(かかりつけナース)となり、自身の身心の相談はもちろん、子育てや介護、ご家族の健康に寄り添ったオンラインのチャット相談を通して、「不安不調期から取り組む健やかな暮らし」のサポートを行う専門家チーム。

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