白髪に悩むママへ。白髪ケアにかけるお金は?原因&対策を解説!
「最近白髪が増えてきた」「白髪染めをしてもすぐに白髪が目立つ」など、白髪に悩むママも多いですよね。頻回授乳や寝不足、ストレスなども影響して、産後に白髪が目立ち始めることもあります。
今回は、女性の白髪ケア事情をご紹介します。白髪の原因を踏まえたうえで、対策についても見ていきましょう。
みんなの白髪ケア事情
いくつかの白髪対策を併用している方もいるようですが、回答の多かった上位4つを以下のグラフにまとめました。
出典:株式会社リクルート ホットペッパービューティーアカデミー「白髪・グレイヘアに関する意識調査2021報告書 P52 白髪対策【現在実施しているもの】」よりグラフ作成
美容室や理容室で白髪染めをしている方が半数以上であり、次に多いのが自宅で市販の白髪用ヘアカラーを使用する方で、4割近くいることが分かります。また、白髪が気になる女性は、おしゃれ染めよりも白髪染め用の薬剤を使用している人が多い傾向があります。
また、サロン染めと自宅染めを併用する人を対象に「サロン染めと、自宅染めではどちらの方が頻度が高いですか」という質問においては、以下のような結果となっています。
出典:株式会社リクルート ホットペッパービューティーアカデミー「白髪・グレイヘアに関する意識調査2021報告書 P61 サロン染めと自宅染め併用者の頻度」よりグラフ作成
頻度の違いはありますが、サロン染めよりも自宅染めの頻度が高い方の割合は、合計で56.7%となっています。反対に自宅染めよりもサロン染めの頻度が高い方の割合の合計は34.9%であり、自宅染めの頻度の方が高いことが分かります。
白髪ケア方法や白髪染めの頻度によって、金銭面での負担も変わってきます。女性は白髪染めにどのくらいお金をかけてもよいと考えているのか、その平均金額を見てみましょう。
出典:株式会社リクルート ホットペッパービューティーアカデミー「白髪・グレイヘアに関する意識調査2021報告書 P131~133 白髪染めにかけてもよい金額」よりグラフ作成
理美容室やサロンでの白髪染めにかけてもよい金額は平均3,000~4,000円程度であり、自宅での白髪染めでは1,300円程度となっています。白髪染めにかけてもよいと考える平均金額は、年々増加傾向です。
白髪が増える原因
白髪の増加には、遺伝や加齢、生活習慣、ストレスなどのさまざまな要素が複雑に関わっています。
色素細胞であるメラノサイトは、髪に色をつける重要な役割を果たしていますが、血流が悪いとメラノサイトの機能低下や数の減少で、白髪が増えやすくなります。
血流を悪くする原因として、加齢やストレス、喫煙が挙げられます。また、インターネットの利用時間は年々増加傾向にありますが、スマホやPCを使う際に首が前傾すると筋肉に負荷がかかり、頭部に送られる血流や頭皮の血行の悪化につながるのです。また、首と頭の境目のあたりに後頭下筋群(こうとうかきんぐん)という小さな筋肉群があります。顔や頭、目の向きを細かく調整している筋肉群です。目を使い過ぎると、後頭下筋群も働き過ぎて張ったり硬くなったりしてしまうことがあります。
活性酸素も白髪の増加に影響しています。活性酸素とは、体内に入ってきた酸素の一部が通常よりも活性化された状態になることです。活性酸素は体の免疫機能に重要な役割を果たしており、生きていくうえで必要な物質であるものの、過剰な活性酸素は細胞を傷つけてしまいます。つまり、髪の毛を作る細胞の機能も低下させてしまい、白髪の原因となるのです。
ストレスや紫外線、喫煙、過度なアルコールは活性酸素を増加させます。
白髪予防・白髪ケア方法
白髪の予防方法や生えてきた白髪へのケア方法をご紹介します。
生活習慣の見直し
睡眠不足や眠りの質の低下によって、日中に受けた頭皮のダメージが修復されにくくなります。寝る前のスマホの使用、アルコールやカフェインの摂取を控え、ストレッチやアロマを楽しむなどしてリラックスして眠れるように工夫が必要です。スマホやPCの使用時間、使用時の姿勢にも注意します。
ハリのある髪にはタンパク質が必要であり、メラノサイトの働きを活性化するためにはミネラルが必要です。タンパク質は、肉、魚、卵、大豆製品、乳製品などに多く含まれています。亜鉛や鉄分などのミネラルを摂取するには、貝類やチーズ、レバー、豆類、海藻類、魚介類、きのこ類などを意識して食べましょう。
頭皮マッサージ
せっかく頭皮によい食材を食べても、血流が悪ければ栄養を届けられません。頭皮マッサージで血流を改善して、栄養の届きやすい頭皮を目指しましょう。血流が改善すると、メラノサイトの働きの活性化も期待できます。
指先や指全体、手のひらを使ってマッサージしていきます。頭皮をこすって傷つけないように注意が必要です。毎日の洗髪時や頭皮の美容液をつける際の習慣にできると良いですね。
紫外線対策
紫外線は頭皮にダメージを与え、活性酸素の増加の原因にもなります。特に分け目は集中的に紫外線を浴びるため、定期的に分け目を変えるなどの対策が必要です。帽子や日傘、UVスプレーなどの紫外線対策グッズを取り入れて、日常の紫外線から髪や頭皮を守りましょう。
白髪ケアシャンプー・トリートメントの使用
毎日使うシャンプーやトリートメントを白髪ケア用のものに変えるのもひとつの方法です。製品自体に染料が入っていて、毎日使用すると徐々に白髪染めの効果が得られるものであれば、白髪カバーができます。白髪染めを長持ちさせるシャンプーは、白髪染め後の色落ちが気になる方におすすめです。頭皮や髪をすこやかに保つ成分の入ったシャンプーであれば、頭皮や髪のダメージ軽減に期待できます。
美容院やヘアカラー専門店での白髪染め
プロによる白髪染めはきれいな仕上がりになりますが、頻繁にするとなると金銭的に負担がかかります。白髪染めをする際は、白髪が生えてきても目立たない色やスタイルを選んでみてはいかがでしょうか。
白髪が目立ちにくいのは、アッシュ系などの寒色やナチュラルブラウン系です。また、同系色のカラーで濃淡をつけるなどしてハイライトを入れて、白髪が出てきたときに目立ちにくくする方法もあります。
自宅での白髪染め
手間はかかりますが、サロンよりも費用を抑えて染められるのがメリットです。ムラなく染めやすい泡タイプや、髪に密着しやすいクリームタイプなどさまざまな商品があります。使い切りの商品や、残った分はそのまま保存しておける商品などもあるため、使い方に合わせて選びましょう。お出かけ前にささっと塗れる、白髪の部分隠しアイテムもあります。
まとめ
白髪が増える原因として、血流が悪くなることによるメラノサイトの機能低下、活性酸素の増加などが挙げられます。これらは、睡眠や食事、スマホの使用などの生活習慣の見直しによって改善できる可能性があります。
白髪染めの際は、白髪が目立ちにくいカラーを選んだり、色落ちしにくいシャンプーを使ったりと、きれいな状態を保てる工夫をしてみてはいかがでしょうか。
ハナミ
2人姉妹の子育て奮闘中。家事や育児の傍ら在宅ワークに励んでいます。ネットショッピング&スイーツが大好き。
ライター紹介
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