楽しかった夏の思い出をアート作品に〜海で拾った貝殻で手作り写真立て〜
今年は、昨年に比べて全国的に自粛モードも少し落ち着き、親子でビーチクリーンや海水浴など、海で楽しい時間を過ごした方もいらっしゃるのではないでしょうか。
その時に持ち帰った貝殻を世界でひとつだけのアート作品として残しませんか?夏の思い出がよりかけがえのないものになりますよ。
今回は、拾った貝殻を使って、オリジナルの写真たてを作ってみたいと思います。親子で夏の思い出を振り返りながら、一緒に作ってみてはいかがでしょうか。まずは、貝殻を工作で使うための下処理の方法から説明します。
作り方をご紹介
1.貝殻の汚れを落とす(水洗い)
拾ってきた貝殻は思った以上に砂や汚れががついています。この段階でしっかり汚れを落としてあげましょう。まず貝殻全体が水につかるように、大きめのバケツに貝殻を入れ、3〜5回程水洗いしましょう。
※アサリの砂出しをするのと同じ要領で、貝に傷やひびを付けないように、優しく洗ってあげましょう。
2.貝殻を消毒と洗浄
次に水洗いした貝を消毒します。この時、消毒には台所用塩素系漂白剤を使います。
特に量は決まっていませんが、筆者はバケツの中の貝がつかるように水を入れ、キッチンハイターを蓋2杯分入れ一晩付け置きしました。
※食器等の除菌・漂白では基本的には5Lの水にキャップ2杯となっていますので、使用量については、それぞれご使用になる漂白剤に記載されている使用量を守りましょう。
それが終わったら、漂白剤が貝に残らないようによく洗浄します。
※この段階で貝に匂いが残っている場合は、同様にもう一度つけ置きをしてください。
3.貝殻を乾かす
2でしっかり消毒した貝を、日光で半日乾かしてください。十分に乾いたら、作品作りの前の下処理段階は全て終わりです。
次からは、お待ちかねの作品づくりです。
材料
アクリル絵の具(水性でも可。但し、色を塗った時の発色が薄くなります。お好みで選んでください。)
・木工用ボンド×1
・紙粘土×1(写真立て1つにつき)
・デコレーション用の飾り(あればでより可愛くなります)
それではいよいよ写真立てを作ってみましょう。
4.木工用ボンドをぬる
写真立ての周りに木工用ボンドをぬります。まんべんなく綺麗に、全体をカバーするようにぬってください。
5.粘土を貼る
ボンドを塗った枠の上に、粘土をまんべんなく貼りつけます。写真立ての後ろに粘土が張り付くと、枠がはめられなくなります。余計な部分は粘土ベラか手で取り除くようにしてください。
6.貝殻やデコレーションパーツで飾りつけをする
貼り付けた粘土の上に、貝殻とデコレーションの飾りを好きな様に並べます。この時、強度が増すように貝やデコレーションパーツにもボンドをつけて貼ると、取れにくくなります。
7.写真たての周りを色付けする
全体を淡い感じに仕上げたい場合は、水性絵の具をおすすめします。アクリル絵の具を使うと、わざと色を濃くして貝の線を消した作品や、逆に貝の線を活かした作品作りの両方が楽しめます。自分のイメージに合わせて、選び色付けしてください。
※アクリル絵の具が濃すぎると、貝の線が見えなくなってしまいます。色付けする時は、絵の具の濃度に気をつけてください。
8.出来た作品を乾かす
最後は、絵の具が乾くまで日の当たるところで1時間程乾かしましょう。乾いたら完成です。
出来上がったら、写真たてとして写真を飾っても良いですし、インテリアとしてシールを貼るなどアレンジしても可愛いです。
作り方のポイントをご紹介
最後に、筆者から作り方のポイントをお伝えします。工程5の粘土を貼り付ける際は、少量を全体的に貼り付けていくのではなく、一辺ごとに棒状の粘土を作るイメージで、4か所つけていくと簡単に周りを固められます。
近所のお友だちと一緒に作ってみましたが、男の子は青系を好む傾向があり、女の子はそれぞれ好きな色や、送る相手を想像して作っていたのが印象的でした。家で使うのも良いですが、日頃の感謝を込めて誰かへの贈りものとしても喜ばれると思います。
100均等で売っているインテリアの貝を使ってもまた違った仕上りになると思います。あえて白の貝殻を使い、色や模様でオリジナリティーを出すのもおすすめです。夏の想い出を振り返りながら、それぞれ自分のイメージに合った作品を作ってみてください。
Yayako
40代主婦。小学生姉妹と高校生男子の子育て中。人生楽しく、自分らしくをモットーに、興味のある事はとりあえず何でもやってみる性格。今までの育児の体験から、親子で楽しめる記事を投稿していきます。
ライター紹介
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