コロナ禍の子どもの運動不足問題!わが家でやっている解消法公開します
KaRaFuRuライターの海原えめです。
4歳の息子が通う保育園では3歳児クラスからスポーツテストがあります。内容は前転や鉄棒、平均台など体操がメイン。
今年もスポーツテストがありましたが、保育園の先生より「ここ2年、園児の運動能力が下がっているなかで、○○くん(息子)は運動能力が伸びている」との言葉をいただきました。
そこで幼児の運動能力低下の理由と、運動能力をあげるためにわが家でやっていることをご紹介します。
1.幼児の運動能力低下の原因とは?
保育園の先生曰く「コロナ禍になって家の中で過ごすことが増え、体を動かす機会が減ったからではないか」とのことでした。
厚生労働省の調査結果でも、コロナ禍における子どもたちの生活リズムの変化、身体への影響が挙げられています。
令和2年4月から5月、コロナの感染拡大防止のために緊急事態宣言が出され、全国的に多くの幼稚園や学校が休校になりました。その後もコロナ陽性者が発生する度に学級閉鎖や休校、休園になる日が増えたことでしょう。
その影響で家の中で過ごす時間が多くなり、外で体を動かす機会が減ったと考えられているようです。
また、お友達と体を動かして遊ぶ機会が減ることにより子どもはストレスがたまり、家の中で発散したいが限界がある…という悪循環が起き、運動不足を発端に子どもたちの心の健康にまで影響していると考えられているのです。
(新型コロナウイルス感染症対応からの気づき/厚生労働省 子ども家庭局 子育て支援課 参照
https://www.mhlw.go.jp/content/11900000/000779146.pdf 出典:厚生労働省ホームページ )
2.わが家で取り組んでいるお家でできる3つのこと
息子が通う保育園では令和2年4月の緊急事態宣言の時、保育園から登園自粛の要請がありました。私は仕事を1ヶ月ほど休み、当時2歳の息子も保育園を休んで一緒に家で過ごす毎日。また、その後も園内で発生するコロナ陽性者などの影響で何度も休園になりました。
当時2歳の息子は体を動かしたくて仕方ない時期で、家の中でも走り回ろうとします。ただ、わが家はマンションの中層階に住んでいるため、騒音を懸念して家の中で走り回るのではなく、家の中でできる運動を意識して取り組むようになりました。
コロナ禍になってから今までに、わが家で取り組んでいることをご紹介します。
①お布団の上で前転
保育園の先生より、前転は身体の平衡バランスをとってくれる大切な器官「三半規管」を鍛えるのに適している運動で園でも取り入れていると聞きました。わが家でもお布団の上で前転をよくしています。
2歳頃からやっていて、最初は手や首の怪我をすることがないように私が補助していました。4歳の今では補助無しでしっかりと前転できるようになりました。目の前の世界が一回転することが、息子にとっては面白くてたまらないようです。
②家の中でできる!トランポリン
トランポリンは体幹を鍛えるのに適している運動です。体幹は、筋肉のバランスを整え、カラダ全体の安定性の向上、ケガ予防が期待できます。
ただ、マンションでは下階の住人の方への騒音になるのではないかと懸念していました。トランポリンと言えば、ゴムと布でできたシートが鉄で囲まれている形状をイメージする方が多いのではないでしょうか。
インターネットで調べると「クッショントランポリン」という商品があります。まさにクッションのような見た目で、騒音への配慮がある商品です。狭いわが家でも邪魔にならないコンパクトさで、子どもが飛び跳ねるには十分な大きさだと思います。
そのトランポリンを購入する前までは、息子が家の中で飛び跳ねると「下に音が響くからやめなさい」と言わなければなりませんでした。今では「トランポリンでやってね」と伝えれば良いので、息子のやりたいことへの制限を少し緩めることができています。
③ママのお手伝い大好き!雑巾がけ
私はフルタイムで働いているので、休日は半日かけて家の掃除をすることがよくあります。
以前は、息子が遊びに集中している間に掃除を済ませていたのですが、子どもが大きくなるにつれ掃除の途中で「一緒に遊ぼう」と言われることが増え、掃除を度々中断することがでてきました。試しに息子に「一緒に掃除をしよう」と言ってみると意外にも快諾。
そして息子専用の小さめの雑巾を作ると俄然やる気に!雑巾を濡らして絞り、窓ふきや床掃除などを一緒にやっています。雑巾がけは腕も脚も使う重労働です。終わったら必ず「ありがとう!助かった!」と息子を褒めます。息子のおかげで私は助かり、同時に息子は家の中で体を動かせるのです。
また私は「ママのお手伝い」というところが重要だと思っています。なぜなら「お手伝いをしたことでママが喜んでいる」「ママに認めてもらえた」という息子の自己肯定感をあげることができるからです。
おわりに
今回ご紹介したことは家の中でできることでしたが、感染状況をみながら休みの日は広い公園で遊ばせるなど、3密を避けて遊ぶこともあります。息子が運動能力を下げることなくいられたのは、そもそも本人が体を動かすことが好きという前提もあるかもしれません。
運動が苦手なお子さんでも、一緒に過ごす大人の声かけや行動を少し変えることで、遊びや日常生活の中で自然と体を動かす意識へ繋がるかもしれませんね。
海原えめ
フルタイムワーカー&4歳男児を育てるママ。幼児食インストラクターの資格を保有。楽しいことが大好きなアラフォー。