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待望の福岡開催!絵本から飛び出した「tupera tuperaのかおてん.」
筆者も筆者の子どもも、絵本が大好き!九州で開催される絵本の原画展や展覧会には、よく足を運んでいます。2022年夏、tupera tuperaの巡回展が福岡市美術館で開催されるのを心待ちにしていました!
今回は、2022年7月1日(金)〜8月21日(日)開催される、「tupera tuperaのかおてん.」の見どころをたっぷりご紹介します。テーマは、ずばり“顔”。tupera tuperaのファンはもちろん、初めての方も存分に楽しめる作品が待っています!
tupera tuperaとは?
tupera tupera(ツペラ ツペラ)は、亀山達矢さんと中川敦子さんによるクリエイティブユニットで、イラストレーション、工作、ワークショップ、アートディレクションなど、さまざまな分野で幅広く活動されています。2019年に第1回やなせたかし文化賞大賞を受賞。武蔵野美術大学油絵学科版画専攻の客員教授もつとめられています。
これまで手がけた絵本には、『しろくまのパンツ』(ブロンズ新社)、『パンダ銭湯』(絵本館)、『かおノート』(コクヨ)など。NHK Eテレの工作番組「ノージーのひらめき工房」のアートディレクションも担当しています。九州では、佐賀県・武雄市にある「武雄市こども図書館」にある大楠の壁画を手がけたことでも有名ですよね。
大胆な造形と生き生きとした色合いから生まれるユーモアに満ちた作品には、子どものみならず大人のファンも多く、展覧会を心待ちにしていたというママも多いのではないでしょうか?早速、子連れで行く「tupera tuperaのかおてん.」の見どころをたっぷりご紹介します!
「かおノート」など絵本の原画が見られる!
tupera tuperaの代表作のひとつであるシールブック『かおノート』や、おばけとの掛け合いが楽しい絵本『こわめっこしましょ』、仕掛け絵本『やさいさん』など、顔をテーマにした絵本の原画を公開しています。
いわゆる絵本の原画展とは一味違った、遊び心たっぷりの展示方法にもご注目!原画ならではの風合いやtupera tuperaらしいカラフルな色の組み合わせは、作品ファンならずともじっくり観察したくなるほどです。
巨大な顔がずらりと並ぶ「かお10」
2mもの大きさの顔が並ぶ「かお10」。よく見ると、その顔は生活の中に溢れるアイテムで構成されています。「顔が食パンでできているよ!」「目と口はなにをつかっているのかな?」…親子で会話しながら作品を鑑賞してみてくださいね。
それぞれの作品には、名前とプロフィールがあり、その細やかな設定も見所のひとつ。記念撮影スポットとしてもおすすめですよ!
仕掛けを探そう!「かおカオス」
一際目を引く、大きな顔、顔、顔…。「かおカオス」は、遠くから眺めるだけの展示ではありません。近づいて、時には触って、作品に隠された仕掛けを見つけていくインスタレーション(空間展示)です。
小さな子どもも夢中になること間違いなしの驚きに満ちた空間は、足を運ばないとわからない楽しさに満ちています。
子どもと完成させる「床田愉男」
床の上には、黄色い「まる」と「目」。この作品は、訪れた人が完成させるアート作品で、その名も「床田愉男(ゆかだゆかお)」。作品の周りには、唇や口髭、涙のしずくなど、顔のパーツだけではなく、使い方自由自在なアイテムも。
「どんなふうに顔を作ろうか?」そんな会話を楽しみながら、作品に参加できます。親子で協力して、世界に一つだけの「床田愉男」を完成させましょう!
ほかにも、展覧会は見どころたっぷり!さらにtupera tuperaの世界を楽しむなら、「かおシール」(1枚220円)の購入がおすすめです。入場するときに顔に「かおシール」を貼って、普段とは違う自分で作品を楽しんでみてくださいね。「かおシール」は、絆創膏と同じ素材なので、子どもの肌にも優しいというポイントも。
展覧会概要
tupera tuperaのかおてん.
開催日:2022年7月1日(金)〜8月21日(日)
休館日:月曜日※ただし7月18日(月・祝)は開館、翌7月19日(火)は休館
開館時間:9時30分〜17時30分※毎週金・土曜日は20時まで開館(最終入館は閉館30分前まで)
会場:福岡市美術館(住所:福岡市中央区大濠公園1-6)
観覧料:一般1600円、高大生1100円、小中生700円※毎週金・土曜日の17時30分以降に入場の場合は、一般のみ500円引き※他の割引と併用不可
チケット販売場所:ARTNEチケットオンライン https://artne.jp/tickets ほか、ローソンチケット、チケットぴあ
展覧会公式HP https://artne.jp/tuperatupera/
まとめ
いかがでしたか? tupera tuperaの魅力がぎゅっと詰まった「tupera tuperaのかおてん.」。作品を鑑賞するだけではなく、自分が作品の一部になったり、触れてみたり、体いっぱいにアートを楽しめる機会をお見逃しなく!夏休みの思い出に残る写真もたくさん撮れそうですね。
会期中の金・土曜日は20時まで開館時間を延長しているので、ゆっくりと作品を鑑賞したい人には夕方〜夜の時間帯もおすすめですよ。
machi
2歳差の兄弟と子煩悩なパパと楽しく生活中。食べると泊まるが大好きで、甘いものも嗜みます。