物件情報大好き筆者が紹介する、子育て世帯の家選び
住宅情報誌やネットにあがってる物件の間取り情報を見るのが大好きという方、きっと少なくないと思います。筆者も物件情報を見るのが大好きです。
間取り図を見ては「自分だったら…」という妄想を繰り広げ、たまに家づくりシュミレーションソフトを使って、外観から創作してみたりして…なかなかコアなシェア層かもしれません(笑)
身内に不動産業界に勤めている人がいることもあり、さらに興味の幅は加速して、現在は好きが高じて賃貸マンションの管理業務に携わっています。
その中で色々な家づくり、そして家選びを見てきました。
そんな筆者が子育て世帯の家選びのポイントを、賃貸編・購入編に分けてご紹介させていただきたいと思います。
<賃貸編>子育て世帯の家選び
まずは賃貸編をご紹介します。賃貸物件選びの参考になれば幸いです。
➀専有面積でだまされやすいメゾネットは要注意
インターネットで物件検索の際に、いくつかの条件を入力して検索するかと思います。
その際に、専有面積を入力して検索する人は要注意です。
同じ専有面積だとしても、平屋タイプ(リビング・居室が全て同じ階のワンフロア)とメゾネットタイプ(室内に階段がありリビング・居室が上下に配置されている)では、平屋タイプの方が圧倒的に人が稼働できる空間が広いのです。
というのも、メゾネットタイプは階段部分に占める面積が生じてしまうから。
階段部分はあくまで移動するために必要な空間であり、普段、居住者が生活するスペースとして活用することはありません。
「3人家族で90㎡以上の物件」など、階段の有無を省いても十分空間がある物件から選んでいるというなら話は別ですが、もし余裕が無い広さの場合には平屋タイプの方が居住空間スペースを広くとることができるでしょう。
➁余裕のある玄関スペース
特に小さいお子さんがいるご家庭は、何気に玄関スペースがゴタゴタするもの。
玄関にベビーカーや砂遊びグッズなどの子供用品を置いたり、おでかけの際にはお子さんが靴を履くのを手伝ってあげたり…と、なにかとスペースが必要な場面が多々あります。
玄関が狭いと、家族でおでかけしようとした際に毎回玄関前で大渋滞…なんてことにもなりかねません。
筆者のおすすめは、幼児くらいのお子さんが2人座っても余裕がある玄関の大きさです。
玄関スペースはある程度余裕をもった物件をおすすめします。
<売買編>子育て世帯の家づくり
次に売買物件についてご紹介します。
売買物件の場合マンションと戸建てがあると思いますが、今回は戸建て物件を念頭に置いてご紹介したいと思います。
➀玄関周りに水まわりを設置
昨今の新型コロナウィルスの影響もありますが、お家に帰ったらまずは手洗いうがいを徹底したいもの。
そのためには、玄関周りに水道などの水まわりが設置されていると大変便利です。
手洗いうがい以外にも玄関先に水道があると、靴についた泥汚れを落としたり、玄関先で遊具を洗いたい時などの際にも活用することができます。
筆者の個人的理想は、土間がおすすめ。
昔ながらの日本家屋にある土間は、利便性も考えられたとてもよい家づくりなのでは…と、憧れています。
➁トイレの複数設置は、家族の稼働ルーチンを考えて
1階と2階にそれぞれトイレを設置して…というのは、とても便利なように思えますが”実は無駄だったんじゃないか?!”と筆者は思っています。
というのも我が家は5人家族で、戸建て・マンションともにトイレが2つある家にそれぞれ居住した経験があるのですが、結局、主に使用するトイレは1つだけだったという経験があります。
たまにもうひとつのトイレを利用することがありますが、2~3ヶ月に1回利用するかしないか…という頻度でした。
これは、子どもと父親、それぞれの朝の通学・出勤時間がずれていたからかなと思っています。
利用しなくても定期的にトイレは掃除しなければいけず、地味にストレスでした。
「これならトイレ2ついらなかったじゃん。そのスペースをワードロープにあてればよかった」と思ったので、もし複数個のトイレ設置をご検討の方は、ご家族の活動時間やルーチンなども考慮しながらお考えいただければと思います。
まとめ
子育て世帯における家選びについて、ご紹介しました。
お家選びは、ご家族が楽しく過ごすためにもとても大切です。
ご家族それぞれが笑顔で過ごせるお家に巡り合えるとよいですね。
白藤さつき
13年間正社員として勤務。お局街道まっしぐらと思いきや、予想外に結婚。はたまた予想外に3人の子を持つ子だくさん母となる。現在、肝っ玉母ちゃんライターとして活動中。