【ハロウィンにもおすすめ】オニ?えんま大王?ちょっと怖いけど気になる世界の絵本3選
なぜかひかれる不思議な世界
子どもたちって、「こわーい」と言いながらもオニやおばけの絵本が意外と好きですよね。不思議な世界のお話に興味旺盛な子どもたちは、魔法やオニや怪物などの不思議な世界書きになるのでしょうね。
今回は、ハロウィンシーズンにもおすすめな怖い存在のはずなのに憎めない、そんなキャラクターが登場する絵本をご紹介いたします。
1.オニじゃないよおにぎりだよ
シゲタサヤカ 作
大人気作家、シゲタサヤカさんの絵本です。
この絵本に登場するオニはおにぎりがだーいすき。いつものようにおにぎりを食べていると、しいたけ取りに山へ来た人間たちがオニを見て大慌てで逃げて行きました。
その様子を見たオニたちは、まさか自分たちを恐れて逃げて行ったとは夢にも思わず、数日後に人間が残していった、時間がたってカチカチになったおにぎりを食べてみたところ・・・
ひどすぎる!いくなんでも人間どもがかわいそう!今すぐうまいおにぎり届けてやるから!と勘違いをしてたくさんのおにぎりを作り始めたのです。
たくさんのおにぎりを持って山をかけおり人間の住む町へ向かったのですが、人間たちは大慌てで逃げていきました。
やはり自分たちを恐れているとは夢にも思わないオニたち、またまた勘違いをしてその後も試行錯誤しながら人間に美味しいおにぎりを届けようとするのです。
怖いはずのオニが、美味しいおにぎりを人間に食べさせたいという一心で一生懸命に動く様子が本当にかわいくて面白いのです。こんなオニなら、会ってみたいなと思えるかもしれませんね。
2.えんまだいおうごいっこう
中尾昌稔 文、広瀬克也 絵
「お主、地獄行きじゃ!」
地獄の世界で響き渡るえんま大王の声。仕事を終えたえんま大王と獄卒(ごくそつ)たちは、休みになったので旅行に出かけることになりました。
地獄を抜け出し、三途の川を渡り、人間たちのいる温泉町へ。怪しまれないように角をかくし、宿へと向かいました。
温泉に入り、枕投げをし、夕ご飯にごちそうを食べて、どんちゃん騒ぎのえんま大王ご一行。宿からそっと抜け出したえんま大王がやってきたのはおでんの屋台です。美味しいおでんを堪能していると、食い逃げをする男がいました。
「おでん?なんのことだい?」としらを切る男に向かって、えんま大王が取り出したのは・・・。
えんま大王の道具と言えば思い浮かぶものがありますが、我が家の子どもたちは巻末にあるえんま大王の道具やその説明を食いいるように見つめていますよ。
3.きょだいなガチャガチャ
大橋慶子 作/絵
少年が野原で遊んでいたら大きな丸いものがゴロゴロと転がってきました。
何だろうと思いながら、巨大なボールをゴロゴロと山の上まで転がし持っていったら、そこには巨大なガチャガチャとオニの子たちがいました。オニの巨大なガチャガチャだったのです。
オニは、ガチャガチャの中に入っていたねじ巻き車に少年を乗せてくれ、ぐるぐる走っているとそこにはミステリサークルができました。
他のオニの子のガチャガチャには、だるま落としが入っていました。パッカーンとオニの子が打っただるまが岩を砕いて、そこにはめがね岩ができました。
ふわふわのぬいぐるみだと思ったら雨雲が出現したり、太鼓だと思ったら雷様を呼んだり、巨大なガチャガチャは不思議だけど楽しいものがたくさん入っています!
ふと気づくとあたりはすっかり暗くなり、どんどんさみしくなって涙をこらえていたら、オニの子の母ちゃんがガチャガチャをやってみるようにとコインをくれました。
出てきたものは・・・?
子どもが大好きなガチャガチャ、オニも楽しんでいたのですね。楽しいガチャガチャの話に、我が家の子たちは目を輝かせながら見入っています。
rimos
小学生と保育園児の姉妹育児中のママ。金曜夜のビールが大好物。仕事も家事も時短命。