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幼児期の子どもの「友達作り」ママは見守る?アシストする?
子どもは子ども同士で遊ぶのが1番!…と言っても、子どもが小さいうちはママも一緒に行動しなければいけない場面が多々ありますよね。
公園へのおでかけやそういう場に行く時はママも付き添うかと思いますが、ではその場に連れて行っただけで子どもにお友だちができるのか…というと、心配になるママもいらっしゃるかもしれません。
子どもの性格にもよりますし、その時のタイミングや環境というものもあるので一概には言えませんが、子どもの友だち作りや人付き合いについて、筆者の実体験も踏まえながら、お話させて頂きたいと思います。
子どもが友だちを作るきっかけや場所は?
まだ保育園や幼稚園に入園する前の小さいお子さんがお友だちを作ろうとすると、そのきっかけとなる場所は公園や児童館といった、地域の人が気軽に集まれる場が一般的と言えるでしょう。
「公園デビュー」という言葉を耳にしたことがあるママも多いのではないでしょうか?
子どもの遊び場として近所の公園は絶好のスポットです。しかし、友だち作りを目的として行くと、ママにとってはちょっと緊張してしまう場でもあるかもしれませんね。
筆者には3人の子どもがいるのですが、第一子は地域の「子育て支援センター」というところに週に1~2回ほど出向いていました。
「子育て支援センター」とは、未就学児の子どもを持つママとその子どもの交流の場として設けられている地区の公共施設で、当時は幼稚園の敷地内の一角に設けられていました。
週に1~2回通っていた…というと、結構な頻度で訪れていたように思えますが、実際に通ったのは2ヶ月弱です。
そこで仲良くなったママさん数人と仲良くなり、ママ友のお宅やちょっと大きめの公園など、自然に支援センター以外の場所でも集まるようになり、支援センターは段々と利用することが無くなっていったのです。
第二子については上の子と年子ということもあり、一緒に連れて歩いていたら、上の子の友達に交ぜてもらって遊んだり、やはり同じく兄弟がいるお宅の下の子と遊んだりして、自然とお友だちが出来ていました。
現在幼稚園児の第三子については、幼稚園就学前は「自分の友だち」という相手はほとんどいませんでした。日常的に兄達の都合に連れ回されることが多く、そのおかげなのか元々の性格なのか、固定のお友だちがいなくても人見知りはまったくしない子に成長し、幼稚園に通うようになってからは自分でお友だちを作ってきました。
そして「今日、幼稚園終わったら公園行ってもいい?!〇〇ちゃんと遊ぼうねって約束したの!」などと言っていますので、自分で友だちの輪を広げています。
幼いうちはちょっとした事故やケガの心配がありますから、母親は常に子どもの側についていなければいけません。
また、人が集えばトラブルはつきもの。それが小さい子ども同士であれば、小競り合いが日常茶飯事と言える状況でした。
そう考えると、やはり母親の付き添いが必須となる未就学時代の幼い頃は、子どもの友達作りは母親の行動が関わって来るのだな…と思います。
子ども同士の交流にママはどう関わる?
上記でご紹介したとおり、筆者の子ども達3人それぞれで友だち作りの様子が違う訳ですが、全員に共通する点は『年齢が幼いほどママの出番が必要』というところでしょうか。
第一子と第二子は、現在中学生です。
お友だちと遊びに行く時も、誰と仲が良いのかも、親は必要最小限しか知りません。こちらから聞くのは「何時に帰って来るの?」とか行き先くらいです。
しかし、現在幼稚園児の第三子については、公園に行く時もお友達の家に遊びに行く時も、母親である筆者が付き添わなくてはいけません。
たまにお友達のお宅が子どもだけを預かってくれ、筆者は後から迎えにいくという場合もありますが、基本は親同伴です。
現代のご時世と言ってしまえばそれまでですが、テレビ番組の「クレヨンしんちゃん」で、しんちゃん達が子ども同士だけで公園で集まり遊ぶ姿を見ると、ちょっと羨ましく思えてしまいます。
とはいえ、付き添っているからと言って特段なにかするのか…と言えば、そういう訳ではありません。公園など外の場合は常に目線の先に子どもの存在を確認していますが、特段口を出すことは無く、トラブルが発生した時に対処できる姿勢で付き添っているだけです。
まだ自分の気持ちを言葉で説明するのが難しい未就学児の時には、お友だちとなんらかのトラブルがあった時には話を聞いて、その気持ちを代弁して子ども自身に語り掛け、そして相手のお友だちと仲直りするために間に入っていました。
しかし幼稚園年中になった現在は、そこまでサポートする必要も無くなってきました。遊んでる上でお友だちとトラブルが起こることはまだまだありますが、それでも母親にも相手にも自分の気持ちを伝えることができ、「じゃぁ、どうしたい?」と問えば自分で考え、必要であれば「ごめんなさい」と言ってお友だちと仲直りすることができます。
子育てを物語る上での教訓として『乳児は肌を離すな、幼児は手を離すな、少年は目を離すな、青年は心を離すな』という言葉を耳にしたことがあります。
まさにその通りだなぁ…と実感しています。
幼児期のお友だち付き合いを見守る母親としては、常に手が届く距離で目を離さず、何らかのトラブルが発生した場合または子どもから求められた際に、サポートする…という姿勢でいることが大事なのではないかと思っています。
まとめ
子どもの友だち作りとそこにおける母親の関わり方について、お話させて頂きました。
親という字は「木の上に立って見る」と書くので、親の子どもに対する姿勢も少し離れた場所から見守るのが基本だと言います。そうは言っても、幼いうちは手も出すし口も出さなければいけませんよね。
徐々に離れて見守れる距離感を作れるよう…そして、太くて強い木のように、根をしっかりと張った土台を作ってあげれるように、親は子どもの幼少期をサポートしていきたいものですね。
白藤さつき
13年間正社員として勤務。お局街道まっしぐらと思いきや、予想外に結婚。はたまた予想外に3人の子を持つ子だくさん母となる。現在、肝っ玉母ちゃんライターとして活動中。