#子育て
夏に読みたい!夏をテーマとした絵本3選
夏には夏の絵本を読んでみましょう
いよいよ夏がやってきます!
海、プール、かき氷、花火。夏ならではの楽しみがたくさんあり、夏が大好きな子どもは多いのではないでしょうか?
夏にぴったりの絵本もありますので、親子で楽しい夏を想像していただきたいなという思いをこめて、我が家の子どもたちも大好きな3冊をご紹介します。
1.たなばた
君島久子 再話、初山滋 画
昔、天の川の東には七人の天女が住んでいて、天の川の西は人間の世界でした。
天女たちが天の川で水浴びをしていたところ、人間の牛飼いがやってきて、末娘の天女「おりひめ」の着物を隠してしまいました。
他の天女たちは着物を着て鳥になって飛び去りましたが、着物を取られたおりひめだけは飛べません。
「どうか私の妻になってください。そうすれば、この着物をお返しします」と牛飼いに言われ、牛飼いの妻になったおりひめ。
やがて二人の間に男の子と女の子が産まれ仲良く幸せに暮らしていましたが・・・。
日本では「おひりめ」と「ひこぼし」でおなじみの七夕のお話ですが、七夕伝説は中国で生まれたと言われています。
この本は、日本で聞いたことのある話と細かい箇所が少し違うかもしれませんが、夏の夜の空を見上げるきっかけになるかもしれません。
2.もりのアイスクリームやさん
舟崎靖子 作、舟崎克彦 絵
やせっぽちのりすさんは、家の木の根元でアイスクリーム屋さんをはじめました。
このアイスクリーム屋さんでは、みんなで手作りのアイスクリームを作れるということで、さっそく森の仲間がエプロンを持って集まってきました。
りすさんが先生となり、材料を混ぜ合わせ、みんなは友達の形のアイスクリームを作り始めました。
もぐらさんは、いのししさんの形のチョコアイスを、ねずみのお嬢さんは、あなぐまさんの形のアイスクリームを・・・。
みんなが作ったアイスクリームはじきに溶けて形が崩れてきました。でも、先生のりすさんのアイスクリームは時間がたっても溶けません。
「どうしてりすさんはこんなに上手にアイスクリームを作れるんだろう。」
「きっとりすさんのエプロンには、アイスクリームが上手にできる魔法がかかっているんだわ。」
材料がなくなりかけたので、りすさんがエプロンを外して森に出かけているあいだに・・・。
もりのアイスクリームやさん (創作こども文庫―もりのおはなしシリーズ)
暑い夏には食べたいアイスクリーム。こんなに色々な形のアイスクリームがあると楽しくなりそうですね。
3.くすのきだんちのなつやすみ
武鹿悦子 作、末崎茂樹 絵
大きなくすのきには、管理人のもぐらのもぐや音楽家のきつねさんなどが暮らしていて、「くすのきだんち」と呼ばれています。
夏が来て、かけすの家族は海へお泊りに、音楽家のきつねさんは演奏旅行に、水泳のコーチのかえるさんは水泳合宿にと、住人達は出かけていきます。
お年寄りのふくろうさんとももんがさんはさすがに残っているかと思っていましたが、一緒に温泉旅行へ行ってしまい、くすのきだんちには管理人のもぐだけになりました。
みんながいなくなったくすのきだんちで、もぐは大掃除をしたり、読書をしたりして過ごしていますが、静かなくすのきだんちは何だか少し怖く感じます。
休みを満喫した住人たちが戻ってくると、再び賑やかで楽しいくすのきだんちに戻ります。
もぐは寂しかったかもしれませんが、読んでいると出かけていった他の住人達のように、夏休みの計画をたてたくなりますね。
季節に合った絵本を選んで、親子で楽しみながら読んでみてください。
rimos
小学生と保育園児の姉妹育児中のママ。金曜夜のビールが大好物。仕事も家事も時短命。
ライター紹介
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