読み聞かせ以外の楽しみ方ができる 3歳の子どもにおすすめの絵本3選
3歳くらいのお子さんはまだまだ絵本を自分で読むのは難しく、大人が読み聞かせることで楽しまれているでしょう。
筆者の4歳と2歳の娘も絵本が大好きで、毎日必ず「読んで~」とお気に入りの絵本を抱えて持ってきます。そんな中で、読み聞かせ以外の楽しみ方ができる絵本を見つけたので、今回はそんな絵本を紹介したいと思います。
「ちょっと変わった絵本をプレゼントしたい」「ママが忙しい時に子どもが一人でも楽しめる絵本を知りたい」と思っている方もぜひ参考にしてくださいね。
くろくんたちとおえかきえんそく
作 なかや みわ
くろくんを筆頭に9色のクレヨンたちは、遠足で遊園地に出発!
ゴーカートやジェットコースター、お土産屋さんや花火大会など、くろくんたちは思う存分遠足を楽しみます。
でも、普通の絵本とはちょっと様子が違います。
そう、絵本の中に描かれている絵はところどころ未完成なのです。ジェットコースターで楽しむクレヨンの顔が消えていたり、お昼ご飯のお皿の上が空っぽだったり。
実はこの絵本、絵を書き足し自分だけの絵本を作れるのです。
普通は「絵本に落書きしちゃだめだよ!」と注意されますが、この絵本だけは特別です。
ぜひパパやママも一緒にお絵描きを楽しみ、世界にたったひとつの絵本を作り上げてください。
おみせやさんでくださいな!
作 さいとうしのぶ
この絵本のテーマは「お買い物」です。
パン屋さんやおもちゃ屋さん、時計屋さんなど37店舗の身近なお店が描かれています。
「〇〇やさんでおかいもの 〇〇くださいな」と書かれたページをめくると、見開き一面に大迫力の絵が広がり目を奪われるでしょう。
そのページに文字は無いので、お子さんと「何にしますか?」「〇〇ください!」と自由にお買い物ごっこをしたり、「これは何ていうお野菜?」「チューリップはどこに隠れている?」とクイズ形式で楽しんだりと、自由に物語を作れるのが魅力です。
優しいタッチで描かれたお店の内装は、昔の商店街の中にある専門店の様な懐かしさを感じさせ、パパとママも魅了されるでしょう。
そして何より、リアリティがすごいのです。細かいところまで再現されていて、まるで本当にお店の中に飛び込んだような気分にさせられますよ。
おばけとホットケーキ
作 新井 洋行
カラフルなおばけたちが、ちょっと変わったホットケーキを作るお話です。
この絵本の特徴は、読み手がおばけたちと協力してホットケーキを作っていくということ。
最初のページには「きみもてつだってね」とおばけからお誘いがあります。それだけで子どもは使命感に燃えて、いつもよりも絵本の世界にのめり込んでいくのではないでしょうか。
そして、ページをめくるたびに子どもたちにいろいろなミッションが与えられます。
冷蔵庫の中からホットケーキの材料を探したり、小さな火に「ふぅ~」と息を吹きかけて火を大きくしたり、本をシャカシャカ振ってジュースを作ったり。
我が家の娘達が、まだ全くひらがなが読めない時期から大好きで読んでいましたが、ひとりでも楽しんでホットケーキ作りのお手伝いをしていましたよ。
【まとめ】絵本の楽しみ方は“読む”だけではない!
読み聞かせて楽しむのはもちろん、プラスアルファの要素が加わった絵本を紹介しましたが気になるものはありましたか?
子どもの好奇心や想像力をくすぐるものばかりなので、絵本にあまり興味を持ってくれないというお子さんにもおすすめです。
ぜひ親子のスキンシップのためのアイテムとして活用してください。
藤永瞳
4歳と2歳の姉妹を育てながらフリーライターとして働く兼業ママです。甘いもの、映画鑑賞、ネットショッピング、わんこが大好きです!