園児のためのアートプログラム『ANYTIME ARTIST(エニタイム・アーティスト)』 創作過程を楽しみ、子どもの感性を養う!
アーティストが考えるベビー・キッズのためのアートプログラム
スタイルクリエイト株式会社(福岡市中央区)が福岡市内で運営している「からふる保育園」4園では、子どもたちの個性を伸ばすレッスンや遊びを取り入れています。新しい取り組みとして2019年9月より、アーティストを迎え入れたアートプログラム「ANYTIME ARTIST(エニタイム・アーティスト)」が始まりました。
『子どもは、いつでもアーティストになる可能性を持っている!』
新しいアートの創造的体験によって、子供の潜在的な力を引き出し、「豊かな人間力」と「生きる力」を養います。
ANYTIME ARTISIT メンバー
アーティスト(石版画家) そだきよし さん
福岡市早良区にアトリエをかまえ、石版画家として国内外の展覧会やアートフェアに作品を発表して活躍。
ディレクター 斎藤一樹 さん
多摩美術大学で現代美術のプロデュースの基礎を学び、現在は株式会社spongeのアートプロデューサーとして、展覧会・アートイベントの企画やアーティストのマネジメントなどを手がける
ANYTIME ARTISTのプログラムで大切にしている、大人も子どももみんなで守りたい「やくそく」
この取り組みでは、大人も子どももみんなで守りたい「やくそく」があります。
RULE FOR CHILDREN 子どものやくそく
「自由に発想しよう」
「たくさんの素材に触れよう」
「自分だけのアートを作ろう」
RULE FOR ADULT おとなのやくそく
「よく観察しよう」
「描かせない・誘導しない・説明を求めない」
「できた作品よりプロセスを大事にしよう」
「子どもが作った作品に純粋にリアクションを取ろう」
「製作する時には時間を意識させよう」
園での「ANYTIME ARTIST」の様子
さまざまなサイズの丸が描かれたシートがテーブルの上に置かれました。
何色の絵の具がいいかな?絵の具を選んだら準備万端です。
アーティストの先生からやり方を教えてもらった後、子どもたちも真似してやってみました。丸の形に合わせて、指先を使いチョンチョンとシートに絵の具をのせていきます。
2歳児の子どもたちは、なんとか見よう見まねでやってみようと真剣な表情です。
丸の枠におさまっても、おさまらなくても、その子らしさが表れる活動であればOKです。
最初は緊張しながら紙に向き合っていた子どもたち。慣れてくると指先だけではなく、手のひら全体も使ってペタペタとスタンプのように描いていきます。
年齢によって取り組みにも違いが見られるアート
お隣の机に座っている1歳児の子どもたちを見てみると、2歳児と比べるとさらにダイナミックに描いています。絵の具を2色も3色も使って混ぜたり、紙の上に流したりと個性が爆発!迷うことなく、大胆にはじめから手のひら全体を使って描いていく子どもが多く見られました。
夢中になって取り組むあまり、顔までアート作品になったお友だちも!
創作活動熱が止まらない子どもたち。シートのおかわりをして、何枚も作り上げていきました。
紙だけでは足りず、園長先生の腕もキャンバスに。紙に描いたときよりも、腕に描いたときの方がとても良い表情をしていました!
最後には白いTシャツもカラフルな色に染まり、アーティスティックな園長先生が誕生していました。
紙を折りたたんだり、しわくちゃに丸めてみたり。表現の方法がひとりひとり違い、一緒に見守っていた保育園の先生たちは新しい発見があったようでした。
「すごいね!」
「楽しいね!」
と、みんなで声を掛け合いながら、おとなも子どもも楽しんでいました。
終わるタイミングもみんなそれぞれ。その子どもが満足するまで描き続けました。椅子から立ち上がってしまうほど全身を使って描く子どももいて、一生懸命にアートに向き合っている姿が印象的でした。
出来上がった作品の一部です。みんなどんなイメージをしながら描いたのかな?
完成した作品も、もちろん大切ですがそれ以上に創作する過程を大事にしようという考え方が「ANYTIME ARTIST」の取り組みの特徴です。
終了しました:10/5(土)-10/6(日)天神中央公園でイベント開催!
天神中央公園の西中洲エリア(貴賓館側)で開催される、『TENJIN CENTRAL PARK MARKET』で、ANYTIME ARTISTのアートを少しだけ体験できる、ワークショップを出店します!
ハロウィンにちなんだ、ちょっと怖い?かわいい?創作体験をしてみませんか?
当日参加も可能です!