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365日からふるに子育て!第81回 家の中に潜む危険から子どもを守ろう!

「次世代へ健やかな未来をつなぐ」ウェルサポの助産師古賀です。

寒さが厳しいこの時期は、子どもと一緒に室内で過ごす時間が増えます。
お家の中で「ヒヤッ」とした経験をしたことはありませんか?

例えば、
「いつの間にか手が届くようになった」
「いつの間にか開けられるようになった」
「いつの間にか登れるようになった」など、

子どもの成長に合わせて起こる危険が家の中にはたくさん潜んでいます。

子どもの成長を感じる瞬間ですが、それと同時に「考えや対策が甘かった…」と反省し、環境を見直すチャンスでもあります。
おうち時間が増えるこの機会に、身の回りで起こりやすい危険や事故について知り、対策しましょう。

1.年齢別に見た子どもの特徴

子どもは、月齢や年齢によって身体の発達や行動の特徴が大きく異なります。
「昨日までできなかったこと」が、ある日突然できるようになるのが子どもの成長です。
ここでは、年齢ごとに見られる特徴をご紹介します。

乳児期

・自分で危険を回避することができない
・体が不安定である
・首すわり、寝返り、ハイハイなど、月齢に応じて急速に行動範囲が広がる
・なんでも口に入れる

幼児期

・歩く、走るなど積極的に体を動かすが不安定である
・行動範囲が広がる
・「危険」や「ルール」の理解が乏しい
・行動が衝動的である
・「自分でやりたい」「自分でできる」という感情が強い

2.月齢・年齢別で起こりやすい事故

子どもの成長段階ごとに、起こりやすい事故の種類や原因には特徴があります。
「まさか、こんなことで?」と思うような事故も、実は発達段階から見ると起こりやすいものです。
具体的な事故例を知り、どんな場面に注意が必要かを確認していきましょう。

月齢・年齢起こりやすい事故事故の主な原因
新生児〇周囲の不注意によるもの
〇窒息
・誤って上から物を落とす
・上の子が抱き上げて落とす
・柔らかい布団や枕に埋もれる
・顔の周辺に置いたものが誤って顔に掛かる
・母乳やミルクの吐き戻し
・上の子が物を食べさせる
1~6ヶ月〇転落
〇やけど
・ベッド、ソファー、抱っこ紐、
 ベビーカーなどから落ちる
・子どもを抱いたまま暑いものをこぼす
・誤って上から熱いものをこぼす、落とす
・お風呂で熱いシャワーをかけてしまう
7~12か月〇誤飲、中毒、窒息
〇やけど
〇転落、転倒、はさむ
〇溺れる
〇車中の怪我
・たばこ、薬、化粧品、洗剤、コイン、ボタン電池、
 磁石などを誤って飲む
・豆、パン、お菓子などの食品が喉につまる
・ブラインドやカーテンの紐が絡まる
・アイロン、ストーブ、炊飯器や加湿器の蒸気、
 電気ケトル、鍋に触れる、ひっくり返す
・扉、ベッド、椅子、階段、玄関、ベビーカーなど
・浴槽や洗濯機に落ちる
・入浴中や水遊び中に溺れる
・座席からの転落
・交通事故
1~4歳〇転倒・転落
〇やけど
〇溺れる
〇誤飲、中毒、窒息
〇交通事故
・窓、ベランダ、階段、遊具などからの転落
・歯ブラシやはしでの喉突き
・アイロン、ストーブ、炊飯器や加湿器の蒸気に触る
・電気ケトルや鍋に触れる、ひっくり返す
・ライターやマッチなどによる火遊び
・浴槽や洗濯機に落ちる
・入浴中や水遊び中に溺れる
・たばこ、薬、化粧品、洗剤、コイン、ボタン電池、
 磁石などを誤って飲む
・豆、パン、お菓子などの食品が喉につまる
・ブラインドやカーテンの紐が絡まる
・道路に飛び出す
参考:母子健康手帳情報支援サイト(https://mchbook.cfa.go.jp/

3.月齢・年齢別で起こりやすい事故に対する対策

事故を完全にゼロにすることは難しくても、「防げる事故」を減らすことはできます
大切なのは、子どもの発達に合わせて環境を整え、大人が先回りして安全を確保することです。

ここでは、年齢別に意識したい具体的な対策をご紹介します。

新生児

新生児は、自分の意思で体を動かしたり、危険を回避したりすることができません。
そのため、周囲の大人の行動や環境が、そのまま赤ちゃんの安全につながります。
まずは「大人が守る」ことを最優先に考えましょう。

・赤ちゃんを両腕でしっかりと包み込んで抱っこする
・抱っこをしたまま他のことをしない
・仰向けで寝かせる
・体が沈み込まない、硬めの布団に寝かせる
・子どもの近くに不必要な物を置かない
・授乳の後は、しっかりとげっぷをさせてから寝かせる

乳児期

寝返りやハイハイ、つかまり立ちなど、乳児期は行動範囲が一気に広がる時期です。
一方で、危険を理解する力はまだ十分ではありません。
「見守り」と「環境づくり」を両立させることが重要になります。

・安全対策グッズを活用する
・室内の整理整頓を行う、危険となる物を排除する
・なぜ危険なのか、どのようなことに気をつけたら良いかなど、身を守るためのルールや約束を日頃から伝える、一緒に考える

安全対策は、一度行えば終わりではありません。
子どもの成長に合わせて、繰り返し見直していくことが大切です。

最後に

子どもの事故は、ほんの一瞬の出来事で起こることが少なくありません。だからこそ、「知っている」「備えている」ことが、子どもを守る大きな力になります。
定期的に見直し対策することは、「大人が目を離しても安心・安全な環境を作ること」にも繋がります。

大切な子ども達を事故から守るために、また私達大人も安心して子どもとの時間を過ごすことができるよう、ぜひ意識していきましょう。


<ウェルサポについて>

ウェルサポでは、臨床経験20年の看護師が最強のサポーターであるフレンドナース(かかりつけナース)となり、身心の相談はもちろん、子育てや介護、ご家族の健康に寄り添ったオンラインのチャット相談を行っています。他にも、オフラインで行う定期訪問サポートやアテンドサポートなどがあります。社会福祉士、健康運動指導士、助産師、管理栄養士などの専門家とも連携しています。

一般財団法人ウェルネスサポートLab(ウェルサポ)情報

ホームページリニューアルしました!:https://www.wellsuppo.or.jp

〇ライター紹介

古賀 晃子(こが てるこ)
助産師歴20年。

総合病院・クリニックの産科病棟で13年勤務。500名以上の赤ちゃんの誕生に立ち会う。結婚を機に退職し、現在はフリーランスとして活動中。
長女出産時の約30時間半で出産(長すぎて、入院から出産までにクリニックの助産師さん全員にお世話になりました)という壮絶なマタニティ体験と日々の子育ての中で、助産師という仕事がさらに大好きになりました。

プライベートでは、7歳、4歳、2歳の3児のママ。

ライター紹介

一般財団法人ウェルネスサポートLab 

ウェルサポ

臨床経験豊富な看護師がフレンドナース(かかりつけナース)となり、自身の身心の相談はもちろん、子育てや介護、ご家族の健康に寄り添ったオンラインのチャット相談を通して、「不安不調期から取り組む健やかな暮らし」のサポートを行う専門家チーム。

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