365日からふるに子育て!第80回 インフルだけじゃない~1月に多い“冬のトラブル”~

「次世代へ健やかな未来をつなぐ」
ウェルサポのフレンドナース・菊池美保です。
年が明け、少しずついつもの生活が戻ってくる1月。
この時期は、インフルエンザや風邪などの感染症が気になる一方で、はっきりした病気ではないけれど、なんとなく調子が出ないそんな様子に出会うことが増えます。
「もう熱はないし、元気そう」
「学校や園にも行けているから大丈夫かな」
そう感じながらも、どこかいつもと違う、 1月は、そんな小さな違和感が出やすい時期でもあります。
今回は、ママやパパに気を付けてほしいインフルだけではない、1月ならではの子どもの体調変化についてお話しします。
子ども自身はうまく言葉にできなくても、カラダや行動でサインを出していることがあります。
「病院に行くほどではないけれど、いつもと少し違う」そんな変化に気づけることが、実は大きな予防につながります。

1. 大丈夫に見えてもカラダはまだ回復中
感染症後熱が下がり、咳も落ち着いてくると、「もう大丈夫」と思いますよね。
でも子どもの体は、目に見えないところで、まだ回復の途中にあることも少なくありません。
・なんとなくだるそう
・食事の量が少ない
・夕方になると疲れやすい
こうした様子は、「元に戻ろう」とがんばっているサインとも言えます。
無理をせずいつもより睡眠時間や休息時間を長くして、ゆっくりと回復を助けることが大切です。
良い睡眠のために、夜は照明を間接照明にしたり、スマホやタブレットの使用を控えたりと副交感神経が優位になるような環境調整が効果的です。
2.気づきにくい冬のかくれ脱水
寒い季節は、どうしても水分をとる量が減りがちです。
喉の渇きを感じにくい分、体の中の水分が足りていないこともあります。
・便が硬くなっている
・なんとなく不機嫌
・頭が痛いと言う
こんなとき、実は水分不足が関係していることも。
「たくさん飲まなきゃ」と思わなくても大丈夫です。
一口ずつ、こまめにを意識してみてくださいね。

3.かゆみは小さな皮膚トラブル
冬の乾燥で、肌がかゆくなる子どもは少なくありません。
かゆみが続くと、眠りが浅くなったり、日中の集中力が落ちたりすることもあります。
保湿は、見た目を整えるためだけでなく、
子どもが気持ちよく過ごすためのサポートでもあります。
お風呂上りにクリームを塗ったり、それでも乾燥がある場合は、ワセリンを薄く重ねたり、ひどいときは皮膚科を受診してください。 また、湿度は45〜55%に保てるように加湿器を使用して、心地よい環境を整えていきましょう。
4.環境の変化がココロの疲れに
冬休みが終わり、生活が切り替わる1月。 子どもにとっては、思っている以上にエネルギーを使う時期です。
・甘えが増える
・機嫌が悪い
・お腹の痛みなどカラダの不調を訴える
お休み後の環境の変化に適応しようとがんばっている証拠です。
いつもより話をする時間やスキンシップを増やすのもいいかもしれません。
特に、集団生活に戻るタイミングでは、無意識のうちに緊張が続きやすくなります。
朝の準備に時間がかかったり、「行きたくない」と言葉にすることもあるかもしれません。
そんなときは、「どうしたの?」と理由を探すよりも、
「がんばってるね」
「今日は疲れたね」
と気持ちに寄り添う声かけがおすすめです。
安心できる時間が、次の日の元気につながっていきます。
また、1月は寒さや日照時間の短さから、大人も知らないうちに疲れがたまりやすい時期です。
親の不安や忙しさは、子どもにも自然と伝わります。「ちゃんとしなきゃ」と思いすぎず、できていることに目を向けてみてください。
親が少し力を抜くことが、子どもにとっていちばんの安心につながることもあります。

おわりに
「元気そう」より、「いつもと同じかな?」
1月は、子どもも大人も、少しずつエンジンをかけていく時期です。
無理にペースを戻さなくても大丈夫。
「今日は少し疲れているかな」
「いつもよりゆっくりしているな」
そんな小さな気づきが、家族を守る力になります。
子どもだけでなくママやパパの体調や気持ちも、毎日同じではありません。
少し元気がない日があっても、それは成長の途中で立ち止まっているだけのこともあります。
「今日は休む日」「今日はゆっくりの日」そんな日があっても大丈夫だと、ぜひ覚えておいてください。
子どもだけでなくママもパパもがんばりすぎずに、家族でこの冬を一緒に乗り越えていきましょう。
<ウェルサポについて>
臨床経験豊富なフレンドナース(かかりつけナース)が、利用者自身の身心の相談はもちろん、子育てや介護、ご家族の健康に寄り添ったオンラインのチャット相談を行っています。他にも、オフラインで行う定期訪問サポートやアテンドサポートなど行っています。社会福祉士、健康運動指導士、助産師、管理栄養士などの専門家や他サービスとも連携して、利用者とそのご家族の「自分らしい健やかな暮らし」をサポートしています。
一般財団法人ウェルネスサポートLab(ウェルサポ)情報
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電話番号:092-231-9762
〇ライター紹介

菊池 美保(きくち みほ)
看護師歴20年。「祖母らしい最期」を目の当たりにしナースの道へ。福岡赤十字病院17年在籍中に様々な科で実績を積み、病棟管理職、病院運営などを経験。「患者さんファースト」の医療をモットーのスーパージェネラリスト。
好きなこと:筋トレ、キックボクシング、スキンケアやコスメリサーチ
苦手なこと:細かい作業、ずっと座っていること
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