保育の仕事は好きだけど“毎日は難しい!”を叶える新しい働き方、「登録制保育士」とは?

こんにちは。
「子育て情報マガジンKaRaFuRu」を運営するスタイルクリエイトで広報を担当している浪瀬です。
現場の温かい空気や先生方の想いを伝える仕事にやりがいを感じています。
働き方に悩んだ経験があるからこそ、「無理なく自分らしく働く」というテーマには強く共感しています。
スタイルクリエイトは福岡市内で5つの保育園を運営しており、日々、先生方や園で働く職員の方々とお話しする中で「保育のリアル」に触れることが多くあります。
その中で一番大きく感じるのが 「保育士不足」 の課題です。
行事や繁忙期は特に人手が足りず、現場の先生方の負担が大きくなってしまう…。
それは子どもたちにとっても、先生自身にとっても、決して望ましい環境とはいえません。
資格はあるのに、活かせていない人がたくさんいる現実
こども家庭庁の調査(令和6年)によると、保育士資格の登録者数は全国で約179万人。
でも実際に現場で働いているのは約68万人で、全体の約62%が「潜在保育士」 という状況です。(※1)

つまり、“資格は持っているけれど、今は現場に立っていない”人が本当にたくさんいるんです。
私自身もスタイルクリエイトに入社するまではこの現状を知りませんでしたが、先生方とお話しする中で、その背景にはいろいろな理由があることを実感しました。
たとえば、
- 家庭や子育てとの両立が難しい
- 体力面への不安
- ブランクによる心理的ハードル
- 人間関係や職場環境への不安
どれも、「仕事が嫌になったから」ではなく、「好きなのに続けられない」現実がそこにあります。
保育という仕事は、体力も気力も必要で、子どもたちの命を預かる大切な責任があります。だからこそ、「少し距離を置こう」と決めることにも、たくさんの葛藤や迷いがあるのだと思います。
けれど同時に、そうした方々の多くが「また子どもと関わりたい」「資格を活かしたい」という想いを心のどこかに持っていることも感じます。これは、「保育士不足」という社会課題を深刻にしている一方で、“もう一度保育に関わりたい人がたくさんいる”という希望の裏返しでもあるのです。
※1. 出典:子ども・子育て本部(子ども家庭庁)「保育士・保育の現場の魅力発信に関する取組について」(2024年11月公表)
登録制保育士という新しい選択肢
そこで今、私たちが取り入れているのが「登録制保育士」 という働き方です。
登録制保育士とは、園や企業に「登録」しておき、必要なときにシフトに入るスタイル。正職員のように週5日フルタイムで働く必要はなく、パートのように固定シフトに縛られることもありません。
💬「資格を眠らせたくないけど、毎日は難しい」
💬「少しずつ現場に戻っていきたい」
そんな想いを持つ方にとって、とても柔軟で安心感のある仕組みなんです。
スタイルクリエイトでは、この仕組みを取り入れ、私たちが運営する5つの園と託児付きコワーキング施設、提携先スポーツクラブなどへの出張保育など、豊富なお仕事先を用意しています。
今では約20名の保育士さんたちが活躍しています。


登録制保育士の魅力
- ライフスタイルに合わせて働ける
子育てや介護、学業や副業と両立しながら、自分のペースで働けます。 - ブランクからの復帰がしやすい
いきなりフルタイムで戻るのは大変でも、「必要なときだけ」ならプレッシャーが少なく、現場感覚を取り戻していけます。 - 資格を活かし続けられる
完全に現場から離れてしまう前に「保育とのつながり」を持ち続けることで、経験や自信を積み重ねられます。
登録制保育士からキャリアの広がりも
登録制保育士は、一度保育を離れた人にとって、キャリアをもう一度考えるきっかけにもなります。
登録制からパート勤務を経て正職員になったり、ICTの導入や保護者支援に携わったり、発達支援や学童へ活躍の場を広げる方もいます。
「一度保育を離れたら終わり」ではなく、自分に合ったペースでキャリアをつなげていける ― それも登録制保育士の魅力の1つです。
まずは知ることから
私たちは、登録制保育士という仕組みや、実際に働く流れ、現場の声を知っていただける説明会を開催しています。
「資格を活かしたいけど迷っている」
「今の生活に合った働き方を見つけたい」
そう思っている方は、ぜひ気軽にご参加ください🌱
\実際の働き方やサポート体制についてお話しします/
まとめ
登録制保育士は、現代のライフスタイルに合わせて柔軟に働ける新しい選択肢です。
資格を眠らせずに活かし続けられるだけでなく、次のキャリアへつながる大切な一歩にもなります。
自分らしい働き方を見つけるきっかけとして、まずは「知ること」から始めてみませんか。
<スタイルクリエイトについて>
スタイルクリエイト株式会社は、福岡県を拠点に「その人らしいスタイルをクリエイトする」ことを企業理念に掲げ、女性が輝き続ける人生を支える多彩な事業を展開しています。保育・教育事業によって子どもたちの個性を伸ばす保育園運営や出張託児をはじめ、ライフスタイルに寄り添うコミュニティ事業、起業やキャリアアップを後押しする教育・リスキリング事業、さらには女性と企業の橋渡しを果たす経営支援まで。どの事業にも「未来へつながるストーリー」が込められています。
やりたいことと自分らしい働き方を両立したい、そんな想いを持つ女性たちにとっての学びの場、つながる場、自分を見つめ直す場を創出し続けています。
ライター紹介

浪瀬 陽菜(なみせ ひな)
スタイルクリエイト株式会社 経営企画室所属・広報担当
スタイルクリエイトの経営企画室で広報を担当。入社以来、保育士やキャリアに悩む女性のリアルな声を耳にする中で、現場の課題や社会全体の課題をより強く感じるようになりました。そうした声を丁寧に拾い上げながら、今後も「その人らしい生き方の応援」をテーマに、発信や企画を続けていきたいと考えています。
好きなこと:散歩・自然・カフェ巡り
苦手なもの:ジェットコースター
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