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2025.08.06
#お知らせ

365日からふるに子育て!第70回 運動が苦手でも大丈夫!パパママも主役のおうち運動遊び

「次世代へ健やかな未来をつなぐ」
ウェルサポの健康運動指導士、権藤です。

最近の夏は暑さが厳しく、熱中症が心配で思うように外に出られない日も増えています。しかし、家でずっと過ごしていると運動不足になりがち。「そろそろ体を動かしたほうがいいかな」と思っても、「家でどんなことをしたら良いのかわからない」「そもそも運動が苦手」とためらうパパ・ママの声をよく聞きます。

でも大丈夫!運動が苦手でも、子どもと一緒に楽しく体を動かすことはできます。
今回は、暑い日や雨の日でも家の中で楽しめる、パパやママも主役の運動遊びをご紹介します。少し動くだけで、パパもママも子どもも気分すっきり&運動不足解消に。早速今日から始めてみませんか?

1.一番大事なのは一緒に楽しむこと

子どもにとって大切なのは、「上手にできること」ではなく「楽しめること」。
特に幼児期の子どもは、遊びながら体を動かす中で、運動への楽しさや自信を育てていきます。

子どもは大人の姿をとてもよく見ています。パパやママが楽しそうに動いていると、「楽しそう!やってみたい」と自然と真似を始めます。パパやママが体を動かしている姿を見ることで、子どもにとっては「安心」「信頼」「楽しさ」が全部そろった運動環境になります。しかも、親自身の運動不足解消にもなり心もほぐれることで健康づくりに大いに役立ちます。

2.パパやママも主役の運動あそび

特別な運動スキルがなくても身近な道具を使って家で楽しめる運動遊びをご紹介します。
家具や物を少しよけ、ぶつからない位のスペースを作って遊びましょう。

風船遊び

  • 風船タッチ
    風船を上に投げ、交互にタッチして落とさないようにします。「目標は◯回、」「右手だけでタッチする」「頭でタッチする」「ジャンプしながら打つ」などルールを追加しても楽しいです。反応力や集中力、空間認知(距離感)を高めるのにも役立ちます。
  • 風船バレー
    テーブルやイスの上にタオルを張って“ネット”を作り、風船を打ち合います。座ったままでもOK。風船がゆっくり落ちてくるので年齢問わず遊べます。
  • 風船ゴール
    ダンボールや洗濯かごなどを「ゴール」に見立てて風船を投げたり手で打って入れます。コースを作ったり、時間制限をつけるとゲーム性が高まり盛り上がります。コントロール力を高めることにも役立ちます。

タオル遊び

  • タオル掴み
    足の指でタオルを掴んだり掴んだままその場でケンケンをします。タオルを足指で掴むのは以外と難しいですが、バランス能力のアップや姿勢の改善にも役立ちます。
  • ドキドキタオルじゃんけん
    タオルをテーブルに広げ両端に立ちます。じゃんけんをして勝った方が素早くタオルを引っ張り、負けた方は引っ張られないように素早く手でタオルを押さえます。

まねっこ変身あそび

「〇〇になってみよう!」という呼びかけで親子で動物や乗り物に変身します。想像力と動作が結びつくことで、子どもにとっても楽しめる運動遊びになります。

  • くま→床に手をついてお尻を高く上げて歩く
  • うさぎ→ぴょんぴょんジャンプ
  • かえる→手を地面について、しゃがんだ姿勢から大きくジャンプ
  • ぞう→片腕を鼻に見立てて大きく八の字に動かす
  • 電車→両手を横にして前進する
  • ロケット→「3・2・1…発射!」のカウントに合わせてしゃがみ、ジャンプで飛び上がる。

親子スクワット

パパやママは足を左右に大きく広げ、子どもを抱っこしてスクワットをします。上下運動で子どもは大喜び。我が家の3才の娘は「もう一回!」が止まりません。

パパやママはつま先をやや外側に向け、膝をつま先と同じ方向に曲げ伸ばししながら行いましょう。ゆっくりと上下したり、ゆっくり下げてスッと上がる、などリズムをつけると楽しさも筋力トレーニング効果も倍増です。

3.まずは少しだけ一緒にやってみることから

家の中でもできる運動遊びは、工夫次第で楽しく、効果的に体を動かすことができます。
今回ご紹介した運動遊びは、どれも特別な道具やスキルがなくてもOK。
大切なのは、「上手にできるか」よりも「親子で一緒に楽しめるかどうか」です。

少し体を動かすだけで、子どもも大人も気分がリフレッシュ。運動不足解消にもつながります。親が楽しく体を動かす姿は、子どもが「体を動かすことって楽しい!」を味わうことにつながります。まずは「ちょっとだけ一緒にやってみる」、それだけでも、親子の時間がもっと心地よく、もっと健やかに変わっていきます。
この夏、是非おうちで楽しく「運動遊び」を取り入れてみてくださいね。


<ウェルサポについて>

ウェルサポでは、臨床経験20年の看護師が最強のサポーターであるフレンドナース(かかりつけナース)となり、身心の相談はもちろん、子育てや介護、ご家族の健康に寄り添ったオンラインのチャット相談を行っています。他にも、オフラインで行う定期訪問サポートやアテンドサポートなどがあります。社会福祉士、健康運動指導士、助産師、管理栄養士などの専門家とも連携しています。

一般財団法人ウェルネスサポートLab(ウェルサポ)情報

ホームページリニューアルしました!:https://www.wellsuppo.or.jp

〇ライター紹介

権藤 蕗 (ごんどう ふき)

健康運動指導士歴19年。
母親のパニック障害・膀胱癌以降、在宅看取りまでを父親と二人三脚で行う中で、周りの家族が自分らしく過ごすことの過酷さと大切さを実感。それを機に「健康なカラダとココロづくり」をモットーに運動指導を行う。
現在ウェルサポで健康運動指導士として活動中。
好きなことは筋トレと読書とピアノ。
プライベートでは13歳の男の子と3才の女の子のママ。

ライター紹介

一般財団法人ウェルネスサポートLab 

ウェルサポ

臨床経験豊富な看護師がフレンドナース(かかりつけナース)となり、自身の身心の相談はもちろん、子育てや介護、ご家族の健康に寄り添ったオンラインのチャット相談を通して、「不安不調期から取り組む健やかな暮らし」のサポートを行う専門家チーム。

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