365日からふるに子育て!第57回 ~感染予防を見直そう!インフルエンザと新型コロナの賢い対策~

「次世代へ健やかな未来をつなぐ」
ウェルサポのフレンドナース、菊池です。
2月は寒さが厳しく、感染症が流行しやすい季節です。この時期は、インフルエンザと新型コロナウイルスの予防が特に重要です。
感染症を防ぐ基本のポイントや、万が一ママやパパ、子どもが家庭内で感染した場合の対処法について、一緒に確認していきましょう。

1.1月から2月はインフルエンザ流行のピーク
インフルエンザは例年1月から2月にかけて流行のピークを迎えます。今年も新型コロナウイルスとともに、全国で流行が報告されています。
症状は高熱、喉の痛み、咳、倦怠感が特徴で、特に保育園や幼稚園、学校に通う子どもたちは感染しやすい環境にあります。
今年の冬は、インフルエンザと新型コロナウイルスが同時に流行する「ツインデミック」が懸念されており、より一層の注意が必要です。
2.感染予防の基本を見直そう
インフルエンザも新型コロナウイルスも、主な感染経路は「飛沫感染」と「接触感染」です。
基本の予防策を改めて確認し、日常生活で意識をしましょう。
●手洗いの徹底
ウイルスは手を介して目や鼻、口から体内に侵入します
・石鹸と流水でしっかりと洗いましょう
・特に外出後や食事前は忘れずに洗いましょう
・アルコール消毒も有効ですが、手に汚れがある場合は流水での洗い流しが優先です
●正しいマスクの着用
・鼻から顎までしっかり覆い、隙間ができないよう着用しましょう
・使い捨てマスクは1日1回交換、布マスクは毎日洗濯しましょう
●室内の換気
・1時間に5~10分程度、窓を開けて空気を入れ替えましょう
・空気清浄機を利用している場合も、換気を欠かさないようにしましょう
●規則正しい生活
・栄養バランスの取れた食事、十分な睡眠、適度な運動を心掛けましょう
・野菜や果物に含まれるビタミンCや、日光浴で体内に生成されるビタミンDを意識的に摂取しましょう。
・生姜やニンニク、温かいスープなど体を温める食材を取り入れましょう

3. 家庭内感染を防ぐ工夫
万が一家庭の中で感染者が出た場合でも、冷静に対応すれば家庭内感染を防ぐことができます。ただ、毎日の家事や育児で忙しいママにとっては、感染対策をすべて完璧にするのは大変なことです。できる範囲で無理なく取り組みましょう。
●感染者のための「安心スペース」を確保
・個室を用意できれば、その部屋を感染者専用の空間として使いましょう
・個室が難しい場合は、カーテンやパーテーションで仕切ることも有効です
●共有スペースの使い方を工夫
・トイレや洗面所:使用後にドアノブや蛇口をアルコールで軽く拭き取りましょう
・タオルや食器:感染者専用のものを準備しましょう。使い捨ての紙コップや食器を活用すると手間が省けます
・頻繁に触れるもの:スイッチやリモコンなど、拭き取るだけでも効果的です
●換気と湿度管理
・室内の空気を定期的に入れ替えましょう
・湿度を50~60%に保ちましょう
感染した家族は、体調の不安に加え、「家族に迷惑をかけたかも」と感じることがあります。「ゆっくり休んでね」「みんなで協力して乗り越えよう」といった温かい声掛けが心の支えになります。また、心配しすぎてお互いにストレスを感じないよう、必要以上に恐れることなく、前向きに支え合いましょう。
4.感染したときの対処法
もしも感染が疑われる場合は、焦らずに以下のように対応しましょう。
- 解熱剤で熱を下げ、柔らかいものを食べて体力を保ちつつ、休養しましょう
- 発熱外来の受診には予約が必要な場合が多いため、事前に予約を済ませておくとスムーズです
- 医師の指示を受け、体調が回復するまで無理をしないことが大切です

1月から2月は感染症が流行しやすい季節です。
忙しい毎日の中で、感染対策や家庭内での工夫を全て完璧にするのは難しいこと。しかし、無理をせずにできることから少しずつ取り入れることで、家族を守る大きな力になります。
インフルエンザや新型コロナウイルスから家族を守り、安心して元気な冬を過ごしましょう!
<ウェルサポについて>
臨床経験豊富なフレンドナース(かかりつけナース)が、利用者自身の身心の相談はもちろん、子育てや介護、ご家族の健康に寄り添ったオンラインのチャット相談を行っています。他にも、オフラインで行う定期訪問サポートやアテンドサポートなど行っています。社会福祉士、健康運動指導士、助産師、管理栄養士などの専門家や他サービスとも連携して、利用者とそのご家族の「自分らしい健やかな暮らし」をサポートしています。
一般財団法人ウェルネスサポートLab(ウェルサポ)情報
webページ : https://www.wellsuppo.or.jp
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電話番号:092-231-9762
〇ライター紹介

菊池 美保(きくち みほ)
看護師歴20年。「祖母らしい最期」を目の当たりにしナースの道へ進む。
福岡赤十字病院に17年間在籍し、病棟管理職や病院運営を経験。患者さん第一の医療をモットーに、多方面で活躍するスーパージェネラリスト。
好きなこと:筋トレ、キックボクシング、スキンケアやコスメ研究
苦手なこと:細かい作業、長時間座りっぱなし
ライター紹介

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