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2023.03.22
#子育て

365日からふるに子育て!第14回~親子で身体をほぐすストレッチ~

「次世代へ健やかな未来をつなぐ」ウェルサポの健康運動指導士、権藤です。
我が家には小学校5年生の男の子と1歳の女の子がいます。1歳の娘は体がとても柔らかく、口に足指を運んだり脚を開いてぺたっと前屈をしたりと自由自在。一方、小学校5年生の息子はついこの間まで前屈で手の平が床にラクラクついていたはずなのに、いつのまにか手の平が床から離れるくらいになってきています。

赤ちゃんの時は柔らかかったはずの私たちの体はなぜ硬くなってしまうのでしょうか。今回はその原因や、体が硬くなるのを防ぐための方法、親子で楽しみながら取り組めるストレッチをご紹介します。

1.体はなぜ硬くなるの?

筋肉は骨にくっついています。子どもの身長が伸びる時に、筋肉の長さが骨の成長に追いつかずに引っ張られてしまい、筋肉の柔軟性が失われるため体が硬くなってしまうことがあります。また、運動不足も体が硬くなる原因の一つです。関節を動かす機会が少ないと筋肉の柔軟性が失われて体が硬くなることでケガや血流の低下につながることがあります。

2.体が硬くなるのを防ぐには?

  • 様々な運動や遊びを行う

成長期には体を十分に動かすこと、1つの運動にとらわれずに様々な運動や遊びを行い、筋肉が伸びやすくしなやかな状態にしておくことが大切です。

  • ストレッチを行う

お風呂上がりなど体が十分に温まった状態でストレッチを行うと大変効果的です。ストレッチは筋肉の柔軟性を高め関節の動きを良くするので、スポーツ中や日常生活でのケガを予防することができます。また、柔軟性が高まると血行が促進されるため、健康的な体作りに役立ちます。パパやママは腰痛や肩こりの予防やケアにも役立ちます。日常的に行うことが大切なので楽しみながら親子で一緒に行えるものがおすすめです。

3.親子でできる!オススメストレッチ

ぐるぐるまわり(肩甲骨周辺のストレッチ)

①子どもと向かい合い、肩幅より広めに両腕を広げ、両手を繋ぐ
②両手を繋いだまま同じ方向に回って背中合わせになる(「なーべーなーべーそーこぬけ」の要領で行う)
③手を繋いだまま向かい合わせに戻る
④逆回しも同じように行う

じゃんけん開脚(股関節周辺のストレッチ)

①子どもと向かい合い、両足をぴったりと揃えて立つ
②じゃんけんをして負けるたびに「つまさき」「かかと」「つまさき」「かかと」の順に足を少しずつ開く
③先にバランスを崩したりそれ以上脚を開けなくなったら負け

あっちこっちタッチ(全身のストレッチ)

①子どもと背中合わせで立ち、両足を肩幅くらいに開く
②前屈をして、脚の間で子どもと両手をタッチして体を起こす
③カラダを横に捻じって横で両手をタッチする(反対側も同じように行う)
④後屈をして頭上で両手をタッチする

前屈シーソー(背面や内腿のストレッチ)

①子どもと向かい合い、床に膝を伸ばして座り、お互いの足の裏を合わせる
②前屈して両手を繋ぐ(手が届かない場合は膝を曲げても良い)
③シーソーのように、お互いの手を引っ張りながら交互に体を倒す
④脚を左右に開き、同様に開脚した子どもと足を合わせる
⑤両手を繋ぎ、シーソーのように、お互いの手を引っ張りながら交互に体を倒す

ブラブラ腕ふり

①子どもと向かい合い、肩幅より広めに両腕を広げ、両手を繋ぐ
②両手を繋いだまま腕を左右にブラブラと振る
③しゃがんだり立ち上がったりしながら腕をブラブラと振る
④しゃがむ・立つの動きに加えて強弱をつけながらブラブラと腕を振る

 ※体の硬さに応じて力加減をしながら行いましょう。

筋肉の柔軟性を高め、体の柔らかさを保つことは、子どもだけでなくママやパパにとってもスポーツや日常生活でのケガを予防することにつながります。また、血流の促進によって健康的な体づくりにつながります。春は体を動かしやすい季節。ぜひ親子のコミュニケーションを楽しみながらストレッチに取り組んでみてください。

<ウェルサポについて>

臨床経験豊富なフレンドナース(かかりつけナース)が、利用者自身の身心の相談はもちろん、子育てや介護、ご家族の健康に寄り添ったオンラインのチャット相談を行っています。他にも、オフラインで行う定期訪問サポートやアテンドサポートなど行っています。社会福祉士、健康運動指導士、助産師、管理栄養士などの専門家や他サービスとも連携して、利用者とそのご家族の「自分らしい健やかな暮らし」をサポートしています。

一般財団法人ウェルネスサポートLab(ウェルサポ)情報
webページ : https://www.wellsuppo.or.jp
メールアドレス:info@wellsuppo.or.jp  
電話番号:092-231-9762 

〇ライター紹介

権藤 蕗(ごんどう ふき)

健康運動指導士歴18年。母親のパニック障害・膀胱癌以降、在宅看取りまでを父親と二人三脚で行う中で、周りの家族が自分らしく過ごすことの過酷さと大切さを実感。それを機に「健康なカラダとココロづくり」をモットーに運動指導を行う。現在ウェルサポで健康運動指導士として活動中。好きなことは筋トレと読書とピアノ。プライベートでは11歳の男の子と1才の女の子のママ。

ライター紹介

一般財団法人ウェルネスサポートLab 

ウェルサポ

臨床経験豊富な看護師がフレンドナース(かかりつけナース)となり、自身の身心の相談はもちろん、子育てや介護、ご家族の健康に寄り添ったオンラインのチャット相談を通して、「不安不調期から取り組む健やかな暮らし」のサポートを行う専門家チーム。

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