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中学受験を考える参考に!「2022年:学校教育と受験に関する意識調査」結果を紹介

子どもが大きくなってくると、中学受験が気になるというご家族も多いのではないでしょうか。
我が家でも第1子が小学3~4年生の頃、中学受験をするかしないかについて家族で真剣に考えたことがありました。受験をする子どもと、しない子供に学力の差が表れるのかどうかも気になる事柄でした。

今回の記事では子どもを持つ親が中学受験についてどう感じているのかを下記の3つの項目に分けイー・ラーニング研究所が行ったアンケート調査の結果をもとにお伝えします。

  1. 中学受験を「する」「しない」で子どもの学力に差は生まれるの?
  2. 学力別のクラス分けって必要?クラス分けをする教科は?
  3. 受験しない場合の学習は必要?

※紹介するアンケート結果は2022年10月4日~10月25日にイー・ラーニング研究所が子どもを持つ親435人にアンケート調査を実施した内容に基づいています。

出典:イー・ラーニング研究所調べ

はじめに 中学受験とは

中学受験とは、私立中学校や国公立の中高一貫教育校などに入学するため試験を受けることをいいます。

2022年現在、中学受験をする子どもは増えていて、住んでいる地域によっても異なりますが、首都圏では約5人に1人の子どもが受験しています。首都圏の小学6年生の人口は減少傾向にあるにもかかわらず、中学受験者数は8年連続で増加しているそうです。

1.中学受験を「する」「しない」で子どもの学力差は生まれる?

イー・ラーニング研究所が子どもを持つ親にアンケート調査を行ったところ、「中学校受験を目標とする子どもたちとそうでない子どもたちで、学力に差があると思いますか」という質問に「はい」と答えた親は8割以上になりました。

画像:イー・ラーニング研究所

さらに、「小学校でも中学校受験に関連した学習を行ってほしいと思いますか」の質問に「はい」と答えた親は約半数となりました。

画像:イー・ラーニング研究所

また、「はい」と答えた親の中でも7割以上が受験学習の中で「応用問題に触れる」ことを求めています。
基礎に留まらない発展的な学習を学校でも扱ってほしいという声があるようです。

画像:イー・ラーニング研究所

一方で「いいえ」と回答した理由として最も多かったのは「受験のために学校に通うわけではないから」が半数以上となり、次に「全員が受験するわけではないから」が続きました。

この結果から、学校では受験学習と学校学習を区別して考える親の声が多いことが分かります。

画像:イー・ラーニング研究所

2.学力別のクラス分けって必要?クラス分けする教科は?

「学校で、学力別のクラスに分けた学習を行ってほしいと思いますか」の質問について、半数以上が「はい」と回答しました。

画像:イー・ラーニング研究所

「特にどの教科において実施してほしいですか」の質問には、1位が「算数」、2位が「英語」となりました。

画像:イー・ラーニング研究所画像

また2016年5月にイー・ラーニング研究所が実施した子どもを持つ親を対象に行われたアンケート調査では、「好きな教科は何ですか(何でしたか)」という質問に対して、第1位が数学(算数)、第2位が国語、第3位が英語という結果になりました。

また「嫌いな教科は何ですか(何でしたか)」の質問に対しては第1位が数学(算数)、第2位が英語となっています。好きな教科も嫌いな教科も「数学(算数)」がトップになり、「英語」も上位になりました。

画像:イー・ラーニング研究所

好き嫌いがはっきりと分かれる算数と英語は、学力差が顕著に表れる教科のようです。
学校では、一人ひとりの子どもの学力にあった学習体制が求められていると感じます。

3.受験しない場合の学習は必要?

「受験をする予定がない場合も、家庭でも中学受験に関連した学習を行うべきだと思いますか」という質問では「はい」が約半数となりました。

画像:イー・ラーニング研究所

また、「はい」と回答した人に「家庭で中学受験に関する学習をする際に、どのような学習方法が良いと思いますか」と聞いたところ、約9割が「PC・タブレットを使った学習を行う」と答えています。

画像:イー・ラーニング研究所

インターネットが普及した現在では、学校や塾だけでなく家庭内でできる手軽なデジタルツールで行う学習に、需要が高まっているのではないでしょうか。

おわりに

中学受験を受けるか受けないかの選択により学力差が生まれるのか、また受験しないを選んだ場合の学習方法について、子どもを持つ親がどう考えているかイー・ラーニング研究所の調査をもとに記述しました。我が家には高学年の子どもがいますが、最終的に子どもの意見を聞いて中学受験を「しない」ことを選びました。

筆者の周りの中学受験をするお友達たちは、日々通塾して塾の宿題をこなしていて、学力差が確実に生まれていることを肌で感じています。我が家では中学受験をしないことで生まれる時間を、いずれ来る高校受験を視野に入れながら有意義に過ごしていきたいと思っています。

中学受験を控えておられるご家庭での議論の参考にしてみてください。

オリーブ 
ダブルワーク中のアラフォー主婦。園児1人、小学生2人の3児を子育て中。ビール飲みながら料理、動画見ながら洗濯物、掃除機かけながら読書。好きなことをしながら家事することが好きです。

ライター紹介

からふるMoms

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KaRaFuRuのママライターチームです。

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