365日からふるに子育て!第11回~子どもだって強い味方!自分から片付けられる子になってもらおう!!~
「次世代へ健やかな未来をつなぐ」ウェルサポのお片付けコーディネーター、又木です。
冬は寒いこともあり、お家で過ごす時間が増えます。ママやパパが忙しくて、お部屋が散らかっていると、不思議と自分のお家なのにくつろげず、疲れがとれないことも大いにありますよね。
そのような時に強い味方になってくれる存在が欲しいものです。家中までとは言わなくても、自分で使ったものだけでも元に戻してくれたら大助かり!今回は、忙しママ&パパの強い味方=「お片づけができる子ども」育成についてのお話です。
1.「お片づけ=楽しい&気持ち良いをインプットしよう!
体験を通して「片付けることが楽しいこと」と理解することができれば、3歳くらいになると自分で片づけができるようになります。でも、自然にそうなるわけではなく、体験を繰り返し段々と上達していくものなのです。
「片付けることが楽しいこと」を体験するためのはじめの一歩は「親子で一緒に楽しみながら」です。
- よ〜いドン、どっちが先に終わるかな?
- オリジナルの「お片づけソング」を親子で歌って盛り上がる!
- おもちゃになり切り「車庫に戻ります」「おうちに帰りたいな〜」「また明日、おやすみなさい」などでごっこ遊び!
このようにゲーム感覚で楽しくお片付けをした後は、「お片付けするとスッキリ気持ちいいね」「お片付け楽しかったね」などポジティブな言葉かけをしましょう。
ポイントはこの時、ママ&パパも本気で片づけを楽しむことです。面倒くさそうに嫌々片付けをしていたら、子どもの体験が「お片づけ=楽しくないもの」として蓄積されます。お片付けが苦手ではじめの一歩が難しい場合は、おもちゃを減らすなどして片付けなければならないものを最小限にすることをお勧めします。
もしお子さんの年齢がもう少し大きい場合は、年齢に合わせてゲーム内容を工夫して「初めは親子で楽しみながら」を実践してみてください。
2.お片づけ人材育成は声掛けがポイント!
ママやパパを喜ばせたい想いで溢れる子ども達は、大人の真似をして片付けをはじめます。初めのうちは上手にできなかったとしても、自分で片づけに取り組んだことを目一杯ねぎらい、ありがとうの気持ちを毎回伝えましょう。大好きな人が喜んでくれたという成功体験を積み重ねることで自己肯定感が高くなり、片づけに対しても前向きに取り組めるようになります。
他にも
- 片付けした空間はスッキリ気持ち良い
- おもちゃを踏んで怪我をするリスクがない
- おもちゃがなくなったり壊れたりしない
- 広くなったスペースでダイナミックな遊びができる
などお片付けのメリットはたくさんあります。ぜひこれらを子どもたち自身が体験する回数を増やし、片付けの良さやその必要性を丁寧にわかりやすく何度も伝えてあげてください。
3. 子どもが自分で片づけやすい工夫をする!
子どもが「お片づけ=楽しい」と感じるようになったら、片づけしやすい環境を整えてることが大切です。
片づけしやすい環境づくりのポイントは
- 子どもの意見を尊重しながら置き場所(=戻す場所)を決める。
- 置き場所は出し入れが簡単で、パッと見てわかる場所にする。
- クローゼット内の片づけは、クローゼットに入るカゴを準備し、そのカゴに片づけをした後に、大人がクローゼットにしまう等、二段階で行う。
- 絵や写真などを用いて視覚的にわかりやすくする。(ラベリング)
- きれい、完璧にこだわらない。
- 片づけのタイミングなどルールを親子で話し合って決める。
- 時にはやりたくない時もあることを受け入れ、無理強いはしない。
- できた時にはねぎらいの声掛けを多少オーバーに表現する。
※すごい、さすが、ママより上手、ママ助かる、等々
4.おまけ:片づけで育まれる「考えて選ぶ力」
片付けをする際、要るか要らないか、今使うか使わないか、目に見えるところに置いておくかクローゼットにしまい込むか、などいくつかの「選択」をしなければなりません。
そして「選択」をするためには必ず「考える」というプロセスが必要になります。普段の生活の中でも、私たちは常に「選択」をし続けなければなりません。子どもの頃から片付けを通して繰り返し「考え」「選択」をすることは、日常生活での「選択」の良い練習になり、今後の自分らしい人生づくりに大いに役立つことでしょう。
5.終わりに
ママ&パパの「お片づけに対するイメージ」がポジティブであれば、子どもも自然に片付けを楽しめる様になると思います。我が家は当初、完璧なお片づけにこだわりすぎて、「お片づけ=きつい」というネガティブなものになりました。
その後「時にはやりたくない時もあることを受け入れ、無理強いはしない」ことを実行するようになり、とても片づけが楽しくなり、心は楽になりました。それぞれのライフスタイルにあった、「お片づけルール」を話し合い、くつろげる空間づくりを楽しんでいただけたら嬉しいです。
<ウェルサポについて>
臨床経験豊富なフレンドナース(かかりつけナース)が、利用者自身の身心の相談はもちろん、子育てや介護、ご家族の健康に寄り添ったオンラインのチャット相談を行っています。他にも、オフラインで行う定期訪問サポートやアテンドサポートなど行っています。社会福祉士、健康運動指導士、助産師、管理栄養士などの専門家や他サービスとも連携して、利用者とそのご家族の「自分らしい健やかな暮らし」をサポートしています。
一般財団法人ウェルネスサポートLab(ウェルサポ)情報
webページ : https://www.wellsuppo.or.jp
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電話番号:092-231-9762
〇ライター紹介
又木 明子(またき あきこ)
専業主婦時代に整理収納アドバイザ−1級の資格取得し、お片付けコーディネータ―歴10年。ママだけが頑張らない片付けの仕組づくりこそが家族の幸せをつくる!をモットーにお客様の「大切な想い」に寄り添いながら活動中。好きなことは音楽を聴きながらお酒を飲むこと。プライベートでは子育て卒業間近の子どもたちを横目にセカンドライフに向けてボイストレーニングに励み中。
ライター紹介
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