#子育て
毎日勃発するきょうだい喧嘩。その時、ママはどうする?~幼児期編~
我が家には2歳と4歳の姉妹がいます。赤ちゃんの頃は下の子が一方的に泣かされていましたが、下の子が成長するにつれて喧嘩が増えてきました。
喧嘩がはじまると、親としてどう対応したらよいのか分からないこともありますよね。周りのママから聞いた話や、我が家の普段の様子をご紹介します。喧嘩のときのママの対応の手助けになれば幸いです。
我が家の姉妹は毎日喧嘩ばかり
我が家の娘たちの喧嘩のきっかけは様々。よくあるのはおもちゃの取り合いです。いろいろおもちゃはあるのに、なぜか相手が持っているおもちゃが欲しくなるようで、よく取り合いをしています。
また食べものの取り合いもあります。別々に取り分けても、自分の方が量が少ない、〇〇ちゃんの分も欲しいなどと喧嘩になってしまいます。
そして、お風呂でも喧嘩は起こります。どちらが先に髪や身体を洗うか、どの椅子に座るかなど、思わず「どっちでもいいよ・・・」と言いたくなるような些細なことで喧嘩をしています。
上の子が下の子のお着替えなどお世話をする様子はとても微笑ましいですが、絶賛イヤイヤ期の下の子は気分によってお世話されるのを嫌がります。自分でやりたい下の子と、お世話したい上の子とで喧嘩がまた始まります。
ときには手が出ることも。幸い大ケガに至ることはありませんが、お互いに叩いたり体を押したりするため、時にはケガをする時も。まだうまく言葉で思いを伝えられない下の子は特に激しく、上の子の顔や腕に噛みついて歯型が残ったり、髪を引っ張って数本抜いてしまったこともありました。
喧嘩の中で学ぶことがたくさんある
きょうだい喧嘩がはじまると、親としてはやめてほしくてついつい口出ししたくなります。しかし、喧嘩の中で子どもたちはさまざまなことを学んでいると思います。例えばおもちゃの取り合いを例に挙げると、
・おもちゃを奪うと相手は嫌がったり泣いたりする
・自分がおもちゃを奪われると悲しい気持ちになる
・「貸して」と伝えて譲ってもらえると嬉しい気持ちになる
・貸してほしいおもちゃがあったら、他のおもちゃを代わりに渡してみる
など、自分の気持ちを相手に伝えたり、相手の気持ちを想像するきっかけになったり、折り合いをつけるためにどうしたらよいのかを考えたりできます。
また、叩かれたら痛いこと、叩くと相手も痛いこと、力いっぱい相手の身体を押すと相手が転んでしまうことなども学べます。
ある先輩ママとの会話で、印象に残っている言葉があります。それは「もっと喧嘩させればよかった」ということ。そのママの子どもは人との関わりが少し苦手だそうで、その原因として「喧嘩をすぐにやめさせていたからかもしれない」と言っていたのです。
もちろん状況によって止めに入るべき喧嘩もありますが、ある程度、親として見守る姿勢も大切だと思います。周りの大人が子どもの成長の過程で喧嘩はあって当然であり、その中での学びもたくさんあると認識した上で、対応していくことが必要なのかもしれません。
喧嘩の対応でママたちが気を付けていること
毎日勃発するきょうだい喧嘩ですが、その時の親の対応として筆者や周りのママたちが気を付けていることをご紹介します。
手を出したら止めに入る
ヒートアップしてどちらかが手を出す時は、仲裁に入ります。お互いにまだ力加減が分かっておらず、ケガをする場合も多くあるからです。
手を出してしまった子どもには、叩いたり押したりすると相手が痛い思いや怪我にいたること、思いを言葉で伝えてほしいことなどをその都度真剣に話すようにしています。
どちらかの味方にならない
特に気を付けているのは、「お姉ちゃんだから」という理由で上の子を悪者にしたり、我慢させないことです。筆者自身は末っ子ですが、子どもの頃に姉がよく「お姉ちゃんだからと言われるのが嫌」と言っていたのを覚えています。
喧嘩はどっちもどっちなケースが多いです。どちらか一方だけを責めたり、どちらかの肩をもたないよう気を付けています。
介入しすぎない
喧嘩の中で子どもたちは様々なことを学びます。喧嘩をすぐに止めに入らず様子を見ています。また、毎回親が介入していると、すぐに大人に助けを求めるようになってしまうと思うからです。子ども同士の喧嘩は子ども同士で解決できるようになってほしいので、干渉しすぎないように気を付けています。
介入するときは双方の話を聞く
収まりそうにない場合は仲裁に入ります。その際は、見ていてある程度知っていたとしても、何があったのかを聞くようにしています。上手に伝えられない2歳の下の子へは、「これが欲しかったの?」「(着替えなどを)自分でやりたいの?」と答えられるような質問をするようにしています。
「△△ちゃんはこれが欲しいみたいだけど、貸せる?」「〇〇ちゃんは自分で着替えたいんだって」という具合にそれぞれの気持ちを代弁して、仲裁に入るようにしています。また、介入する際は感情的にならず、第三者の立場で淡々と話を聞くこともポイントです。
仲良く遊んでいるときに褒める
喧嘩しても落ち着くと、子どもたちは何もなかったかのように仲良く遊ぶものです。仲良く遊びはじめたら、「〇〇ちゃんと△△ちゃんは仲良しだね」「仲良く遊んでくれて嬉しいな」などと伝えています。
おわりに
親としては、きょうだい喧嘩の対応に悩んだり、自分までイライラすることもありますよね。子どもの喧嘩はあって当然であり、喧嘩自体は悪くないと思います。ただ、手を出したり頻繁に意地悪をするなど、悪いことは悪いと子どもに伝える必要はあります。
喧嘩の中で学ぶことも多いため、様子を見守りつつ、必要に応じて仲裁に入るなど、子どもの成長や安全を考えた対応ができるといいですね。
ハナミ
2人姉妹の子育て奮闘中。家事や育児の傍ら在宅ワークに励んでいます。ネットショッピング&スイーツが大好き。
ライター紹介
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