子どもがお風呂を嫌がるときの対処法。イヤイヤするときはどうする？

１日１回おとずれるお風呂タイム。子どもに「お風呂だよ～」と声をかけても、イヤイヤされてなかなか入れないご家庭も多いのではないでしょうか。嫌がる子どもをお風呂につれていくのはとても大変ですよね。

周りのママやパパはどのように子どもをお風呂に誘っているのでしょう。周りのママや我が家の体験談を交えつつ、お風呂を嫌がるときの対処法を考えてみました。

子どもがお風呂を嫌がる理由

そもそもなぜ子どもはお風呂を嫌がるのでしょう。

我が家の場合、お風呂を嫌がるのは入る前だけ。浴室に入ってしまえばさほど嫌がることはありません。４歳の長女いわく「面倒くさいんだもん」とのこと。

周りのママたちに話を聞くと、「頭を洗うのを嫌がる」、「体を洗わせてくれない」なんて声が聞かれました。

暑い、寒いのが嫌、服の着脱が嫌、お風呂前の遊ぶ時間を中断するのが嫌など、いろいろな理由が考えられます。我が子はどうしてお風呂を嫌がっているのかがわかれば、対応策を見つけやすいかもしれませんね。

お風呂を楽しく！イヤイヤする子どもへの対処法

お風呂に入らない！なんていう子どもをお風呂へ誘うためにはどうすればよいのでしょう。周りのママの話やSNSなどを参考に、今日からでも真似できそうな解決策をご紹介します。

お風呂までの流れをルーティン化

お風呂は毎日入るものですから、お風呂までの流れをルーティン化しているご家庭もあるようです。

周りのママからは
「お風呂に誘うときは同じ歌を歌って連れて行くとスムーズ」
「保育園から帰宅したら、家で遊ぶ前にまずお風呂に入るよう習慣化した」
なんて声が聞かれました。

ルーティン化することで、お風呂への心の準備が整う場合もあるでしょう。無理なく続けられるルーティンを考えてみるのもよさそうですね。

ペットボトルや食品トレイを持っていく

お風呂での水遊びを楽しみにしている子どもには、空きペットボトルや食品トレイを水遊び用にお風呂に持ち込むのもおすすめです。

我が家ではペットボトルの底に穴をあけてジョーロにしたり、食品トレイに絵を描いて船に見立てたりして遊んでいました。

お風呂用のおもちゃも別にありますが、飽きてしまうし新しいおもちゃばかり買っていられませんよね。

いろいろな形に工夫しやすいペットボトルや食品トレイなら楽しみ方もさまざまです。我が家では欠かせないお風呂アイテムとなりました。

アイディアが◎！お風呂で氷遊び

子どもたちがパパとのお風呂を嫌がるとき、我が家のパパがいつも用意しているのが氷です。大きな丸型の氷を子どもに持たせて「これで遊ぼう」と誘うと、嫌がっていたのが嘘のように大喜び。「つめた～い」と言いながら、すぐに服を脱いでお風呂に入りたがります。

そしてそこへ繋がる遊びが、おもちゃを凍らせてお風呂に持っていくアイディア。

SNSで見かけた方法をパパに実践してもらうと、さらに子どもたちが楽しんでくれるようになりました。

空き容器に濡れてもいいおもちゃと水を入れて凍らせれば準備ＯＫ。

氷がすぐに解けてほしいなら豆腐が入っていた空き容器などで小さく作り、氷を長持ちさせたいなら牛乳パックで作るのがおすすめです。

子どもの好きなおもちゃを氷に入れて「取ってみよう！」と声をかけて遊んだり、「氷が解けるのと頭を洗うの、どっちが早いかな？」なんて競争したりしながら楽しんでいます。

順番が最後ならぜひ！服をきたままお風呂

数年前に私の実家に帰省した際、たまたまお風呂の順番が私の実母と子どもが最後になったことがあります。その日は子どもの機嫌が悪くお風呂をイヤイヤ。そこで実母がとった方法が、服を着たままお風呂に入る奇策？です。

「脱ぐのが面倒なら洋服のままお風呂に入ってみる？」

と聞くと、最初は意味が分からなかったようですが、数秒後には目をキラキラさせて浴室へ。洋服を着たまま洗髪するだけでも大喜びで、そのまま浴槽にじゃぼんと入っていました。

バシャバシャと十分に遊んだところで、服を脱いで体を洗います。その後は浴槽に入ることなく出てきてパジャマに着替えました。

感想を聞いてみると
「服が重かった」
「（空気が入って）ぶくぶくってなった」
「色が変わったよ」
「いいのかな？って思っちゃった（笑）」

などなど、いろいろ教えてくれました。

毎日できるわけではないですし衛生面でも気になることはありましたが、「服のまま入ると体が重い」と知ることも含め、子どもにとってはよい経験になったのかなと思います。

お風呂の誘い方を考えてみよう

お風呂をイヤイヤする理由は子どもによってさまざまです。嫌がる子どもを見るとつい口調も強くなりがちですが、無理やりお風呂に入れてもリラックスしにくいかもしれません。

親子で楽しいお風呂タイムを過ごせるよう、自分たちにあった対処法を見つけてみてはいかがでしょうか。

上田美里
一男一女を育てる30代フリーライター。子どもを振り回し、振り回されながら、楽しい＆心地よい暮らしを目指し奮闘中。